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シン・仮面ライダーに寄せる期待は

「anan 増刊号」と「pen 4月号」を買ってきました。

浜辺美波、完全に敵幹部の風格(笑)

言うまでもなく、シン仮面ライダー絡みの2冊です。ananの方は表紙では判りづらいですけどね。

コンテンツの本質を考える

ananの方はべーやん(浜辺美波)のグラビアがメインでページ数も6ページしかないのですが、penの方はガッツリライダー特集でした。この雑誌にはある種の信頼感がありますね。公開前なので内容に踏み込んだ事は当然書かれていませんが、その分初代仮面ライダーを挙げて「いかにして生まれたか」という部分を、石ノ森先生の漫画から掘り下げている特集です。
白倉プロデューサーに大島カメラマン、メインキャスト三人のインタビューがありますが、どれも読んで感じるのは「仮面ライダーとは」という視点から今回の映画に向き合っているという姿勢ですね。
そもそもこのシン仮面ライダー、50周年企画の本命として最後にお目見えする「メインディッシュ」ですから、より元祖に寄り添ったものになるのは必然でしょう。昭和平成令和と、時代を跨いで作品を重ねてきてはいます、同様にウルトラシリーズ、スーパー戦隊もなのですがこれらと比較しても仮面ライダーは、少し趣の違う歴史を持っているなと感じます。
今、初代仮面ライダーを見返すと、現行のギーツとは全く異なった構成の番組だとわかります。フォーマット部分からして、番組の変革が一番大きいのが仮面ライダーなのではないでしょうか。
先日最終回を迎えた「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」が戦隊の定石を覆した異色作と言われていますが、ライダーはアギトの頃からそれを始めていて、今となってはその「定石」に戻る事も出来なくった印象です。もう、悪の組織が送り込む怪人と戦って倒す、各話完結のライダーというのは遠い昔の話に思えます。一年を通した玩具販促スケジュールが定まっており、ライダーが5人6人と出るのが当たり前になっているんですね、良し悪しはともかく。

ここで、そういった柵に囚われないシン仮面ライダーへ、寄せられる期待は「定石」に他ならないんじゃないか、という本の感想を持ちました。

一周回って、新しく

これが懐古でもあり、50年があるからこそ「新しさ」にもなるのでは…と期待してしまいますね。庵野監督自身が一介のファンである事と、フォーマットに時代性を取り入れてアレンジする達人な事にワクワクしている方は多いでしょう。先のシン・ゴジラで実証済みだからです。
シン・ゴジラは、突如現れた未知の生物により東京が破壊されるも、新しい兵器を以てそれを撃退する、初代ゴジラのままなストーリーです。ですがそこに現代性を加え更に監督自身の色を付けた事で斬新な作品になりました。それを今回の仮面ライダーでも発揮してくれるのではないでしょうか。

これが仮面ライダーを観ない、知らない層にも届けば未曾有の大ヒットもありえると思っています。というか、そうなって欲しい。ブームを起こして欲しいというのは、以前の記事でも書いた通りです。

ともかく、2週間後に迫りました。
私は17日、最速上映に赴く予定です。
2023年、早くも一大イベントですね。

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