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在りし日のゲームセンターを想う回顧録
ちょうど一年前、渋谷会館の記事を書いたので今日もゲームセンターの事を書こうと思いました。
その渋谷会館の記事で、Youtubeに上がっていた閉店の時の動画を引用させていただいていますが、在りし日の写真、映像というのは貴重だなと改めて感じた次第です。
というのも、私のような中年ゲーマーにとって20~30年前に通ったゲームセンターがほぼ現存しておらず、その店内の模様などはもう記憶の中にしか存在していないことが多いんですね。特に90年代は携帯電話もないですし、カメラを持ち歩いている人などいませんでした。今は誰もがスマホを持っており、どこでも写真、動画を撮って世界中に拡散できる世の中なので、現在の景観は記録としての残りやすさが段違いなのは確実でしょう。
つまり、「かつて存在したゲームセンターの姿」を見ることができれば、それはとても価値のある事だと思う、という話ですね。別にゲーセンに限ったことではないですが青春時代をゲームセンターの電子音で埋め尽くした人間としては、一番にそのことを思います。
ロイミュード達のアジトに、5年前…
まず、Myスマホの中にあった写真として2019年11月、間もなく閉店と聞き訪れたお店のものを挙げます。
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余談ですが昔コロコロコミックに「電脳ボーイ」というゲーム漫画がありましたね
入口からして、普通じゃない店構えです。これでもゲームセンターなのですがこの雰囲気が良かったのか仮面ライダードライブの敵たち、ロイミュードの本拠地としてロケに使われていたのは有名です。放送当時はそれを知らず、凝ったセットだな~と思っていたものですが(笑)。
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逆にただならぬ場所って感じが出て…ませんか、スイマセン
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しっかりゲームは置いてありました、それもかなり多数
もっと多く写真を載せているブログもありましたので、興味がある方は是非そちらで(笑)。
ここに行ったのは、お店そのものを見るという目的もあったのですが、ちゃんとゲームの方にも狙いがございまして…
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もはや全国でも稼働しているのはここだけではないか、と言われていたストリートファイター1の、アップライト筐体です。格ゲーマー的には常識的な知識ですが、初代ストリートファイターには2種類の筐体があり、実は一般的なのはこちらだったんですね。ボタンが感圧式になっており、叩く強さでパンチ、キックの強弱が変わるという、リアル格闘技チックな仕様になっていました。
今現在でもレトロゲームを扱うゲーセンだと置いていたりするスト1ですが、基本テーブル筐体、お馴染みの6ボタンコンパネなんですね。家庭用移植もいくつかされていますが、操作はやはりストⅡと同じです。
かつてこのアップライトバージョンでプレイしたことがあったかどうか定かではないですが(稼働当初小学校低学年でしたから)、これには触れておきたい、とはるばる川崎まで出向いたんですね。で、1クレジット遊んだのですが…
画面が、ほとんど見えない。
という状態でした。もう液晶が経年劣化していたのでしょう、画面が薄暗くなっており、キャラが二人いるのがなんとか解ります、レベルでした。普通だとこれで営業していたらクレームが来るのでしょうが、ぶっちゃけこれに100円を入れる人はほぼ思い出作りなのでしょうね、
「うわ~、こんなにくたびれてるんだ…」と思いながら、一人目の烈にアッサリ負けて、終了しました。ですが、それで満足したんですよね。
「東京」に感動した、秋葉原の聖地
そして、秋葉原にかつて存在していたゲームセンタービル、トライアミューズメントタワーも思い出深いお店の一つです。
ビルが丸々ゲームセンターになっており、レトロゲームがガッツリ揃っていたんですね。私は地元から東京に出てきて、初めてココを訪れた時に、
「こんなすごいゲーセンがあるんだ、さすが東京だ!」
と、純真な気持ちで都会の都会らしさに感服したものです。先述のスト1も、テーブル筐体ですがしっかり稼働しておりハイスコアまで手書きで貼りだされていたのを思い出します。
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「東京って凄い!」と心躍らせたものです
今現在、高田馬場のミカドさんで見ることが出来ますが、三画面が繋がった大型筐体の初代ダライアスを初めて見たのもここだった気がします。いえ、おそらくは地元のゲームセンターでも見ていたとは思うのですが、認知していたかどうか、ですね。ともかく、ビデオゲーム全盛期の作品達は筐体の面構えといいますか、ゲームセンター内に佇む姿に「華」があったと感じます。
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この頃になるとゲームが大分減っていましたが、秋葉原に行った際はよく寄っていました
現在、秋葉原に行った時の憩いの場として、Heyによく寄っています。他にもタイステ、レジャランとゲーセンはありますが、自分が一番しっくり来るビデオゲームゲーセンの雰囲気を持っているのはHeyなんですね。渋谷会館の記事にも書きましたが、私が以前都内住みだった頃に新規オープンしたHeyが今や老舗扱いされているのは、なんとも感慨深いものがあります。
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何より、よく上手い人がプレイしているので眺めるのも楽しかったり
先行きの難しい(厳しい、とは言いたくない)アーケードゲームですが、私にとっては大切な人生のメモリーを占めていますから中年になった今もお付き合いは続けていきます。
そして、今あるゲームセンターを大切にしていきたいという気持ちは勿論、ありますね。