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②再度の診察、手術へ

2023年6月12日(月)
【再度の診察、手術の決定】


紹介状の病院に朝一で電話して診察に向かう。
担当医は30過ぎくらいの自分より10才位若そうな男性医師。
同じように触診とエコーで診察したが、残念ながらすぐに摘出が必要との判断だった。この段階で摘出については覚悟を決めた。
手術については、なるべく早めにしたほうがよいとのことで、2日後に入院、3日後に手術という早めのスケジュールを組んでくれた。不安だったのでこれはありがたかった。この時はあくまで手術で片玉を摘出するだけで(納得させるまでは自分的にはとても「だけ」の事象ではなかったけれど)、その後の転移とか治療の必要が出るとかはあまり考えておらず、経過観察で終わるだろうと楽観視していた。

2023年6月14日(水)
【まさかのアクシデントにより手術延期に】


覚悟を決めて入院したのだが、入院した夕方に検温したところ37.5度だったので、念のためということでコロナ検査した。なんと陽性。コロナ病棟はなく、麻酔もできないということでその日のうちにまさかの強制退院。こんなことあるかと思いつつ、仕方ないので帰宅して、しばらく静養していた。1,2日多少熱が出て頭痛があった程度でそこまで悪化もしなかったが、医療関係だとまだまだコロナの扱いは慎重なんだなと痛感した。

2023年6月27日(火曜)
【ようやく手術~退院】


あまり手術を先延ばしにはできないということで最短でスケジュールを組んでもらい約2週間後に設定してもらった。
高位精巣摘除術という鼠径部を切ってそこから精管や睾丸を摘出する手術。
詳しい手術内容はこういうもの。
https://www.ncc.go.jp/jp/information/knowledge/Testicular/003/index.html

当初は全身麻酔の予定だったが、コロナから1カ月以上たたないと全身麻酔はできないとのことで、半身麻酔で実施した。
術中は鎮静剤を使ってもらい、意識は半分なかったが、時折グリグリとされる痛みで覚醒して痛いです!と訴えるということもあった。実時間は正確には憶えていないがたしか2時間程度だったように思う。
術後は特に高熱も出ず、なんとも言えない喪失感とともに普通に眠りについた。
術後の体調は順調で入院も3泊で終わり6月30日に退院できた。
後から振り返ると手術自体は短期間の入院だったし、喪失感はあったけど数日で日常生活に戻れたのでその後の抗がん剤治療に比べれば全然ましだった。

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