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【スト6】シーズン2追加キャラ発表…まさかのサウスタウンから

昨日、スト6シーズン2の追加キャラ4人が「盛大に」発表されましたね。
もう情報が非プレイヤーな人達の耳にも入っているほどなので、よほど衝撃的な発表だったことが伺えます。

そういえばテリーの趣味、ビデオゲームだったなぁ…などと、古のゲーメスト増刊号を掘り返してみたり。
しかしこのムービーだと、ただルーク、ジェイミーと対戦しに来たゲーマーのように見えてしまいますが(笑)。

今年…というか来年の春までに追加されるキャラは、

・ベガ ・テリー・ボガード ・不知火舞 ・エレナ

と発表になりました。

ベガについてのアレコレ所感


約二週間前に書いた記事で挙げた予想のうち、ベガは当たりましたがどうやら前作までとは別個体のベガのようで、これは読めませんでしたね。

「その名は、俺が貰おう!」と言ってますから、別人が能力(サイコパワー)や格闘能力を受け継いでベガを名乗っているようですね。シャドルー総帥だったいつものベガから、流浪の格闘家的なキャラに変わり、ビジュアル的にも随分渋くなった気がします。

個人的な、ベガというキャラへの印象ですがもともとあまり格好良いキャラだと思っていませんでした。基本的に正義の味方、ヒーロー側を応援したい人間ゆえに「敵キャラ」ですし、ストⅡとほぼ同時期に餓狼伝説が出て、ギースという芸術的な悪役がいたためにどうも二流のやられ役に見えていたんですね。ご存じのように初めて使用キャラになったストⅡダッシュでは鬼畜の強さを誇っていましたが、その反動で続編のターボでボスキャラとは思えない弱キャラになってしまった、などのゲーム面での不遇、更にスパⅡXでは豪鬼登場デモで一瞬で葬られてしまったり…と、とにかく格好悪さが目立っていた気がします。アニメ映画版に準えて、ZEROシリーズでは恰幅の良さとマントを手に入れテレポートなどするようになったり格闘家感も薄れてしまった。

一方で、SNKのギース・ハワードはどんどん格好良くなり悪役キャラとしての格が上がっていっていました。格ゲーのキャラ人気投票で男キャラが一位を取ったのは、餓狼スペシャルのギースが初だったと思います(※出典・ゲーメスト増刊号)
またギースは、若き日の姿を描いた「ギース・ハワード外伝」なる漫画がコミックゲーメストで連載され、これは当時の格ゲーマーたちの、特にSNKファンにとってのバイブルでした。マフィアの中で頭角を現し、街の支配者にまで昇り詰めるその物語はまさにゲーム版ゴッドファーザー…というか、ギースの設定にもその影響は色濃く出ています。本当に読み応えのある作品でした。今も、単行本は持っています。

この頃から私が思っていたのは、「ベガにもこんな漫画があれば良いのに」ということでした。最初は純粋な格闘家だったが、サイコパワーの使い手である師を手にかけてからは世界征服の野心に取り憑かれた…というバックストーリーが、ゲーメストストⅡダッシュ増刊号にありました。その頃のベガの物語を読んでみたかったんですね。

そこで今回のベガですが、別人ということもあり若干口調が若々しく、CVもカプエスから長年ベガを務めてきた若本規夫さんから楠大典さんへとバトンタッチされています。
あくまでも私個人の印象ですが、シャドルー総帥になる前の「若いベガ」に、イメージとしては近いのではないかと思いました。変な言い方ですが、ちょっとだけ願望が叶ったような感覚です。

トレーラーを見るに機動力はやはり高く、強そうですし使いたくなりました。「春麗使い」の矜持を捨てた今、気兼ねなくベガも使ってみたいですね。

来たか、カプエス3(違)

そしてやはり、ベガ以上の話題になっているのが餓狼伝説から参戦の2人、テリーと舞ですね。

テリーの必殺技、ことごとくインパクトに弱そうですが
大丈夫なんでしょうか
とりあえず、この人は使います

まず真っ先に見たのが、否定的な意見でした。
「コラボキャラは権利関係などで、後々の再発売が困難になる」
と、カプエスシリーズが現行機では遊べないことを踏まえて懸念している、というものでした。
その視点は私にはありませんでしたし、なるほどと思いました。
何よりストリートファイターの本筋から離れて欲しくない、という気持ちの強さからどうしても拒否反応の出る方はいるようですね。

私も、若干暗い雰囲気のスト6キャラセレ画面にこの明るい二人が並ぶイメージが沸きません。どんな絵面になるのでしょう。

あくまでもアンダーグラウンドな、
「ストリートファイト」を意識している感じですね

しかし昨今、他社キャラの参戦は格ゲーにおいて珍しくなくなっています。鉄拳7に豪鬼、ギースがいましたし、サムライスピリッツに梅喧が参戦したなど。少し遡れば、DOAにバーチャファイターのキャラやこちらにも不知火舞は参戦していましたね。元祖格ゲーたるストリートファイターには硬派であって欲しい、という気持ちもわかりますが、ここはもう、

「格ゲーを引っ張っていく使命を持っているんだ」

という強い意志で「なんでもアリ」の道を選んだのではないかと評価します。先週のファミ通で中山ディレクターが「なにやってんの!?」と驚かれるキャラが来ると言っていましたが、それはテリーと舞のことだったんでしょうか。

何はともあれ、少しシックな空気のスト6を、意識的に明るくしていこうという試み、というか心意気が感じられるテリー&舞の参戦。個人的には楽しみですし、「カプエス3」が無理ならこれで…みたいな意図も少し感じていたりします。

というか、舞は確実に持ちキャラにします!(笑)


で、最後発ながら一番地味になってしまった彼女ですが、
ウル4の壊れキャラなイメージが強いので払拭されると良いですね

そんな感じの、スト6シーズン2新キャラへの感想でした。
確実に言えることは、これだけ話題になっている時点で戦略的には成功しているってことですね。

ひとまず、ベガが待ち遠しいです。
あと補足で思った事ですが、来年出る餓狼伝説の新作に、リュウと春麗が出る可能性もあるんでしょうかね。

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