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映画感想「劇場版 仮面ライダーゼロワン REALxTIME」(Filmarksより)
半年の延期を経て公開となった、ゼロワン単独の劇場版。
TVシリーズの後日談となっており、新たな敵、エスの率いるシンクネットと飛電或人の戦いが描かれる。
図らずもヒューマギアが日常に溶け込む近未来を描いた作品が、現代の社会に渦巻く人の心やシステムの揺らぎを描き、この2020年を克明に記録する作品になった事は興味深い。
かつて敵だった滅や迅、天津垓は本編での戦いを経て頼れる仲間となり、共闘する訳だが面白いのが或人と同じ枠に入らず別の場所同士で戦う。
だがZAIAスペックで連携は取れており、この辺の描写が特に現代的。
敵側のドラマ、アクション共々本編のレベルをゆうに越えており、総勢7人のライダーが揃い踏みするラストの盛り上がりは歴代ライダー映画の中でも五指に入る事は間違いない。
7人…?そんなに居ただろうか?
いたのです、第一話から。
「仮面ライダーのお出ましだ!」