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ウルトラセブンの新規映像に揺さぶられた

先日、全く予想外の新情報が飛び込んできてビックリしました。

突然YouTubeのトップに出てきて「新規の映像作品!?」という戸惑いがあったと同時に、「またか…」という落胆もありました。

人気作の宿命

これは商業的に納得はするのですが、セブンはウルトラシリーズの中でも屈指の人気作ゆえに何度も新作が作られてきました。

・平成ウルトラセブン テレビスペシャル
・ウルトラセブン「誕生30周年記念三部作」
・ウルトラセブン「1999最終章6部作」
・ウルトラセブン「誕生35周年EVOLUTION5部作」
・ULTRASEVEN X

ざっと挙げてもこれだけあり、そのどれも一昔前、二昔前の作品なので今あまり話題に上ることがありません。
原典の昭和ウルトラセブンを推している身として、これらの作品は完璧に履修していません(かいつまんで観てはいます)。どうにも受け入れられないのが現状なんですね。「セブン」の名前で商売しているだけではないか、という色眼鏡で見てしまっているので視聴意欲が沸かないというのが理由です。一方で「人気があるから仕方ない」という考えもあります。

何故、受け入れ難いのか

これらの「平成セブン」に食指が動かない理由は明確で、
「セブン以外のウルトラマンが存在しないパラレルワールド」
だからに他なりません。
セブンが数あるウルトラの中でも一押しであればこそ、セブンしか居ない世界、というのは解釈違いだと思ってしまうんですね。
ウルトラQ、ウルトラマンがありセブンが生まれ、その後のウルトラマンが続いた事でシリーズが確立し、その中でセブンが一番好き、と思っているので「セブンだけでいい」などと思った事は一度もない訳です。支持があるからと特別扱いされるのは望んでいません。
これが、数ある「セブンの続編」を受け付けられない理由なんですね。他のウルトラマンに客演するのは全く問題ないのですが、「セブンだけの世界」は、もはや屈折した同人作品だとしか捉えられない。

今回の新映像は…

唐突な発表で面食らいましたが、詳細を見てみると…

((『ウルトラセブン』55周年コンセプトムービーとして制作する「ウルトラセブン IF Story 『55年前の未来』」今秋の完成版公開に先駆け、その一部を本日配信! バーチャルヒューマン技術で “ダンとアンヌが時空を超えて登場”! 放送から半世紀以上の時を経てもなお人々の記憶に残り、語り継がれる『ウルトラセブン』。 55年前の未来=現在と未来をつなぐ物語を、1967年放送当時にシリーズの一篇として「存在したかもしれない」エピソード、<If ストーリー>としてイメージし、その「事の起こり」を描き出します。))

との事で、尺は7分、短編ですね。
1967年に存在したかもしれないエピソード、との事なのでパラレル設定の作品ではなさそう、ひとまず安心です。
55周年記念という事で純粋に新たな試みの香りがありますので、一ファンとして素直に期待したいと思います。

セブン好きであるからこそ、若干過敏に反応してしまった映像ですが若き日のダンとアンヌを最新技術で描く、というのは楽しみですね。

そういえばほぼ同じタイミングで、某仮面ライダーも新作が発表されましたが、そちらについての所感もいずれ書こうと思います。
ともかく、旧来のファンを幸せにするものであって欲しいですね。

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