ハムスターにみる『弱者の逆転戦略』
こんにちは!あそび屋だいです。
今回はすこし変わりダネのお話。
「圧倒的弱者の逆転戦略」について話していきたいなと。
このnoteを読めば、「弱者は弱いわけではない」という不思議な境地が見えてくるはずです。自分は弱くて何もできない…と日々思う人はぜひ読んで頂きたいなと。
どうしても戦わないといけないとき、
もしくはずっと戦い続けている果てしない日々に、何かヒントなどになればと思います。
それでは、いってみましょー!
条件が揃えばハムスターは強いらしい
先日、友人宅で面白い話を聞いた。
友人は大の生き物好きで自宅にもありとあらゆる両生類、爬虫類、植物、魚類などを飼っている。
壁一面飼育ケージが覆い、初めて訪れたときは圧倒された。生き物好きの僕は目を輝かせて質問攻めにしたのを覚えている。
他にも蛇類の、より簡単で快適な飼育方法の開発や、自然環境に近づける研究など、もはや独学の域を完全に超える世界が普通のアパートのその一室には詰まっていた。
そんな中、この日もとても興味深い話をしてくれた。
きっかけは何だったか覚えていないけれど、
昔飼っていたらしい「ハムスター」の話になった。
「以前、蛇のケージを掃除しようとしたとき、ハムスターのケージに蛇が逃げ込んじゃってさ…」
そう話し始めた。
普通に聞いてる僕からしてもヤバい。
ハムスターと蛇だ。
圧倒的強者と圧倒的弱者。誰が見ても明確な実力差。僕も悲惨な結果を想像した。
だが、、、
「ハムスターが蛇をボコボコにしたんだよね。」
え、、、???
「蛇がたまらずケージに逃げて来ちゃった」
え、、、、、?ハムスター強、、そんな強いの?
友人はこの頃はハムスターを研究対象としていたらしく、そのためハムスターの飼育環境を「自然界」に近い環境で育てていたらしい。そして、その結果どうなったか…
「ある一定の湿度や土の配合で、ハムスターって土に穴を掘って巣を作るんだよね。
その穴でハムスターは暮らすんだよ。
そして、蛇が襲ってきたとき初めて見たけど、
ハムスター、自分の巣を持っていると縄張り意識が強くなって、巣を巧みに使った戦略でめちゃめちゃ強くなるんだよね。
巣に隠れたり、穴に入ってきたら噛みついて逃げたり、砂をかけたり、奇襲をしたり。
結果、蛇もたまらなくなって慌てて逃げてきた笑 」
思わず笑ってしまった。
ハムスター、強すぎ。。
僕はその話を聞いて、僕のような社会的弱者にも通じるところがあるなとぼんやり考えていた。
ハムスターの弱者戦略、なんだか身に覚えあるぞ…。
ハムスターからみる弱者の逆転戦略
巣を作ったハムスターは一体何をしたのか。
僕が思うに、自然界でも弱者であったハムスターは「選択」と「集中」を駆使して生き延びてきたのだと思う。
自分が最も有利に動ける場所「巣」を選び、
その中で自分の武器「歯」や「爪」、「俊敏さ」を使って奇襲をかけた。
右も左も分からない巣の中でふと現れては消えていくハムスターを追いかけ、深入りするほど身動きが取れなくなり、噛まれ引っかかれる一撃離脱をされては蛇もそれは堪らなかっただろう。
僕でもゾッとする。ランボーもびっくりのゲリラ戦。勝てる気がしない。
でも、ハムスターは身一つと環境を使ってこの戦略を成し遂げた。何も特別な道具や火を使ってもいない。本能と自分の持っているわずかな特徴だけだ。
それでも、短所と思われる小さい体を長所に変え、環境を道具と化し、大きな蛇を迎え撃った。
これは僕ら人間にも真似できるものがあるかもしれない。というより、歴史的にみても周りのなんだかんだ上手に生きている人たちを見ても、そんなふうに戦っている人達がちらほらいると気がついた。
思えば、普通ができない僕もそうやって生きてきたかもしれない。
弱者ゆえの「ジャイアントキリング」はどうやって成り立っているのか?そして、どう使えばいいのか?
僕らのジャイアントキリング
弱者は強者と同じ戦い方をしてはいけない。
パワーで真正面から同じ土俵に立ってはいけないのだ。
ではどうするか?
