【板橋区】区長の退職手当についての誤解
先日、有権者の方と区長の退職手当についてお話をさせていただきましたが、その方は誤解されているようでした。
その方は・・
『区長だって辞めた後も生活があるのだから、退職手当くらいもらっていいんじゃない』
とおっしゃっていました。
これは誤解です。
区長というのは、その職を続投するしないに限らず1期終わる度に退職金を貰えるのです。
現状の条例では・・
1年につき1か月分の給与113万5000円の
100分の450を支給するとされております。
113万5000円 ÷ 100 × 450=510万7500円
1年勤める度にこの額が加算されていきます。
1期4年ですので・・
510万7500円 × 4年 =2043万円
が1期終わるごとに支給されてきました。
現職の坂本健区長は4期目ですので・・
2043万円 × 3期 =6129万円を退職手当としてすでに受け取り、そして来年の春にはもう2043万円受け取ることになります。
坂本区長は続投を表明しているようですので、再選されたら、この2043万円を受け取った上で区長を続けるということです。
私も冒頭の有権者の方がおっしゃるように、辞めた後も生活があるのですから、職を退いた時に受け取ることは仕方ないかと思いますが・・(※額など議論の余地はあるでしょうが・・)
しかし、再選されたとしたら、このお金をもらう意味はないのではないでしょうか?
大体、現職の首長が再び出馬する時はこの退職手当が選挙費用になるのですから、区が選挙費用を肩代わりしているようなものです。
皆さん納得出来ますか?
板橋区民の多くが現状を認識されれば、私は間違いなく現状は変わると思います。