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3Dパズル 80

 ジグゾーパズルに慣れたなら、今度は3Dパズルにも挑戦してみてください。ジグゾーパズルは平面の二次元なのですが、3次元の立体パズルになると高さの視点も必要になるってくるので、より複雑に頭を使わないと出来ません。平面よりもさまざまな視点から観察をして、考えることを要求されるため、水平思考を鍛える効果も高まります。
 パズルの中でもとくに立体パズルが脳によい理由は、メンタルローテーション(心的回転)能力の向上があるからだそうなのです。メンタルローテーションとは、もともと頭の中でイメージした物体を回転させる能力を指すのです。スポーツの世界ではサッカーのパスやゴルフのラインを読むための基礎能力として知られています。小説や新聞の内容を様々な視点から立体的に考察する能力にも関係し、メンタルローテーションが巧みであることが、カラオケの歌唱力から外科手術の執刀スキルに至るまで、様々な技量に影響するのだそうです。
 パズルが得意な子ども達は、頭がよいとみなされますが、ジグソーパズルが得意な人は、色彩判別能力・図形認識能力・知覚統合力・空間認識能力に優れていることが多いのです。これらの能力が高いからジグソーパズルを上手に組めるのですが、ジグソーパズルで繰り返し遊んだからこそ、能力が伸びたのです。これらの能力が優れている人たちは、設計・建築関係の仕事やプログラマー、カメラマンやアーティストなど、クリエイターや機械関係の仕事で特に力を発揮しているのです。
 また、体操の金メダリストで有名な内村航平選手は、小さいときから両親に英才教育を施されて育ちました。しかしながら、ただ体操だけを練習したのでは無く、「右脳を発達させることで、独創的で豊かな子供に育つ」と、わずか生後6カ月頃からジグソーパズルを与えられていたそうなのです。内村選手の卓越した空中感覚は、子ども時代のジグソーパズルによって養われた、空間認知力の賜物なのかもしれません。
 3Dパズルは、子どもの成長を促すための要素がたくさん詰まった玩具です。子ども向け3Dパズルをすることで、子どもの心を育てたり、頭や手先を鍛えたりできます。大事なのは繰り返し行うことと、親が一緒に参加して、励ましたり、ほめたりしてあげることで、子ども達は喜んで繰り返しパズルを組み立てるようになるのです。さあ、皆さんも親子一緒に立体パズルを楽しんでみましょう。
 もしこれから初めて立体のジグソーパズルに挑戦するのなら、3D球体パズル地球儀‐ EARTHは、いかがでしょうか。地球儀形パズルには240ピース以上のものが多いのですが、これはたったの60ピースです。ピースひとつひとつが大きいので、難易度が低めです。ただ地球儀を眺めるよりも、自分で作ったほうが地理を覚えやすくなるので、是非試してみてください。
 そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。

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