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【Ado】4月に出るベスト盤について思ったこと

一昨日、Adoちゃんメジャーデビュー5周年を記念したベスト盤の発売が発表されました。

「ハッハッハ。ベストと言ってもこれまでに出たCDと曲目がモロ被りじゃないか。未発表曲だ新曲だと言っても、CD発売後に配信されるんだろう?屋下に屋を架すような商品でそう何度も財布のヒモを緩めるとお思いですか?」

……ん?
「・Blu-ray:伝説の初ライブ『喜劇』at Zepp DiverCityを収録」

……
…………

発売日ハ4月9日。了解シマシタ。

かつては最強アイテムだった、ベストアルバム

「Adoのベストアドバム」なんてネーミングですが、今回のこの収録曲や特典、販売形態を見て本当に時代は変わったなぁ…と感じたものです。

CDが売れに売れまくっていた90年代は、「ベストアルバム」というのがとても甘美な響きのイメージがありました。
アーティストはコンサートのために新しいアルバムを数年かけて作り、発売に先駆けてシングルカットしていました。それらのシングルはキャッチーな曲中心で、タイアップなどを絡めヒットチャートを賑わせていたんですね。やがてアルバム数作を経て、活動の集大成としてシングル曲を集めたCDをベスト盤としてリリース、これまでのCDをくまなく集めているファンにとってはあまり意義のないものですが、代表的な曲がこれ一枚で全部聴ける、というお得感があるのでそれまで
「気に入っている曲はあるけれど、CDを買う程でもなかった」
という層が買っていく、という流れがありました。
この「ベストなら、お得だから買う」人達が、有名アーティストであればあるほど多いので、とんでもないセールスを叩き出すのがベストアルバムでした。有名ですが、B’zの金盤、銀盤と呼ばれる二枚は合計で一千万枚近く売れています、当時、私も買いました。

元々、オリジナルアルバムという作品が根幹にある音楽芸能の在り方があっての、活動の集大成という圧倒的な訴求力を持つ商品がベストアルバムだったんですよね。
しかし今は、音楽を創り、届ける仕事の形が大きく変わっています。変わらない部分もありますが、今回Adoちゃんのベスト盤と聞いて「とりあえずそう呼んでいます」といった感覚があったところに現代性を感じました。
もはやベストアルバムといっても、これまでの集大成ではないんですね。


今は、CDが出る=大物の時代?

昨年夏、セカンドアルバム購入時の記事ですがこの中でも、オリジナルアルバムというよりはベスト盤、という感想を綴っています。これはファーストでも同様でした。なので、ここから一年も経たずに出すベストアルバム、が曲目的に目新しさや驚きがないのは仕方のないことです。
そしてこれも上の記事に書きましたが、今はCDが出る、というイベントとしてファンと盛り上がって参りましょう、という時代なのだと思っています。今回のベスト盤も、CDの皮を被った、ライブビデオの発売だと個人的には結論付けました。

毎回、新譜発売の楽しみでもあるのがイラストです
今回も複数あって、色んな角度から「商品」であることを感じさせます

Adoちゃんほど知名度、人気があればこそCDが発売される、という考え方もおおいにできると思っています。2025年のベストアルバム、これこそ令和を代表するアーティストの証明といって良いと思いますね。

昨年4月、「マーズ」Blu-rayの発売とライブ心臓の開催、でAdo月間だと喜んでおりましたが、今年の4月もまたAdo月間になることが確定しました。何より、ファーストライブ「喜劇」は抽選に外れ、「行きたくても行けなかった唯一のライブ」だったんですね。まぁこの頃はファンクラブ発足前で、倍率はとんでもなかったとの話ですから。
それが3年の時を経て、映像として観られるのは至福であります。
今年もまた、4月は盛り上がっていきたいところです!

……あ、忘れてましたが4月、こんなのもあるそうで。

アニメでもゲームでもないのに…って感じですね
いや、今後それになる可能性はありますけども

ウエハース…それこそ20年近く前のエヴァンゲリオンに始まり、興味ある作品のはチョコチョコ買っているのですが、ついに推しアーティストのまで出てしまいますか。
一個180円というのが「高っ!」って感じなのですが…まぁ、見かけたら間違いなく買うと思います。

最近だと、ウルトラマン、仮面ライダーのシールウエハースを何個か買ったりしました。

台詞で笑ってしまいました
いや、龍騎もっといいセリフあったでしょうよ、って感じです

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