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A.Dugast TLR × Yoeleo SAT C35 DB PRO NXT SL2
先日、東北CXいわきラウンドに向けて導入したA.Dugastのチューブレス。
通常、チューブレスのビード上げにはコンプレッサーやタイヤブースターを使用して、一気に空気を入れますが、A.Dugastのチューブレスの装着手順はちょっと特殊で、YouTubeの装着動画ではエアゲージ付きの空気入れの使用し、ビードを上げるのに最大1.5barまでしか空気を入れていません。
しっかり手順を守って装着しないと、タイヤがダメになるとのウワサだったので、手順に従ってシーラント(Vittoria純正を使用しました。)が潤滑剤代わりになるよう、しっかりと行き渡らせて、何度もビード上げにチャレンジしましたが、数日かけて作業を続けても、なかなかビードが上がりきりませんでした。
YouTubeの装着動画では、手でタイヤをグニっと捻ってビードを上げていたので、同じようにタイヤを捻ってビードを上げようとしたんですが、タイヤインサート(Vittoria Air-Liner)を使用していたため、どうしてもタイヤを捻る量が限られてしまうため、手ではビードが上げられません。
同じ作業を数日間繰り返しても、全くビードが上がりきる気配がなかったので、ここまで来たら、一か八かタイヤがお亡くなりなるのも覚悟の上で、やれることは全てやってみようと思い、ネットで調べた方法を試してみました(必ずうまくいくとは限りませんので、もし試される場合はあくまで自己責任でお願いします。)。
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まず、ビードの滑りを良くして、ビードを上がりやすくするために、泡のハンドソープ(たまたま家にあった薬用キレイキレイ)を使用しました。タイヤの中にシーラント以外のものを入れることには抵抗があったんですが、背に腹はかえられません。ビードが上がりきらない部分に、ピンポイントでタイヤとリムの隙間から流し込みました。
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ハンドソープを使用すると、泡だってエア漏れの有無もわかりやすくなるので、一石二鳥です。
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次に空気の逃げ場を無くして、ビード部分に空気圧がしっかりとかかるようにするため、荷締めベルトを使用しました。
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空気を入れた際にずれないよう、全周タイヤの中心に合わせて締め上げます。本当はラッシングベルトの方が締め上げやすくてイイみたいです。
最後にシュワルベのタイヤブースターを使用し、タンク内の空気を一気に全量入れるのではなく、様子を見ながら少しずつ充填していきました。タイヤブースターにはマキタの電動ポンプを接続しておいて、空気圧を確認しながら、繰り返し作業を行なって少しずつビードを上げていきました。
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今回のように何度も繰り返し空気を入れる作業をするときは、電動ポンプは必須です。フロアポンプでは疲れ切ってしまい、とてもやる気にはなれません。
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写真の「ビードが上がる前」が、初めにビードが上がらず諦めたときの位置で、シーラントの跡が残ってますが、「ビードが上がった後」は、赤い斑点のラインが出てます。
しっかりとこの赤い斑点が出ているか全周確認するとともに、ビードが上がっていれば、空気を抜いた後でもリムにタイヤがしっかりとハマって外れないので、その確認を行なった上でバルブコアをつけて、空気圧を2.0barまで上げて完了です。
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東北CXいわきラウンドでスローパンクを起こしたのは、自分の確認不足で後輪の一部がしっかりとビードが上がっていなかったためで、帰宅後、同じ手順で再度ビード上げを行ったところ、エア漏れは無くなりました。
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今回使用したホイールは、YoeleoのSAT C35 DB PRO NXT SL2だったんですが、スポークホールが無く、リムテープが不要になってます。
今回、初めてホールレスリムのホイールを使ったんですが、チューブレスタイヤを組む際の失敗の原因を少しでも少なくするためにも、ホールレスは今後必須だなあと強く感じました。
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バルブはパナレーサーの60mmを使用。
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リムへのフィッティングも問題なさそうだったんですが、念のため以前チューブレスエア漏れ対策として紹介したガスケットメイクを実施。
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「目安として開封後6ヶ月以内に使用してください。」と書いてありましたが、2年前に開封した後、ジップロックに入れてなるべく空気に触れないように保管しておいたら、今回も普通に使用することができました。