コンクール初応募作品「アタシが、A!」
2018年に初めて応募した、コンクール用作品です。
厳密には初ではないのですが、最初のは書式やら何やら滅茶苦茶だったのと現存していないのとで、アップ不可能です(汗)。
こちらは、声優を夢見るOLが養成所に入り、そこで業界の実態を知り…という話になります。
実体験を基に
私は脚本を始める前、声優志望者でした。こちらは10代の頃からの夢で、それなりに真面目に追っていたのですが自身の実力不足、さらには大方の人が「食えない」という現状を見て、方向転換を考えました。それが「台本を書いてみたい」…からの、脚本だったのです。
初応募となったこの「アタシが、A!」は、声優養成所で見た事聞いたこと、味わったことをそのまま描いています。
原点であり、己の基幹作品
脚本を学び始めて間もない頃の作品であり、今読み返すともっとこうすれば…な部分が多々あります。ですが、まず最初に書きたかった素材であり、また今も常々自分の信条として持っている「主人公は強くあれ」という要素はとても色濃く出ていますので、あぁ、自分はこういう作風なんだと改めて実感出来るものになっています。
声優、または芸能関係に関心がない方には響きようもない内容で、加え描写もいい加減な部分があるのですが「でも、面白いよな」と、自分の中では褒められる原点です。故に今回、公開に踏み切りました。
思い出される、4年前
思えばこれを執筆していたのは2台前のPCで、起動時にガリガリと音がする限界の近い7年ものでした。これを書いた直後に買い替え、更に今年それも壊れて新調したばかりです。
3年前までプリンターも持っておらず、USBメモリをコンビニに持っていき1時間以上コピー機を占拠して印字に勤しんでいました。今は家でやっていますが、よくもまぁと思い返される体験談ですね(笑)。
また自賛になりますが、この作品の主人公、皇響子というネーミングは超格好良いと思いませんか。