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映画レポ①サンドラの週末

 先日読んだnoteの記事、「書く理由2(内山昂輝のオドリバ、※なお有料マガジン)」につられて『サンドラの週末』を見ました!

 最終的に劇的な終わり方をする訳では無いけれど、サンドラと同僚との関わりや、窮地に陥った時のそれぞれの選択をリアルに描写した作品でした。内山さんもラジオ内で指摘していたように、本当にBGMがない映画で、それによって話の現実味が増していたように感じます。葛藤を抱えながらサンドラに投票した同僚たちも、ボーナスに投票した同僚も、両者の背景はそれぞれあって、内山さんの言う通り、"あからさまに悪いやつはいない"ことがこの作品を成り立たせているのかなと思いました。また、サンドラは作中、何度も薬を服用していますが、その描写が追い詰められていくサンドラを克明に象徴しており、BGMを入れない代わりにこういった点で映像作品における起承転結を表現しているのかなと思いました。とにかく、色々考えさせられて面白い映画でした!

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