SUNNY 強い気持ち•強い愛でタイムスリップの旅に出よう。

私が時々お邪魔しているブロガーさんが
sunny  強い気持ち•強い愛の（以下sunny）
感想を書いておられて読んでいるうちに自分の昔の片想いをふと思い出しました。

春馬くんは役どころの藤井渉を演じているけど
長髪ロン毛で髪をかきあげるしぐさに渉くんが意識しているかは、ともかくこの人は、自分がカッコいいって知っているひとなんだろうなと思いました。

その印象に私にも広瀬すずちゃんがやったナミちゃんみたいだった恋があったと思い出したのです映画を観たのは春馬くんが不在になって一年も立たない頃だったかもしれません。

ナミちゃんは、関西からの東京引越し組。
バブル真っ只中に女子校に転校したナミちゃん。アムロちゃんの曲がBGMに流れて映画の中も
アムラー世代。

ナミちゃんの一生懸命やってるのに、東京のイケてるアムラー女子に比べて浮きまくっている、
そのコミカルな様子。

家族がバリバリの関西弁でのノリと会話、
食べているのはお好み焼き。
そのお好み焼きをお弁当にと揉めているのですが、その様子やキャラクターが楽しくて思わず
大笑いをしていました。

自分の笑い声に当時、春馬くんのことでずっと泣いていた私は「私　笑えたやん」と、どこかほっとしたのを思い出します。

私の恋も、なみちゃんの初恋の藤井渉くんみたいな人でした。彼は渉くんみたいに自分のことをカッコいいって、どこか自覚があった人だと今にして思います。私のイケメン好きは、この頃からだったのかしら。

春馬くんはあんなに綺麗な人なのに自分のことをカッコいいって自覚がおそらくなかった人だと思うので、そう考えると真逆なキャラクターを演じていたのだろうなぁ。

話しは戻りますが当時、彼には彼女がいて
私はその彼女の存在をなみちゃんのように知らず友達以上恋人未満の立ち位置にずっと悩んでいたわけです。若かったな。

彼は隠しているつもりはなかったと思うのですが、私たちの関係は、友達だったので別の世界にいる彼女の存在を話すきっかけもなかったのかもしれません。ある日、彼女の存在を知った私は、
この片想いにピリオドを打つべく彼に正直に自分の気持ちを伝えることにしました。そうしないとこの関係は永遠に終わらないし、自分が前に踏み出すこともできないと思ったのです。

大好きな渉くんの彼女の存在をナミちゃんは、見てしまったけれど、私は最後まで見ることもなく、けれど彼にとって彼女は大事な人なんだろうと思っていたので自分に未来があるなんて思ってなかったな。

そんなわけで私は失恋し、その後一度だけ彼と会う機会があったのですが、引き攣った笑顔で言葉もなく立ち尽くす私に彼はあくまでも自然体でした。

私は数年後に別の人と出会って結婚し、ナミちゃんのように子供にも恵まれ、すっかり彼のことは遠い思い出となりましたがsunnyを観た時に懐かしい青春と渉くんのカッコいい様子に遠い切ない片思いを思い出しました。

当時の友人たちとは今も遠く離れながら友情を温め合っていますが、私がナミちゃんのように今の
彼に会いに行くことなんてないだろうなと思っています。もしそんなことがあったらそこには春馬くんみたいな息子がいる渉くんがいるのでしょうか。

sunnyは、誰もが持つその時代や年齢の輝き、
初恋や失恋、友情と気持ちがタイムスリップする映画でした。

春馬くんに会える喫茶店（カフェじゃなく）が
あるのなら、どこにでも出かけて行きたいな。