非エンジニアが初めて技術カンファレンス(#phpcon2022)に参加してみた
こんにちは、@dai___youです。
今回は、『非エンジニアが初めて技術カンファレンス(#phpcon2022)に参加してみた』をテーマに"非エンジニア視点"で技術カンファレンスのまとめを書いていこうと思います。
PHPカンファレンスの概要
👇に参加してみたので、カンファレンス詳細は以下リンクをご覧ください!(今回はオフラインとオンラインでの開催!登壇社はオフラインが多く、いつもとは違った会場からの緊張感があって新鮮でしたw
登壇者の方々は本当にお疲れ様です🙏)
参加したトーク
9/24-25の2daysにわたるカンファレンスの中で以下トークに参加しました🙌
Day1
開発組織の生産性を可視化する ~ State of DevOpsとfour keysとは ~ by ランサーズ いさな@isanasan_さん
Day2
1.急成長3社サービスの開発ストーリー〜継続成長を支える技術と仕組みのお話〜 by FLEXY CTO meetup 以下スピーカーの方々
Makuake CTO/生内 洋平@ikunaiさん
BASE CTO/川口 将貴 @dmnlkさん
pixiv 開発リーダー/宇佐美 健太@tadsanさん
2.エラーと向き合い、自信を持ってサービス開発に取り組み、前に進む by Hamee きんじょうひでき@o0h_さん
3.理解共有どうしてますか? by 弁護士ドットコム 土屋 直樹@TSUCHIYA_Naokiさん
それぞれのトーク内容のまとめと感想を書いていきます!
〜Day1〜
開発組織の生産性を可視化する ~ State of DevOpsとfour keysとは ~ by いさなさん
本トークのゴールは、開発組織とステークホルダーの間の共通言語を獲得すること
パフォーマンスチューニングの世界では、「推測するな、計測せよ」とよく言われるが、開発組織のパフォーマンスでも、同様の考え方をしよう
開発組織のパフォーマンスを計測するにはState of DevOpsが参考になる
State of DevOpsは科学的な研究成果から得られたものである
State of DevOpsはDevOps Research and Assessment(DORA)という研究機関によって調査されたレポート。DORAはGoogleに買収されて、現在もGoogle傘下として活動している。
State of DevOpsに関しては、自分も読んでいたので以下もご参照ください
State of DevOpsのまとめnote:https://note.com/dai___you/n/n20e6dfb15c2f開発組織のパフォーマンス計測指標ではFour Keysが有名
全ての指標を見るとハックしづらいのがFour Keysのいいところ
Four Keysは財務諸表とも紐付けられる
Four Keysと財務諸表の関連付けの参考:https://twitter.com/dai___you/status/1573592068718731264?s=20&t=FKnT045JTWFTeF-99vWpAgFour Keysに関しては、ANDPADしばゆーさんのPodcastが参考になるとのこと
https://tech.andpad.co.jp/entry/2022/03/08/110000State of DevOps以外には、『LeanとDevOpsの科学』がFour Keys関連で有名な書籍
Four Keysは経営も巻き込んで目線合わせをするとよい
Four Keys計測ではツール導入と内製がある
ツール導入:Findy TeamsやLinearBなど
内製:GitHub APIからデータを引っ張ってくる
Four Keys計測基盤が整備された後、どういうアクションをとれば開発生産性は改善されるか
DevOps capabilitiesを高めること! DevOps capabilitiesについて👉cloud.google.com/architecture/d…
DORA's research programもDevOps capabilitiesを理解するうえで以下ま参考になる
devops-research.com/research.htmlDevOps capabilitiesは現在27つで定義されている
技術・プロセス・測定・文化にカテゴライズされている
目的や状況に応じて、どのケイパビリティを高めていくか?目線あわせをしながら、生産性改善に取り組むとよい
感想:
Four Keysについて改めて理解が深まった
Findy Teamsが出てきてビックリした!
DevOps capabilitiesの解像度をもっと高めないといけないな、と再認識
DevOps capabilitiesを生産性改善の共通言語とするのは有効
Four Keysは財務諸表とも紐付けられる<ーここの解像度をもっと上げたい(完全に理解できなかった)
"組織を変えようと思ったら上からも下からも変えなきゃいけない"は名言(by 名無しさん podcast)
@Keisuke69 さんと @toriclsさんが @ryuzee こと吉羽さんをゲストにプロダクトマネジメントについて話している会からの引用
〜Day2〜
1.急成長3社サービスの開発ストーリー〜継続成長を支える技術と仕組みのお話〜 by FLEXY CTO meetup スピーカーの方々
Makuakeさん、BASEさん、pixivさん3社において、PHPでどんなフレームワーク使ってるの?というのと組織のお話
CakePHP、FuelPHP、Laravel、Go、モジュラモノリスなど様々な単語が出てきた(これからもっと勉強しなきゃ!)
