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⑤退院後

退院後1か月後くらいに造影剤CTを撮影した。その結果、当初あったリンパ節の影は減っており、概ね問題ないとのことで安心した。肺の影は相変わらずあり、要経過観察との説明。ただ、抗がん剤治療に伴う間質性肺炎は基本的に回復することはないとのことで、やむを得ないとのこと。前に比べて息切れとか、スタミナ不足を感じることがあるかもとのことで、そこは今後の課題。今後しばらく3か月、半年単位で定期的にCTとって様子を見ていくことが必要。

退院して1か月足らずで半ば強制的にゴルフラウンドに連れ出されたけど、スコアはともかく、一応プレイできたのは少し自信、安心に繋がった。誘ってくてありがとう。

退院後、各所でお祝いしてくれた方々にも感謝。いきつけの鮨屋で貸し切りで(酒はそんなに飲めなくなったけれど)皆で食べて飲んだことは思い出深いし忘れない。お酒は入院期間考えると近年で一番飲まない期間が長く、退院直後は飲みたいとも思わなくなって、飲んでもビール一杯で酔って頭痛くなったりという状態だった。時間が経過してだいぶ元に戻ってきた感はあるけれど。

そして何より、今回のことで家族の大事さを改めて実感した。
死を一瞬少しだけ意識した時に真っ先に考えたのは仕事なんかよりも家族のことだった。入院中の頑張りの源もやっぱり家族だった。そういう風に感じることができた環境と家族に感謝しつつ、今後もより一層向き合っていきたい所存。

今後、統計的には数年で精巣がんが再発する可能性は極めて低いようなので、いったん精巣がん問題はひと区切りと言って良さそう。

さすがにそこそこ生きてきているので特に人生観変わったとかそういうことらなかったけれど、やはり家族、健康大事、友人や周りの人への感謝大事ということを改めて思い知らされたイベントだった。この気持ちを忘れずに今後に有意義に活かしていきたいと感じた次第。

以上、特におもしろい記事内容でもないけれど、あくまで備忘録ということで。あとは、自分も判明したときに色々と検索して、体験談が参考になったので同じ病気になった人の一つの例として参考になれば幸いです。

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