いまスコットランドがアツい (平均気温は低いけど)
この冬に日本人選手3名が同時にスコットランドの名門セルティックへの移籍が発表された。
加えて、移籍直後には得点やマンオブザマッチに選出されるなどすでにスコットランドでもインパクトを残している。
2021年の夏には古橋選手がセルティックへ移籍しており、2022年1月現在ではセルティックに4名の日本人が所属するという奇跡が起きている。
スコットランドでは空前の「日本ブームがきっと来るでしょう!」という勝手な妄想をぼくはしてる。
スコットランドってどこ
スコットランドはイギリスの一部でグレートブリテン島の北部に位置している。
ちなみにイギリスは4つの国から成り立っている。
スコットランドは緯度が高く(エディンバラは56度/ロンドンは51度/札幌は43度)、年間を通じてどんよりしている天気が特徴。小雨は頻繁に降るが、傘を使用しない人が大多数なのが特徴である。
※フード付きのパーカーは必須アイテム。
緯度が高いので、白夜とまではならないが、夏は23時くらいまで明るい。日本人からすると違和感しかない。メリットは外でビールがより美味しい(雨が降ってくるけどね)。
スコットランドの首都はエディンバラ。街が世界遺産となっている美しいエリアだ。また、商業の中心はグラスゴー。当時自分が住んでいた時はイギリスで最も治安の悪い街のひとつと言われていたが、特に危険な思いはしたことがない。
日本からスコットランドへの直行便はない。ロンドン経由やアムステルダム、パリ経由等でスコットランドへ行くことができるが、トランジット含め、時間がかかって行きづらい国であるのは間違いない。
ざっくりサッカー事情
サッカーに関しては、イギリスを構成する4つの国がそれぞれサッカー協会を持っており、W杯やユーロなどの国際主要大会はそれぞれの国として出場している。
ただし、オリンピックに関しては、1ヵ国に1チームしか出場できないため、イギリス代表として出場を選択するしかない。つまり、オリンピックでイングランド代表やスコットランド代表を観ることはない。
ロンドンオリンピックでは開催国であったことに加えて、予選がなかったことも影響して、イギリス代表として出場していたというレアなケースだったと思う。
日本のメディアでもプレミアリーグが話題になるが、あれはイングランドの国内リーグだ。スコットランドにはスコティッシュプレミアシップというスコットランド1部リーグがある(2部や下位リーグもある)。
有名なのは「レンジャーズ」と「セルティック」だ。
この2クラブはグラスゴーを拠点としているチームでダービーは「オールド・ファーム」と呼ばれている。ぼくがスコットランドにいた時には「危険だから行かない方がいい」と言われていた。
この「オールド・ファーム」は宗教の代理戦争(プロテスタント系のレンジャーズとカトリック系のセルティック)も言われているのだ。
その「オールド・ファーム」で早速結果を出したのが、旗手選手だ。2ゴール1アシストをマークしてセルティックは暫定で首位になった。
歴代日本人所属選手
今までで8名の日本人選手がスコットランドでプレー(うち4名は現在セルティックに所属)。
現在は日本人選手が4名所属しており、スコットランドに在住していたぼくからすると信じられない&すごく嬉しい。
これは監督がポステコグルーという理由が大きな要因だとは思う。ただし、中村選手の功績も影響していると個人的には思っている。セルティックというクラブで日本人選手の価値を上げたのは中村選手だ。クラブのレジェンドとして今も愛されている選手。自分も中村選手のおかげで日本人としてスコットランドでは色々な人に話をかけらたりした。
食野選手が所属していたハート・オブ・ミドロシアンFCは通称「ハーツ」と呼ばれており、エディンバラに本拠地がある。
川島選手が所属していたダンディー・ユナイテッドはダンディーという街を拠点にしているクラブだ。ダンディー駅の目の前には海が広がっている。
※髪を切りに行く場所がダンディーだったので、いまだに覚えている。
プレミアリーグを含めた5大リーグへのステップアップ
リーグで活躍すれば同じイギリスのイングランド「プレミアリーグ」へグッと近づくことができる。また、セルティックなどの強豪に所属していれば、チャンピオンズリーグに出場できる可能性が高い。チャンピオンズリーグでは多くのスカウトが集結するので、5大リーグにステップアップできる切符が手に入るのだ。
やっぱりヨーロッパでプレーすることでステップアップできるチャンスが増えることは間違いない。また、環境に適応していることも獲得を検討しているクラブとっては重要である。さらに語学力も身についていればより可能性は増える。
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