恐れていたことがやってきました
ロックダウンってこういうことか
オミクロン株の拡散を警戒して、オランダ政府が12月19日から翌1月14日までの「ロックダウン」を発表し、スーパーやドラッグストアなど生活必需品を販売する店以外は原則休業です。レストランは、テークアウトやデリバリーのみ許され、配達のスタッフさんらが街中を走り回っている感じです。
18日の土曜日夕方、Beestenmarktのレストランの屋外席はほぼ満席で、「デルフトにもこんなに沢山の人がいるんだ」と思ったんですが、17時になると蜘蛛の子を散らすようにお客さんらは帰り始めました。19日の日曜日は、都市間を結ぶ列車インターシティやスプリンターが運休し、「都市封鎖ってそういうことかあ」と理解しました。
もともと、飲食店への入店はQRコードを求められていたのですが、テストに行くのが面倒なこともあって、外食をする機会が激減していました。食料品はスーパーで普通に買えるので(買い占めなども起きていない)そういう意味では、ロックダウン後も生活自体はそう変わりがないです。
学校は冬休みを前倒し
ただ、子どもの冬休みが1週間程度早まってしまい、たっぷり抱えて帰ったホームワークにもあまり関心を示さず、暇を持て余し気味です。そんなとき、デン・ハーグのお友だちRさん一家が、手作りギョーザの材料とインラインスケートを抱えてうちに遊びに来てくれました。我が屋根裏部屋の梁によじ登ったり、走り回ったり、折り紙やトランプで遊んだりするお転婆さんたちを横目に大人はビール片手にせっせとギョーザ作り。おかげさまでリフレッシュできました。
ロックダウン後の最初の月曜日、こんなときにしかできないことをしようと、「静まり返った街」を見ようと子どもと出掛けてきました。普段人混みの中をインラインスケートで進むのははばかられるのですが、こういうときは大丈夫と思って娘にはインラインスケートを履かせてのお出かけです。
たしかに、スーパーとドラッグストア以外開いていないです。飲食店の多くは入り口にテークアウト受付のテーブルを置いて、一部のブティックなどはこのときとばかりに店内のレイアウトを改めたりしているようですが、ほとんどのお店の明かりが消えています。
そんななか、光明を見出したのはなんと酒販店は開いている(!)ということ。そうだよねー、食べ物や薬だけじゃなくて、アルコールも必需品だよねー。前日、ギョーザとともにビール、ワイン、シャンパン、ウイスキーを鯨飲してゲロゲロの二日酔いだったにもかかわらず、うれしさのあまりワイン2本を買って帰りました。あくまでチキンを炒めるときの白ワインと、ミートソースを作るときの赤ワインと、料理酒としての活用です(嘘)。