自分にだけ圧倒的に有利なフィールドを作ること。そして、決して相手に決戦を挑まないこと。決戦になる前に終わらせるのだ。
ハムスターは自分の巣を作った。それは自分だけが動ける勝手知ったる絶対領域。ここにいる限り相手は力を発揮できないのに、ハムスターはシャッと動ける。楽しさすら感じられるだろう。
それでも、まだ油断はできない。相手は天敵だ。真正面から勝負を挑めばやられる可能性は大いにある。
だから奇襲をかける。蛇が穴になれる前に砂をかけ、目くらましをし、噛み付いて、逃げる。そして、消えたと思えば現れて引っ掻く。そしてまた消える。
見事だ。穴の中では、あの小さくてふわふわした生き物が蛇をも倒す悪魔となる
これは凄い。この方法を社会的弱者の僕としてはぜひとも落とし込みたい。
ではまず、僕にとっての「ハムスターの巣」はどう作ってきたのだろう?
「ハムスターの巣」を満たす大切な要素は主に3つ。
「安全」で「よく知っており」かつ「自分の為にオーダーメイド」された場所だ。
この3つを満たす環境を作ることができれば、強者に対しても圧倒的に有利な自分だけの巣が作れる。
例えば僕は、朝が起きれずマルチタスクが苦手で人間関係が破滅しやすく、決まったルーティンができない人間なので常識的な会社員は無理だった。仕事をバリバリこなしながらいつもニコニコしているあの人たちには到底敵いそうもなかった。
だから自分だけの「巣」を作った。
組織に勤めることをまず辞めた。
その代わり生活費を徹底的に下げ、ミニマムで一番動きやすい生活を手に入れた。過度な労働や人間関係に縛られることを辞めた「安全」を手に入れた。
そして次に、習慣も変えた。変えたというより「自分」に合わせた。朝は起きず夜から行動する、極力予定を入れない、一日に3つ以上のタスクをつくらない。「自分を知る」ことを始めた。
そして、余ったエネルギーや時間を使って、
好きで得意なことを活かしながらさらに生活を自分好みに変えていく。環境を「オーダーメイド」していった。
そうして少しずつ、自分だけのテリトリー、「ハムスターの巣」を掘っていった。
地上で絶えず恐れていた人間関係や常識やルール、思い込みなどは「巣」に入れば見えなくなり余計な気力も使わず安心して寝床につけるようになった。
余った体力でたまに外に出ては仕事をするけれど、辛くなったらすぐに「巣」に戻った。そしてゆっくりとじっくりと休みながらより楽にエサをとる方法を考えた。
それでも、忘れてはいけない。
「天敵」は来る。
僕からすると「社会」という名の天敵だ。
生活をしていかなければならない。お金もそれなりに稼がないといけない。完全に人間社会をゼロにしては生きていけない。そんなプレッシャーがじわじわと忍び寄ってくるのを感じた。
ハムスターはピンチになった。
それでも、この環境ならハムスターは決して弱者ではない。
テリトリーに入った時点で、警戒すべき常識や人間関係、ルールなどは排除されている。残る相手は、生活を維持する「資金」ぐらいなものだ。
ハムスターにも、小さいながら爪や牙はある。必殺とまではいかなくても十分武器になる。
僕には「人の話を引き出す」という武器があった。
相性のいい相手限定だけれど、相手さえ選べばとてつもなく深く相手の良さを引き出せるようだった。それは僕の気質であるHSPや、これまで「自分には価値がない」と思っていた過去が偶然生み出した、いわば特殊技能。
そして、その技能は十分に体力があり余裕を持てる「巣」の中では最大化された。
僕の発信を見てくれて、共感してくれる最高の相手に「相手自身の価値」をみつけて提供する。その方だけにしかできない生き方を探し出して2人で実現していく。対価だけでなく、この先も付き合いたいと思える関係性まで沢山見つけることができた。
そうやって、世にいう「社会」を「好きで得意なこと」を爪と牙に見立てて、一撃入れては消え、ふとした時に噛み付いては逃げ、自分の戦い方を確立していった。
徐々にあれだけ恐ろしかった社会が
「どうにかできる相手」に変わったいった。
「ハムスターの逆転戦略」が完成した。
クライアントさんにみる逆転戦略
僕の戦略は、もちろん僕のクライアントさんにも伝えている。
優秀なクライアントさんたちはとても「弱者」とは言い難いのだけど、本人たちにとってはやはり辛いものがたくさんあるのだと思う。
そんなときに僕は、それぞれその人に合ったアプローチでこの「ハムスターの逆転戦略」を伝えてきた。
あるクライアントさんは、
「バリバリに働いてたキラキラ光る理想の自分」と「体力がなくすぐ落ち込む自分」にギャップを感じ、さらにパートナーや多忙な日々に追い打ちをかけられていた。
そのため、まずは「巣を作ってみませんか?」と提案した。
すると巣を作るために自分を見つめだしたクライアントさんは徐々に本来の自分を見つけて、「理想の自分」が刷り込みだと気がついた。
