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【児童虐待】一時保護所が何階にあるかで感じること
こんにちは。日本維新の会・板橋区議会議員の大森大
です。
私は区議会議員ですので、今までにいくつかの自治体の一時保護所を見学させていただいたことがあります。
一時保護所は、児童相談所に付属し、保護を必要とするお子さん(おおむね2歳以上18歳未満)を一時的にお預かりするところです。
この一時保護所は、地方自治体によって違いがあります。
建物の1階に作られている所と・・
建物の2階以上に作られている所・・
そして、それがその地方自治体の児童相談所がどういう理念で子どもと接しているかを表しているように感じるのです。
どういうことかと言いますと・・
一時保護所に預けられる子というのは、親から引き離されて連れてこられるケースが多いです。実際には説明はされずに連れてこられるケースもあります。
子どもというのは環境の変化にすぐに適応出来ない子が多くいます。(※小学校の林間学校とかでもホームシックで夜に泣いちゃう子とかいませんでした?)
そして、子どもというのは虐待している親であっても親から引き離されることに不安を覚え、ストレスを感じてしまうのです。だから、軽度の虐待であるなら親から引き離さない方がいいと言われています。
ですので・・
一時保護所に預けられた子どもの中には、その場所に適応出来ずに脱走しようとする子どもが結構な数いるのです。
ここで考え方が2つに分かれます。
まず脱走させないようにしようと考える人たちは、一時保護所を2階以上に作り、窓などにもカギをかけたりと出入りを厳重にしようとします。
しかしです‼️
もし無理に脱走しようとするとどうなるでしょうか?
そうです‼️
2階以上の階から飛び降りる可能性があるということです。
当然大怪我をしてしまう可能性があるでしょう。
それに対して一階に一時保護所を作ろうとする人たちは・・
窓などは開かないように鍵はかけますが、もし脱走したとしても一階なので大怪我をすることはありません。
無事でいてくれれば後から保護すればいいという考えなのです。
私は後者の方が子どものことを第一に考えているように思います。
板橋区では2階以上に作られておりますが・・
いくつかの特別区ではこれから児童相談所と一時保護所が作られていくと思います。私は設計段階から子どものことをよ〜く考えて作ってほしいと思います。