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最近の日々のこと
次の投稿は夏の思い出を書こうと思っていたんだけれど、お盆明けからいまいち毎日のペースが戻らず日々の生活を送るのに必死になってたらいつのまにか9月の第一週目も終わろうとしています。
もう長野は朝晩20℃下回っている時も多くて、秋を感じます。私の知っている9月とは全く違うのはとても面白いです。
さて。秋になってしまう前に肝心の夏の思い出を色々書いておきたいと思っていたのですなあまりにも色々ありすぎていつもの倍話があっちに行ったりこっちに行ったりしそうなのであえて一つにの話題に絞って、またつらつらと書いていこうと思います。
今回帰省したら、熊本の実家にはたくさんの観葉植物が置いてありました。親曰く、子供が巣立ったから植物を育て始めたらしいのてす。
毎朝陽の当たるところに植物を置いたり、適切な時期に水やりを行ったりと、大切に育てていました。私を育ててくれたように。
今回の帰省ではそんな親と愛おしい時間を過ごすことができました。私の写真愛を汲んでくれて色々な場所にも連れて行ってくれました。ありがたい。
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でも今回の帰省で一番心に残ったのは、母からの「辛くなったらいつでも戻っておいでよ。部屋はいつでも空いてるからさ。」でした。
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別に私が弱音を吐いていたわけじゃないのです。どんな文脈だったかは忘れたのですがこの言葉は覚えています。とはいえ母はそんなこと言っても私の性格上帰ってこないのなんてきっと分かってるのです。周りからどう思われても私が一度決めたこと、感じたことというのは曲げることができないということを分かっているのです。
その上でこの言葉を言ってくれたのだと思います。確かに私はとりあえずいっときは熊本に戻ることはないだろうけれどもやっぱり嬉しかったのです。
もし自分が進んでいる道がなんだか違うなと思ったらひょいっと別の道にも行けるんだと心が少し軽くなりました。
そんなこんなで楽しい帰省を過ごして長野に戻ってきて、次の日の朝少しだけ寂しさを感じました。
ああ、今日からまたこの天井か、と。
これは別に誰に話してもどうにかなる話ではなく、そもそも仕事などは別にしてこのようなプライベートなことに対する自分の心情を誰か他の人に自分から相談するということの心地よさが私にはあまり分からないのです。他の人のお話を聞くのはとても好きなのだけれど。
結局のところ、自分をコントロールできるのは他ならぬ自分しかいないと思っている節があります。
聞こえはいいかもしれないけど、良くも悪くも自己中心的な生活を送っています。
なので、お気に入りの本を読んだり、心が落ち着かない時に聞く音楽を聞いたり、夏に撮ったフィルム写真などを見返したりなどしてやっとここ数日で元のペースに戻すことができました。本当に穏やかに過ごせています。日々楽しいです。
その穏やかに過ごせているマイアイテムに新たなものが加わりました。
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それはこちらのガジュマルくんです。可愛いでしょう?これは帰省後母が送ってくれました。生きてるものが部屋にあるといいよとのこと。
そんなわけで私も親に習って、私も毎朝部屋の中の日が当たる場所にこの木を移動させ、適度に水やりをしています。この木なんだか愛おしいのです。変な言い方ですが、今日も生きてやるかって気分に毎朝させてくれます。大事に育てようと思います。
生きてやるかって言葉、実はとある小説から引っ張ってきて、これだなあと思って使いました。
それは原田マハさんの「独立記念日」その中の
「真冬の花束」というお話です。あらすじは省きますが、その中に「ね。生まれたんだからさ。死ぬまでは、生きていこうよ。」という言葉があります。この言葉に無性に惹かれたのです。
こんなことを言うと何か悩みとかあるのと心配されそうですがそんなことありません。悩みはないですが(というのは言い過ぎですが)、この考え方が好きなのです。生きる理由なんて生まれてきたからくらいの理由が心地よいのです。そこに無理に飾り付けようとしてしまうと、それが足枷になってしまい動きづらくなってしまうこともあるので。
そしてその瞬間がいつ来るか分からないけど生きている限り、この世界を自分なりに愛せるといいなと思います。そしてこの世界に存在している自分を、自分くらいは見捨てずにいたいと思うのです。
独立記念日の中にあるお話はその他にも心温かくなるお話ばかりでした。世の中の、そして自分自身が無意識に作ってしまっている世界や認識から独立することできっと色々なものに優しくなれて、生きやすくもなると思います。そんなことを思わせてくれる大切な本になりました。
そんなわけで、私もガジュマルも、生まれてきてしまったから今日も今日とて、生きようと思います。