「スパロボF」の思い出と、チートに対する考え方
昨日、半年ぶり?くらいに秋葉原をブラついてきました。特にこれといった目的があったわけではなく、近くに行ったので寄った、みたいな感じです。
最近は様変わりが著しいともいわれる秋葉原ですが、私が初めて訪れたのは1998年頃。その頃からすでにオタクの街としてとても楽しい場所でしたね。
その、初めて行った98年の時のことで覚えているのが、発売前?発売後だったか忘れましたがどこか、ゲームの店に大きく出ていた、
「スーパーロボット大戦F 完結編」のポスターを見かけたことです。
このゲームはそれこそ、98年からしばらくやり続けた思い出深いゲームです。スパロボは最近のを全然やっていませんが、第三次αまでは一通りプレイしていたんですよね。
バランスブレイカーの巨神
新しいスパロボをやっていないので、あくまでネット上で聞いた話の受け売りにはなるのですが…最近のは割と易しめになっているそうですね。それで相対的に、昔のが難しかった、と言われることが多いのがスパロボです。特にこのセガサターンで発売されたF&F完結編は特に難易度が高いと言われています。…当時、プレイしていた頃はそんな風に思ってはいなかったのですが。いえ、終盤のステージは面倒だなって意識はありましたね。
こちらの記事に書きましたように、伝説巨神イデオンを知り、ハマるキッカケになったのもこのゲームです。となれば、当然ゲーム中でもイデオンを重宝するのは当然です。
ゲーム的に、さしてイジる必要性もないユニットですがイデオン、ソロシップをフル改造していた私は、全国的にも珍しいプレイヤーだったのではないでしょうか。そして作品の設定的に、こうならざるを得ないといった感じのイデオンの武器をご覧ください。
有志の方が上げてくださっている動画ですが、イデオンガンの無法っぷりがわかると思います。マップが真っ赤になってしまう射程距離、カンストしている攻撃力、そしてコスモが必中、ギジェが魂を持っていることから完全に、
「ゲームを終わらせてしまう」
武器なのがお解りかと思います。一部の攻略本では、イデオンを運用しこのイデオンガンで一瞬でステージクリアを狙う「イデ攻略」というのが通常の攻略記事とは別項で書かれているものもあったほどです。
この頃、厨二病真っ盛りだった私はこのバランス無視の強さに憧れてイデオンを使ってはいたのですが…イデオンに依存してプレイするとすぐ飽きてしまうんですね(笑)。なので、フル改造したイデオンであえて「普通に」戦ったりしていました。すると他の武装は貧弱なのでものすごく苦労したりしたものですが。
ゲームの「チート」についての考え
さて、この「F完結編」、全てのルートを攻略し尽くし、やることがなくなってしまったら「また、最初からやるか」となるのがこの頃のゲーマーの感覚だったのですが、それをするには1プレイが長すぎるのがスパロボです。何か、別の楽しみ方はないだろうかと考えて、禁断の道具に手を出してしまった過去があります。
そうです、チートツールです。オンラインの時代になった今はもはや禁忌の扱いなチートツール、セガサターンやプレステ1の時代は当たり前のように使われていたんですね。私も、「やり尽くしたスパロボFでまだ遊びたい」という願望のためだけに購入しました。絶対仲間にならないパイロットや機体を自軍に入れて使ったり、ソフト内に存在するけど出て来ないキャラ、ステージを楽しんでいました。
この改造ツールによってのみ見られるキャラとして、逆襲のシャアバージョンのシャア、ギュネイ、レズンなどがソフト内にはデータとしてあったんですね。この辺を紹介しているサイトも見かけましたが、私はオールバックシャアをヴァルシオンに乗せるとクロスマッシャーを撃つ時に
「フィンファンネル!」
と、叫ぶ事を発見しています(だから何)。
こういう個人での戯れレベルなら良いのですが(本当は良くないですが)、オンライン対戦でのチート使用などは言語道断だと思っています、当然ですね。特に最近はスト6でもチートを使うプレイヤーの話題があがり、それを攻略するプロの動画すら賛否を浴びたりしています(そもそも話題にするな、という考え方)。
私自身は往年の格ゲーマーですので、そんなので勝っても虚しいだろうと思うのですが、どうやらそういうチートをしている人は、「商売」らしいという実態を最近、知りました。
根拠があるわけではないですが、おそらくランクマッチでチートをする人は「仕事」でランク上げを行っている人達ではないかという推察は当たっていそうだな、と個人的にも思います。これもゲームの人気ゆえか、とは思いますが正直、こういう商売をする人、利用する人共々…ハリボテの生き方をしているなぁと感じざるを得ませんね…。
チートは是か否か、などという議論は無意味で他の人間と関わるゲームで在る以上、また規約で禁じられている以上否に決まっています。
ゲームは上達、成長が醍醐味だと思っていますし、そこでズルをしたらまぁ、損をしているよな、という認識もありますね。
スパロボのように一人用ゲームをしゃぶり尽くした後で、それでもまだ遊びたい時に使った…という経験に基づいて、「そんな時代もあったけども」と前置きしつつ現代のチートプレイヤーにはNOを突き付けていきます。
余談ですが、スパロボFでの改造コードもやりすぎてゲームがバグってしまい、「壊れた!?」とガチで焦ったことがあります(自業自得)。
結局、ズル行為はどこかで報いを受けるものなんですね。