幸せは二種類ある

幸せには、長続きするものと長続きしたいものがあります。これらは、英語では、それぞれウェルビーイング(well-being)とハピネス(Happiness)とに分かれています。ウェルビーイングは、長続きする幸せで、ハピネスは、あくまでも感情的で一瞬しか続かない幸せ(快感)です。一般に(お金)や(地位)といったものも幸せと結び付けて考えられますが、こうしたハピネスを手にしても、幸福感は一瞬しかあがりません。すぐに他人と比べはじめて、幸福感が下がってしまうからです。また、人間器官には順応といわれる仕組みがあり、同じ程度の刺激が続いて入ることで、感覚器を麻痺させ、快感が得られなくなる。このために、常に快感を得るためにはより強い刺激を与えることが必要となります。常により強い刺激を求め続けることは逆に常に不幸である可能性があります。一方、ウェルビーイングは直訳すると(よりよく生きる)を意味します。それは、関係性や価値観によって生まれる持続可能な幸せです。ウェルビーイングは

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