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After Effectsで透過の動画を書き出したい!| トライ&エラー #3

今回の記事は前回に引き続き、コーポレートサイトリニューアルのためAfter Effectsでトップ画像をアニメーション化するという試みの中で困っていたことをご紹介します。

それはズバリ、「After Effectsで透過の動画を書き出す方法がわからない」という問題です。

透過の動画とは、オブジェクトの後ろの背景を透明にした動画のこと。動画の背景を透明にしておけば、今後コーポレートサイト側で背景色を変更することになっても影響を受けず使い続けることができるだろうという考えのもと、透過での書き出しを試しました。

もともと映像編集をやっていたときの知識で、透過の動画を書き出したいときは「アルファチャンネル」というものをつければいいということがわかっていたので、After Effectsのレンダーキュー(AEアプリ内の書き出し機能)からその設定をしてみました。

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するとなぜか表示されるQuickTimeエラー……

スクリーンショット 2021-08-10 16.41.44

設定して書き出し完了までのプロセスはかなりスムーズだったので、まさかファイルを開くことができないとは思わず。何度もやり方を確認しながら再トライしてみましたが、結果はいつも同じでした。

同じエラーが出てる人はいないか検索したところ、まずはAEアプリ内の書き出し機能を使うのではなく、Media EncorderというAdobeの別アプリからの書き出しが良さそうだということ、そして「Apple ProRes」というキーワードがわかりました。

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探してみると、確かにApple ProResと名前がついたプリセットがたくさんある!そしてそのうちの半分は「Alphaを含む」「アルファPQを含む」など、アルファという文言がついています。

アルファと名前がついたApple ProResの中から適当にひとつプリセットを選んで書き出しをしてみると、透過動画の書き出しが成功!ファイルも無事開くことができました。

Apple ProResというものはいったいなんなのか。調べてみたところコーデックの一種らしく、プロの映像業界ではよく使われるそう。私は基本的にYouTubeにアップするための映像を作ることが多く、書き出し形式やプリセットもいつもYouTube向けのもの使っていたため、このコーデックの存在は初めて知りました。

加えて社長の「webm形式も書き出ししてほしい」との要望から、webmのプラグインを追加。結果、webmとmov (Apple ProRes)形式での透過動画の書き出しができました。

ファイルが開けないというエラーが出たときは焦りましたが、これで一安心。皆さんもぜひ試してみてください。

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