私は現在の選挙制度では参議院全国比例が最も問題があると思っています。
私の周辺ではすでに参議院選挙の話題が飛び交っています。
来年の7月25日が任期満了ですから、すでに一年を切ってますからね。
しかしね。毎回思うのですが、参議院選挙の全国比例というのは選挙制度としては明らかに欠陥があると思うのです。
まず説明しますと、参院選の選挙方式には2種類あります。「選挙区選挙」と「比例代表選挙」です。
そして、当選人数は選挙区選挙で73人、比例代表選挙で48人なので、一度の参院選で121人の議員が決まります。
参議院の選挙区は都道府県ごと(鳥取県・島根県と徳島県・高知県は2県で1選挙区)の45選挙区からなっています。
そして、衆院比例区は全国11ブロックに分かれていますが、参院比例区は全国区のみです。
衆院比例区では「政党名」への投票しかできません。また政党の得票総数に比例して配分された議席数と、政党があらかじめ決めた候補者の当選位順(名簿順)によって当選者が決定する「拘束名簿式」が採用されています。
一方、参院比例では「政党名」でも「候補者名」でも投票できます。また候補者名への個人票も政党の得票数としてカウントされ、得票総数に比例した数の議席が政党に配分されます。衆院選と違って当選順位は個人名での得票数で決まる「非拘束名簿式」が採用されています。
わかりづらいので図解で説明すると・・
(足立区のホームページより)
とにかく個人名でいいので全国的に得票してくれる候補者がいいわけです。だから各党ともに政治の勉強しているいないに関係なく、アイドルなどの有名人を擁立しようとするわけです。
そしてもう一つ、全国展開しているような団体(連合や日本医師会など)の支援を受けられる候補者が有利になります。全国的に組織票を獲得出来るからです。しかし、こういう候補者は当選したとしても、その後はその団体に利益誘導していく活動しかしません‼️例え国益を害するようなことがあっても、その団体のおかげだけで選挙に勝った以上は、その団体の利益に反することは出来ないのです。
全国比例という方式を採用しつづける以上・・
参議院議員は元スポーツ選手や芸能人、そして団体から支援を受けたしがらみだらけの議員が大半を締めてしまいます😱
これでは政治家の質が上がるわけがありませんし、政治改革が行われるわけがありません。
私は早急に選挙制度を変えるべきだと思います。