讒文芝居

、デイミアン・チャゼル脚本・監督「ラ・ラ・ランド」

・「ミュージカル」に理由が在る。一幕目の「キス」を除くイチャイチャが凡て歌とダンスに譬えられベタベタせぬ。「ベルセルク」や「銃夢」
に於ける死闘=恋愛遍歴の如く反恋愛モノ者にも見易い。

・形骸的恋愛観に見せ掛け「語り過ぎぬ我」に徹し、「普遍的」にする為に描かれぬ「行間を読ませる闕如」。
大人なら自分丈の経験で埋められる、実は『大人の為の』カルト・セカイ系映画構造。

・[引用元は「凡てが悲恋」で在る、だが、忘れ難き悲恋。今作も同様。
引用元は「凡てが悲恋」で在る、だが、忘れ難き悲恋。今作も同様。

「シェルブールロシュフォール」「カサブランカ」
「アパートの鍵、貸します」に「パリのアメリカ人」
……甘く無い恋愛名作を詰め込む。
引用元は「凡てが悲恋」で在る、だが、忘れ難き悲恋。今作も同様。