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Adoマーズ・大宮公演参戦記録…MC編・これからも夢は叶い続ける


Ado・マーズ大宮公演におけるMCの記録、感想です。

時間通りに始まるライブっていいですね()

「何もない」がある埼玉

前回もそうでしたが、ツアーだと必ずご当地トークに入ります。
今回もトットムジカ~うっせぇわの流れで会場が完全に温まったところで始まった最初のMC、埼玉についての話になりました。
埼玉の名産品は何?という話題に客席から

「何もない」

の連呼が飛び、笑ってしまいました。
物販で売っているご当地タオルにはナポリタンを頬張るAdoちゃんが描かれていましたが、「ナポリタンなんですか?」という本人の問いにこの返しで、「マジか…」のようなリアクションが面白かったですね。

11月に続編が公開される、この映画がありますが…

やはり埼玉はバカにされてナンボの県、県民もそこに誇りを持っているかの様な異様な地域ですね。

今回は夏のツアーという事で、「皆さん夏は好きですか?」との問いかけに「嫌い!」の大合唱。本人も同様のようで、「私と同じ人がいっぱいいる~」と安堵していました。基本的にオーディエンスを「陰キャ仲間」と認識している、というかそうだと思いたいのか、「皆さんはナイトプール行ったりしないでくださいね、行ったら怒ります!」と釘を刺していてまた笑いが起こったり。最初のMCは楽しさに満ちていました。

客席から男性の声で「結婚してくれ!」と飛べば「大宮の人は自我が強いですね~」と返ってきたり、更には女性からも「結婚してー!」と飛んでくる有様。彼女がいかに愛されているかがよく判りました。

ツアータイトルと、これからの話

アンコールで逆光、踊が披露された後、二度目のMCタイムに入りました。
今回のツアータイトルである「マーズ」の由来から。これは先日YouTubeチャンネル登録者500万人突破記念配信でも語っていましたが…

・人類は月に到達した時、次は火星だと言われていた
・昨年夢を叶え、次の夢を探していたのが「蜃気楼」、そして次に到達するべきは…という意識からタイトルを「マーズ」にした

という事でした。彼女は次に、日本人アーティストが、歌い手が誰もやった事のないことをやろうと思っているそうで、目標としての海外公演と、グラミー賞を獲りたいと宣言。客席から驚きの声が上がりました。出来るかどうかはわからないけど、もっと多くの人に自分の歌を届けたい、その思いは確固たるもののようでした。今は、世界中に音楽を届ける事もすぐに出来てしまいますが、だからこそその繋がりを自らのアクションで広げていこうという話だったと思います。

しかし、だからといってそれで自分が変わってしまう…ような事も避けたい。だから今のまま、自分のままでやっていきたい。「遠くへ行っちゃうの?」なんて心配はしないでください、とも付け加えていました。あくまで気持ちとしては世界に向けつつも、これまでのAdoのままでやっていこうという意志表示も感じる事が出来ました。その彼女の想いに、観客は全力の拍手で応えた…そんな時間を締めくくるように、彼女はこんな言葉を残しました。

「これからも皆さんの夢が、叶い続けます様に」

オーディエンスにすればこの日のライブも、言わば叶った夢の一つな訳ですよね。これまで自分が望んだものを叶えてきた彼女であればこその、力強い言葉でした。私も昨年、6年越しに達成できた目標があったりしたので実感していますが、夢って、結構叶うんです。やりたいことを続けていければ人生は必ず良いものになっていきます。Adoちゃんの歌声に出逢えたのも確実に人生の彩りです、ありがとうの気持ちを改めて、最後の曲「新時代」を聴きながら伝えました。

どれだけ技術が進んでも、LIVEの価値は変わらない

MCを振り返ると、彼女の人間性に触れて、圧倒的な歌声の向こうにどこにでもいる20歳の女子がいることを改めて感じさせてくれるなぁ…という印象です。「Ado」として世に出て大きな存在になっていっていますが、それはそれとして尊大さとは無縁の人間だといつも思います。今年4月にオールナイトニッポンが始まり毎週二時間、彼女の喋りを聴いていますしそれ以外にファンクラブ限定ラジオもあります。下手すると職場の人や友人以上に声を聴いている存在なので距離感がおかしくなってきてますね。

元々、音楽芸能をやる人の作品を届ける為にレコードが売られたり、ラジオで曲が流れたり…だったはずですがそちらが中心になり、ライブ、コンサートは熱烈なファンのための催しという風に変わってきたように思います。そしてそれさえも今、オンラインで何処でも観られるようになったりして、技術の進歩が作品の価値を上げたり下げたりしてきたのが歴史なのだと考えたりします。
ですが今回ライブに参戦して改めて思ったことは、便利なものが増えてもその「人」が人を魅了している限り、その場の価値は変わらないという事ですね。ここ数年はコロナ禍で開催も難しくなったり、ショーの世界の人達は大変な思いをしたと思いますがまた、この世界が盛り上がりを取り戻してくれると信じます、今回、声の出せるライブでよりそれを感じました。

勿論、次の機会があればまた行きたいと思っています。
せっかく出会えた令和の歌姫と一緒に、夢を叶え続けていきたい!
そう感じた、今回の大宮公演でした。

ドレスコードは、蒼い薔薇


今回のペンライト、相棒です


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