CakePHP2 からCakePHP3へのアップデートはかなりパワーかかるとBASEさん
FuelPHPのコントリビューターは現在2,3名しかいないので、なかなかバージョンアップしない…ので、誰か一緒にアップデートさせましょう!とマクアケさん
最近のフレームワークではLaravelがトレンドになってきているとのこと
現状、各社コンテキストを意識したフレームワーク選定および開発を実施しているとのこと
フロントエンドの分割は、この急成長フェーズの会社だとよく課題にあがる話
このフェーズの急成長エンジニア組織3社に共通する要素はあるよう
チームを跨いでコミュニケーションをとってくれる人は本当に貴重
コロナ渦で入社された方が多いので、リモートで信頼貯金がなかなか簡単に貯まりづらい状況になった。マネージャーを中心にペアプロ・モブプロをしてコミュニケーションを活発にとっていて、組織活性化にはうまく効いている印象(Discord.Gather活用)とBASEさん
能動的にコミュニケーションを取れる人材は重宝したい。Gatherをいれてもそういった人材がいないとうまくワークしなかった。ツールの問題ではなく、コミュニケーションへの意識が大事。
"コミュニケーションが活発なチームはクリエイティブ"である
感想:
CakePHP、FuelPHP、Laravel、Go、モジュラモノリスなど様々な単語が出てきた(これからもっと勉強しなきゃ!)[2回目]
日常業務においても能動的にコミュニケーションをとっていきたい
リモートワーク下におけるコミュニケーションにおいて同期性を担保するのは大事
〜Day2〜
2.エラーと向き合い、自信を持ってサービス開発に取り組み、前に進む by きんじょうひできさん
きんじょうひできさんのこの考えは素敵だった(開発者体験よく働きたいと考えているエンジニアは多いはず)
”やるなら意味のあるものを、自信を持って作りたい”
”気持ちよく開発に取り組みたい”
自身を持って開発できてますか!?
ー>”エラーと向き合うことで一定解決できるのでは?”というのが本トークの一定解書籍にも『ソフトウェアプロフェッショナルの最初の約束は「害を与えてはならない!」である』とある
Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計: Robert C.Martin, 角 征典, 高木 正弘
https://www.amazon.co.jp/Clean-Architecture-%E9%81%94%E4%BA%BA%E3%81%AB%E5%AD%A6%E3%81%B6%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%81%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0%E3%81%A8%E8%A8%AD%E8%A8%88-Robert-C-Martin/dp/4048930656どれくらいエラーって起こってるのか?
ー>生産性が高いハイパフォーマーな組織でも”21%”も予定外の作業や修正作業に時間を費やしている
https://twitter.com/dai___you/status/1573913685428342784エラーをそのまま放置しておくとコストがかさむ
https://twitter.com/dai___you/status/1573914540114251777逆に、エラーと向き合うことで、コストを最小化できる
エラーと向き合っていくためには「おーい、人間頑張れ〜」というのではなく、「仕組み」で解決しよう
”「完璧なシフトレフト(なるべく早い段階(前工程)で対応する)」などない”
エラーモニタリングツールではSentryがおすすめ
定量指標の取得・監視方法はウェディングパークさんの👇も参考になるとのこと
エラー監視とテスト体制への改善作戦@zosokh / PHPerKaigi2022
感想:
152ページの資料を60分で話しきるのすごすぎた
エラーと向き合うことが開発者体験の向上につながる
Day1の開発組織の生産性を可視化する ~ State of DevOpsとfour keysとは ~が参考文献に入ってて仕事はやすぎます👇
〜Day2〜
3.理解共有どうしてますか? by 土屋 直樹さん
情報設計をもっと身近に
情報設計にはalps-asdがおすすめ
alps-asdの良さ
手軽さと厳密さのバランス
HTMLを書ける程度の知識でエンジニアじゃくても一定使える
Webサービス全般に適用可能
純粋な情報設計に注力できる
感想:
情報設計は大事
alps-asd全然わからんのでこちらももっと勉強しなきゃ!
さいごに
まとめと感想は以上です!
Findyで非エンジニアながら、技術理解を深める中で、”わかること/わからんこと”色々ありましたが、”わからんこと”が見つかっただけでカンファレンスに出た意味があると感じました。
また、数ヶ月前までは”わからんかったこと”も、”わかる”となっていたのは少し進歩でした。
総じて、とても学びが深く、楽しいカンファレンスでした!
ありがとうございましたー!
これからも日々精進です!
ではでは〜〜:D
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