ロッテルダムの動物園
小春日和が1週間以上続いていたので安心してたんですが、ロッテルダム動物園予約のこの日だけ気温が急降下し、時折、容赦なく冷たい雨が降るという最悪のコンディションの日でした。動物園のエントランスは少しみすぼらしくてテンションが上がってきませんが、予約時にメールで送られてきたQRコードを提示すると、チケットを買い求める長蛇の列を尻目にすんなり入園できました。
もちろんパンダはいません。でも広さは多分上野動物園並みで、アジア、アフリカ、アメリカ大陸などのゾーンがあり、アマゾンの湿度や気温をシミュレートしたドームや、海洋生物や魚介類、両生類などを展示する水族館エリアなど多様なエリアで構成されています。
しかし、寒さのせいか元気なのは本来生息地が寒いエリアの動物だけ。ホッキョクグマは(餌を求めて)ウロウロ動き回っていますが、そのほかの動物はじーっとしていました(笑)。
しかしこの動物園には「クロサイ」がいます。「クロサイ」は言わずとしれた絶滅危惧種。WWFなどによって強く規制され、動物園で見ることができるのは稀で、日本でも個体は数えるほどしかいないはず。元気よく向かった「クロサイ」展示ゾーンですが、残念ながら一瞬お尻が見えただけで写真撮ることも出来ず、そのまま屋内に引っ込んでしまいました。
動物園のウェブサイトには赤ちゃんが一昨年赤ちゃんが生まれたというブログも有りましたが、こちらも見掛けることは出来ませんでした。ウガンダに長く住んだイタリア人の友だちに「ロッテルダムの動物園にクロサイがいた」ことを伝えると、少しびっくりしていました。
https://www.diergaardeblijdorp.nl/en/2020/11/09/black-rhino-born/
オランダらしいと思ったのは、園内各所に、動物に飽きた(笑)子どもたちを発散させる遊具が設けられていること。地面は柔らかい木製チップなどが敷き詰められて、転んでも怪我をしない仕様になっています。
カフェも随所にあります。レストランは各テーブルのQRコードで注文をするシステムで、まち中のレストラン同様、接触を最低限に抑える合理的なシステムになっています。もちろんビールもいただきました(嬉)。
動物の展示はともかく、たくさんの遊具とカフェがセットになった公園と思えば更に楽しめますね。もっと気温が上がったころにまた来ようと思います。