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エールぎふ視察番外編『自動運転バス』を試乗してきました。

こんにちは。板橋区議会議員の大森大です。

実はエールぎふに視察に行った帰りに、岐阜駅から岐阜市役所まで自動運転バスの公道実証実験を行っていることを知りました。

誰でも乗れるとのことでしたので、折角なので乗ってみることにしました。

通勤ラッシュを避けて10時から16時まで運行されています。

バス優先ルートを走行しますが、市役所までは第一通行帯を走行するので、路上駐車している車や荷物の搬入をしているトラックなどがいくつもあります。その度に路線変更しなければならないのですが、自動運転ではまだそれが出来ずに路上駐車の車を異物と認識して止まってしまうだけなので、オペレーターの方が搭乗してその時はコントローラーで運転を代わられます。

※ちなみにxboxのコントローラーだそうです。

それに音に反応するシステムが無いので、緊急車両に道を譲ることなども自動運転では出来ないということです。

そして、大量の落ち葉や雪なども異物と認識して止まってしまうとのことです。

オペレーターとしての免許をありませんが(普通に車の免許は所持されてます)、試験場でクランクなどの操作のテストを受けて、警察が乗って公道の運転のテストを受けているとのことです。

スピードは19.5キロに設定されているとのことです。しかし、車高が低いのでそんなに遅く感じなかったです。

しかし、センサーが反応してしまって急停止することが多いので、進行方向を見て座る側の椅子はシートベルト着用が義務付けられています。

ベビーカーや車椅子の方も搭乗できますが、車椅子を固定する装置が付いていないので、席に座り変えることが出来る方のみになります。

実際に乗っているとブレーキがよくかかり、カクンカクンとなります。

残念ながら車両は日本製ではなくフランス製になります。

しかし、ラッピングデザインは『ななつ星列車』のデザインをした水戸岡鋭治さんによるもので格好良かったです。

スピードが遅いので車線がいくつかある道路でないと運行は難しいでしょうし、やはり交通量の多いところは難しいでしょう。そう考えると現状では板橋区で運行出来る場所は少ないでしょうね。

ただバスの運転手不足はどこの自治体でも問題になっていますから、その解決策はやはり自動運転しか無いのではないかと思います。多くの自治体で自動運転の実証実験が始まっていますから、今後の動向を見守りたいと思います。