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映画感想「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」(Filmarksより)
久しぶりのガンダム映画劇場鑑賞。
原作小説未読なので純粋に新しい物語として楽しめた。
正体を隠すハサウェイと、勘の鋭い少女・ギギの出逢いから始まるサスペンスに、マフティーとその模倣犯も含む戦場模様。
優雅なホテルや市街地が一瞬にして地獄絵図と化す様は宇宙世紀ガンダムの序曲として定番の展開、懐かしさすら感じた。
前述のサスペンス風味が効いており、ギギ、ケネスとの関係と会話は修羅場で知り合った仲間感の裏に一触即発の緊張感が漂い面白味抜群。
戦闘シーンも夜間であるがゆえの爆炎の映えが印象的で、人質の受け渡しなどああ、ガンダムではよくあるなぁとほくそ笑んでしまった。
対して、ハサウェイがこの活動に至った心情が描かれていなかったり、またギギがガンダム特有の電波女で魅力的に見えなかった事もあり、乗り切れなかったのも事実。
この辺が消化されるのを次回以降に期待したい。