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3rd春麗の面白さを語ります

8月12日に、大山ゲームニュートンにてSPECIAL FT10 ROUND.5というストⅢ3rdイベントが行われました。

全編はこちらで、なんと6時間超になります。
私も全ては観られていませんが、この中でピックアップしたいカードが一つありました。それは…

永遠に「夏」であり続けるこのゲーム

冒頭、松田さんがカミカミなのもちょっと笑ってしまいましたが本当にこの長丁場の進行、お疲れ様でした。今回唯一の、私自身の持ちキャラである春麗が見られるのがこの「牛!?vsまいける」でした。
最後まで一歩も譲らなかった、今イベントの中でも屈指の名勝負だと思います。

現在最新作のスト6真っ盛りで、「もう3rdをやることは無いな」と思っていたのですがこの試合で僅かに再燃、昨日池袋ミカドで超久しぶりに3rdをやりました。いい感じにヤンの人と対戦が出来て、やっぱり面白いな…と思った次第です。今はまさに灼熱地獄な夏なのですが、私自身がこのゲームに最も入れ込んでいたのも2000年の夏だったと思います。もう24年前になりますが、暑い中ゲーセンに赴いていた頃の記憶が、このゲームの画面を見る度に思い起こされるんですね。四半世紀が経っているのに未だにプレイしていることから、個人的な「夏の風物詩」といっても良いかもしれません。

最強キャラ同士、最高の組み合わせ

さて、そんな「熱いゲーム」の3rdですが、このユンvs春麗という組み合わせもまた、伝統的なこのゲームの頂上対決。以前別のプレイヤーでもありましたが、もはや有利不利を超越した好カードだと思います。

私はこんなレベルには到底及びませんが、昔は嫌いだったユン戦、今は結構好きになってたりもします。さりげない部分ですがこの動画の26:39で、白黒春麗が鮮やかな投げ返しで幻影陣を凌ぎ切っています。こういうのがユン戦の醍醐味だな…と思う、いち春麗使いです。

私は相手に圧をかけて押していくのが、格ゲーの対戦でもっとも楽しい時間だと思っています。相手が「思わず」とってしまった行動を刈り取ったとき、試合を掌握した充実感を得られるからなんですね。3rdの春麗はまさにそれを体現できるキャラなので、それこそ今まで万単位の試合数をやってきましたが、飽きることがなかったんです。
昔、ユン戦が嫌いだったのは幻影陣で強制的に相手ターンになるのが理不尽だと感じていたためです。後ろに下がって、しゃがみ中パンチを連打してゲージを溜めるユンが本当に嫌いでした。まぁ、春麗も発勁連打で同じことをやっているのですが。
しかし今、ユン側の心境も考えてみれば春麗相手のプレッシャーは相当なものだろうな、とも思えるので、某有名プレイヤーが言っていた「五分説」は正しいように感じています。

結局は幻影と鳳翼、高性能SAの押し付け合いという組み合わせになるのでしょうが、強制有利状況の幻影、2本持っていればどこからでも勝つ鳳翼、考えてみればとても対等な勝負に思えます(笑)。このゲームの闇と表現されていますが、好カードには違いないのでしょうね。

4、5の春麗、そして6の春麗

この話題になる度に同じ記事を持ち出してしまい恐縮ですが、スト6において「春麗使い」であることを捨てた私は、今は様々なキャラを使って楽しんでいます。4,5と春麗1キャラに拘っていたわけですが、それによって感じていたストレスから解放されたんですね。
今回3rd春麗を久しぶりに動かしてみて改めて自分の中で整理できたことなのですが、やはり「相手に圧をかける」ことができないのが4,5の春麗で、キャラ愛のみで選んでいたけれど内心は面白くなかったことが可視化されたんですね。そして調整が入る度に弱くされていく。相手へのプレッシャー、という点では自分でどうにもならない外的要因でどんどん難しくなっていく、これは辛いですよね。

そして6でも、春麗は過去二作と同じ道を辿っているように(現時点では)感じます。なんと、やり甲斐の無いキャラでしょうか。

Outfit3は、結構好きなので使いたい指数がチョッピリ上がったのですが

春麗を使っている人は口を揃えて「使っていて楽しいキャラ」「やり込み甲斐がある」と仰いますが、この先3年目、4年目とどんどん不自由になっていく、可能性が高いキャラでいつまでそれを言えるでしょうか。実際、Year2突入3ヶ月目の現在においても、すでに「面白くない!」と言っているレジェンド帯の春麗使いをSNSで3人は観測しています。

上の記事に重ねていいますが、私は3rdのように強くないと面白くない、と言っているのではなく最初がピークでどんどん翼をもがれる理不尽さから春麗を諦めた、という背景があるということです。
格ゲー女性キャラの元祖であり依然人気は高いですが、こういう扱いはいかがなものか、というのは一人のプレイヤーの意見として言っていきたいですね。

と、改めて思わせる程に3rdの春麗は楽しかった。仮に鳳翼のダメージが今の半分で、キャンセルのかかる技が減って勝てないキャラになったとしてもコンセプトとして面白いから愛用していたと思います。
私は今後、サブキャラとして6で春麗を使うことはあるかもしれません、がちょっと使い込むとイライラするんだろうな~とか考えてしまうのもまた、悲しい話なんですよね。


…という、初代ストⅡからプレイしている最古参ゲーマーのボヤキでございました。

3rdは様々なハードで発売されましたが、その都度新規イラストが濃かったですね

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