疲れたっていい。疲れたらやらなければいい。疲れるようなことをしなければいい。より楽に心地いい居場所を作っていい。そんな生き方を見つけた彼女はみるみるうちに安全基地作り出し、仕事を辞め、自分が無理しなくて済む職場を探し出した。
それどころか、そこから生まれた時間と余裕を好きで得意なデザインや文章で自己発信しては支持されて、いつの間にかマネタイズまでしてしまっている。そのデザインスキルで本業の仕事まで手に入れるという手腕ぶりだ。
(本人はその凄さにあまり自覚はないようだけど笑)
「頑張らなくても生きていい居場所ってあったんだね!」
と彼女は嬉しそうに笑っていた。
またひとりのクライアントさんは、沢山持っている自分の良さやそのままの自分を受け入れられず苦しんでいた。
彼女は自ら決心して仕事もやめ、うつから回復し、新しいことに挑戦しようとする気概もあるとても魅力的な人だったけれど、本人が一番自分を認めていなかった。どこかで自分を閉じ込め否定していた。
だから彼女にも「巣」を作ってもらった。
自分の中を誰にも邪魔されない居場所にしよう?自分の中で泣いている小さな自分を守ってみて。今ならあなたがその子のお母さんになれるよ。
彼女は頷きながら、自分に目を向けた。
少しずつ、彼女の会話に自分を大切にする言葉が増えてきた。自分なんて、という含みが消えていった。「安心できる居場所」を見つけたのか、僕の言葉も届くようになっていった。
そして彼女も今、自分の武器を活かして新しい挑戦をしている。
「私には沢山いいところがあって、
実はそのままの自分でもいいんだ…!って気が付きました。」
とニコッとしながら話せるようになった彼女は穏やかだった。
そして、現在僕のセッションを受けてくれているクライアントさんも、少しずつでも確実に「自分だけの生き方」を見つけつつある。
仕事もプライベートもいっぱいいっぱいで目の前のことでひたすら消耗する日々。
そんな彼女は最近、心地よい安息の「巣」を作るために休職の申請をやり遂げた。
「仕事なんて、人生の準備期間ですよね!」
そうニヤッと笑った彼女はとても頼もしかった。
他人軸に悩んで僕を頼ってくれた3ヶ月前とは驚くほどの成長だ。もちろん、まだまだ本人的には不安もあるようだけれど、自分の決断をできる種は確かに育ってきている。
あと1年も2年もしたらどうなるのだろう?
今からすでにワクワクしている僕がいる。
クライアントさんたちは、しっかりと
「ハムスターの逆転戦略」を駆使して生き抜いていた。
あなた達が元気に生きているだけで僕の誇りだ。
そしてまた困ったときは、ぜひ僕のところに遊びに来てほしい。
なんせ本来、巣というのは「居心地のいい」場所だから。わちゃわちゃと話に花を咲かせながらのんびり飲み明かしましょ。
おわりに
ということで、「ハムスターからみる逆転戦略」いかがだったでしょうか。
ハムスター、可愛いですよね。
あんなちょこちょこ動く小さくて可愛いフワフワするやつ、、、可愛いとしか思えません。
でも、そんなハムスターももちろん自然界でしたたかに生きてきたわけで「天敵を退ける戦略」があるのも頷けます。
そして、その戦略は実は他の生き物然り、僕らにも使えるものだった、というのもまた面白いですよね。「弱者は決して弱くない」と言うのは、矛盾のようで不思議と真理な気がします。
どんなに居心地のいい場所で暮らしていても、人間の人生は長いものでいつかは何かしら立ち向かわないといけないことがやってきます。
そんなとき、この「ハムスター戦略」をぜひ思い出してみてほしいなと。
一つずつやっていけば大丈夫です。
まずはその場から全力で逃げてください。
そして「巣」を作る。
「自分の良さ」を「自分のフィールド」で最大限活かす。
「勝負」を挑まず一撃離脱を繰り返す。
落ち着いてじっくり見ながらそれらを実行していけば、ジャイアントキリングも不可能ではありません。そもそも、追い払うだけでもいいですしね。
自分は弱いと思っても、イコール死ぬわけではありません。なんなら弱いからこそ、のんびりと暮らしていける居場所を見つけることができます。
それを覚えて、あなたがすこしでも明日を生きる気持ちになれるなら僕も幸いです。
このnoteを読んで、明日からまた難しく大きな日常に立ち向かおうと思ったあなた。僕はそういう人と前を向いて一緒に立ち向かっていきたい。
以前の僕のように、朝起きる瞬間から辛い気持ちになってしまう生き方を少しでも笑える日にしたい…と願う気持ちがあれば、僕にも手伝えることが沢山あります。
大丈夫です。やり方を間違えなければちゃんと変われます。
あなたにくすぐったくもモフれる日々がありますように。
それでは、今回はここまで。
だいでしたーー!
またね!
あそび屋だい
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