見出し画像

神と戦う男

私です。緊急で動画回しています。
私の生活における最大の娯楽はYoutubeを見ることなんですけど、今日、神動画に出会いました

ナオキマンってユーチューバーをご存じですか?
オカルトやSF、都市伝説、宇宙などとんでもない情報量と心地よいイケボでお馴染みの彼ですが、昨日の動画がすごく恐ろしくも夢のある内容でしたのでその内容のご紹介です。
前半で動画の内容と気になったポイント
後半でファッションとの関連
について書きます。

それぞれ動画をもとに書きますのでお時間がある方はご視聴ください。


まず今回の対談ゲストの方の紹介から


佐藤航陽(さとうかつあき)さん
早稲田を卒業しIT会社を起業したエリート。若干ひろゆき感のある見た目ですけどもうこの人の賢さがえげつない。常人が考えられないような壮大な規模のことを常人に分かるように話している感じに圧倒されました。
今は宇宙開発、仮想現実、食糧問題の事業をしているらしく天の上の人って感じです。
動画ではそんな佐藤さんにナオキマンから質問をぶつけるという形式で進みます。その中でも膝が震えるほど)興味がそそられた質問を抜粋して紹介したいと思います。


Q:佐藤さんの野望は?
A仮想現実の中に宇宙を再現すること


規模が壮大すぎる。ナニソレ珍百景みたいなことを淡々と語る佐藤氏

「もし世界、宇宙中のデータが存在するのであればコンピューター上に再現することは可能。今生きている物質空間が神様の創造物であるのならば人類がコンピューター上に別の世界を作れるのではないか。それでもしこの世界より私が作った世界が魅力的であるなら人々はこちらの世界に来ますよね。これは神様との闘いなんだ」

とのこと。かっけぇぇぇ、、、
と思う一方、鋼の錬金術師がバイブルである私的には「神に近づく過ぎると蝋で固めた翼をもがれ地に墜とされる」というワードが根付いているので大丈夫かといらぬ心配をしてしまいます。

そして佐藤氏の野望はこう続きます
・40億人を仮想現実に移住させる、2045年までに
・人工知能の次、人工意識の実現(肉体からの解放)

さらに野望とは別に佐藤氏が見る世界の展望は以下
・AIの意見を国家単位で採用することは近い将来おこる
・生まれた時に就くべき仕事や結婚相手も決まる
・一つの仮想空間(メタバース)ではなく複数の仮想空間(マルチバース)が同時並行で存在する世界になる
・戦争はなくならない
・仮想空間と脳を繋げる技術が15年後にバブルを引き起こす
・人間の機械化、機械の人間化が進み境界がなくなる
・デザインの仕事もAIに奪われる
・シミュレーション仮説は大いにあり得る
・宇宙人はきっといる

そして野望や展望以外の意見
・サトシナカモトの正体
・シミュレーション仮説は大いにあり得る
・宇宙人はきっといる
・人類の存在意義とは
・意識は無意識のデバッカー
・仏教と化学
・人生の意味とは

とのことです。太線の部分は個人的に好きだった話です。ぶっ飛んだようにみえて意外に腑に落ちる部分も多く、この時点で興味がわいた人は動画を見てみることを強くお勧めします。



戦争はなくならない

いやぁ、悲しい話ですね。むしろ佐藤さんなら「仮想現実の中では争いが起こらないようにプログラミングできる」とか言ってほしかったんですけど、まさかです。ただ、これはただの暴論ではなく歴史から見ても戦争と文明は切っても切り離せないものなのです。

「テクノロジーは常に戦争を軸にして発展している。逆説的に戦争が起こらなければ文明は衰退する。そもそも争いとは生命の根源でもある。人類は争いに勝つために技術を進歩させ、経済を発展させてきた。もちろん仮想空間でもいづれ起きるだろう」

現実世界での戦争はおろか仮想空間でも戦争は起こるのだという。それは銃を打ち合うような物質の戦争ではなく、サイバー攻撃や情報操作といった非物質的な争いになるそうです。恐ろしい。


・意識は無意識のデバッカー

正直この考え方がこの動画で一番刺さりました。内容を見てみましょう。

「意識がなぜできるのかという仮説に面白いのがあって。意識は無意識のデバッカーなのではないか、というもので。デバッグってバグを修正することなんですけど。もともと虫とか動物って「熱い、危ない」などの反射のみ(無意識)で生きていてそこに性格や感情はないはず。しかし人類社会は動物たちが生きる自然社会とは違い、環境がすごい速さで変わり、前まで正しかったことが急に間違いになったりする。そのようなバグを修正する。つまり人類は基本的に無意識で生きているが、急な社会の変化(バグ)に適応するために修正している。それが”意識”です。そしてその修正する行為こそが鬱や葛藤なんですよ。悩みが2,3年経つと忘れてしまうのはデバッグが終了したという事です。」

なるほど!!!ってなりませんか?
ITのプロが考える意識って面白いなぁと感心しました。

シミュレーション仮説(私たち人間が自分の意志で生きているのは錯覚で全ては何者かのPC内で起きているシミュレーションなのではないか、という説)をあり得る話だとしている佐藤さんらしい切り口ですよね。



ファッションとデジタル

さて、技術の爆速な進歩とともに価値観や生活様式が急激に変わることが少し分かったところでファッションとデジタルについて少し考えてみたいと思います。
デジタルを活用したクリエーションで私が一番に思いつくのはアンリアレイジです。

アンリアレイジ

アンリアレイジの22SSはほんとにすごいので是非見てほしいです。


このシーズンで何をやったかというと仮想現実の中でファッションショーを行うという試み。しかもこれパリコレ。コラボパートナーは細田守


百聞は一見に如かずですので見たことがある人に向けて続けます。
まだの方は是非



僕がこのコレクションに感じた魅力を例えるなら
iPhone
です。今あなたが持っているそれです。

このコレクション、めちゃくちゃファッショナブルかといえば個人的にはそうは思わなくて、そんなことより「こんなことできるんだ!」という発想と技術に魅力が詰まっていると思います。
そして何よりその突き詰める度合いが他のブランドと比べても群を抜いていると思ったのです。
他のブランドも未来的な素材として3Dプリントで作られた素材を服にしたり、メタバース風の服の広告レベルのことはやっていても、バーチャルとの融合をここまで本気でやったブランドは私の知る限りありません。

最新のiPhoneが発売されるとき
超広角レンズが~とか、最新8Kの5G通信が~とか
購入者に夢を見せているのです。
そして、その神格化されたiPhoneが発売される前の日にはアップルストアに長蛇の列ができるのです。
その長蛇の列の中に「何が何でも今すぐに超広角レンズが必要な人」はきっといなくて、「触れたことがない未知への好奇心のままに動いている」のが真理ではないでしょうか。

それと近い感覚をこのコレクションには感じました。
実際にこの柄のこの素材の服に価値があるのではなく、バーチャルとファッションの融合とその表現力に価値があるのです。夢を見せることで価値をつけているのです。

アートがビジネスに変わることを意図的にやっているような。そんな感覚。

そして前半で書いた佐藤さんのイメージと繋げると、ただの表現ではなく私たち人類が進む道の先を提示しているような気もしてきませんか?
22SSでは変わった表現だったことが30SSでは当たり前のことになっているかもしれないのですよ。面白いでしょこれ。。。

これまで衣服に求められてきた機能性やコスパという物質的価値

そして

これから衣服に求められる革新的なアイデア、ロマン、ストーリーのような心理的価値

この大きな価値観が変化する時代に生きる私たち。
楽しみですね。

それではまた。ダダ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?