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病氣の捉え方
前回の投稿では、ホメオパシーのことをアンティバシー、アロパシーと比較して簡単に紹介しました。
今回は私が思うホメオパシー治療を行う上での視点についてお話したいと思います。
では、病氣を海に浮かぶ氷山の一角に例えてみましょう。
氷山の水面上の部分は、病氣の症状です。例えば発熱、痛み、痒み、くしゃみや咳、鼻水、息切れなど、五感を通して感じられるもの、目に見えるものです。どれも不快で、早くどうにか消してしまいたいものばかり!
今はそれぞれの症状を消すための様々な医薬品があります。全く便利な世の中ですね。だけど症状は自分の心身からのメッセージ。それに耳を傾けることなく押さえ込んでいく。それで良いのでしょうか?
ホメオパシーでは症状(氷山)だけを見て治療することはありません。なぜなら治療家たちは、氷山の水面下にある、姿をみせていない大きな氷塊を見ているからです。それは心の問題だったり、無意識の部分だったり。その部分こそが、様々な症状を作り出している根源であり、治癒すべきものだからです。
特に、病氣が慢性的であればあるほど、水面下の見えていない部分に焦点をあてることがとても重要になってきます。
病氣は自分が作り出すもの、もしくは外部刺激を受けた時の自分の心身の反応です。見えている症状だけでなく見えない部分にこそ治療のヒントがあります。
こうやってホメオパシーでは、症状だけでなく、人それぞれの生活環境や精神状態や癖や特性を合わせた、全体像を捉えるという視点で治療が進みます。
さらに、私が個人的に好きなのは氷山が浮かぶ海の捉え方です。
海は氷山を包み込み、どこまでもつながっています。これはわたしたちの魂です。私たちの魂はみんなつながっていて、1人が癒されることは、みんなの癒しにつながります。
最後は少しスピリチュアルな感じになりましたが、私はこの視点がとても好きです。