クラシックシェービングの楽しみ(長めの前置き)
伝統的なシェービングというのは過去の遺物と化してしまった感がある。今日、多くの男性は伝統的なウェットシェービングの妙を知らず、代わりに安い使い捨ての商品を多用している。ただ、運の良いことにクラシックシェービングの伝統は完全に絶えていない。それを良さをちょっと紹介しておこう。
・クラシックシェービングのメリット
ランニングコストが安い。一般的な多枚刃の替刃は10枚入りで3000円(ジレット・フュージョンなら4000円)もかかる。カートリッジに一つにつき300円だ。両刃カミソリの替刃なら、メーカーにもよるが1枚40円程度。週1回取り換えたとして、一年ならおおよそ12000円も節約できる。加えて、伝統的なシェービングソープやクリームのランニングコストは缶より安い。ドラッグストアで500円程度で売られているジェルやフォームは長持ちしないだけでなく、満足できるシェービング結果をもたらしてくれない。一方で、伝統的なシェービングソープやクリームはシンプルな天然原料でできていることが多く、肌への悪影響が少ない。購入価格は缶と比べて高いかもしれないが、一つの製品で半年以上使用でき、結果的に安く済むことが多い。
環境に優しい。クラシックシェービングで廃棄されるのは替刃と洗面所で流す水とソープの泡だけだ。リサイクルが困難な多枚刃のカートリッジとは異なり、両刃は簡単にリサイクルできる。また、シェービングソープやクリームも簡素なパッケージが多い。
安定して綺麗に剃れる。今日、多くの男がが剃刀負けに気付かないでいることが多い。電気シェーバーや多枚刃は肌に押し付けてしまう場合が多く、剃刀負け、毛嚢炎、赤みを起こしてしまう。両刃で正しく剃った場合はこのようなことが起きにくい。
…とまぁ、いいことづくしのように聞こえるクラシックシェービングだが、初期費用は高いし、慣れない内は肌を痛めてしまうことが多く、時間もかかり気味。クラシックシェービングを始めた当初はマニアや達人向けの情報しかなく、試行錯誤を繰り返して現在は満足いくシェービングできる出来るようになった。これから始めたい人向けに備忘録的に自分なりやり方を残しておく。
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