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オキシトシンの放出「ギブアンドギブ」

本日は、子育てを楽しむための「ギブアンドギブ」について、書いて行きたいと思います。

①インセンティブを与える
 ギブアンドギブ「インセンティブを与えられる」力があれば将来、人にインセンティブを与え続けられるリーダーになれます。
 リーダーの果たすべき責任の八つ目は「インセンティブ」を与えることです。
 子ども達を、人から何かを貰う人間では無く、人に与え続けられる人間に育ててあげてください。
 私は、自分の息子がメディア業界、インターネット動画の作成で、どのようなインセンティブを読者や視聴者に与えていけるのか、今後が益々愉しみです。
「なぜTVじゃダメなのか?」「なぜインターネットなのか?」「TVとインターネットの違いは何なのか?」という問題になると思います。
その上で「TVでのインセンティブ」「インターネット上でのインセンティブ」の違いを発明していかなければなりません。 
そして、おそらく究極の答えは「自己実現」となります。
 例えば、あまりお金を掛けずに、具体的に今すぐにスタートアップ企業にでも簡単に与えられるインセンティブとは、
①社内プレゼン優秀者やスターパフォーマーを表彰する。
②社員に権限と裁量を与える。
③最新ITかつ心温まるオフィス環境を与える。
④社員に失敗のチャンスを与える。
⑤セミナー、ブレインストーミングで話し合う機会を与える。
 イエスキリストの教えではありませんが「右の頬を殴られたら左の頬を差し出せ」――これは新約聖書内 『マタイによる福音書』にもある通り、そんな心の広い人間になって欲しいと思います。
 人が集まって来る理由の一つは、何かしら自分にメリットがあるからなので、メリットになることを与え続けることも、リーダーには要求されます。ところでリーダーにとって必要なのは、人々の興味を引き、集まった人々の意見を纏めて、目的の方向に導くことです。
  人々の興味を引く為には、やはり何かを提供しなければなりません。
それは情報、情熱、モティベーション、機会、お金、人脈など、人によって異なります。その中で大切な考え方は、「ギブアンドギブ」です。
ビジネス等では、お互いにメリットのある取引を「ギブアンドテイク」という言葉で表し、何かを与えるから何かをよこせのような発想となっています。それらの考え方は合理的で間違いではありませんが、本当に強い推進力を生むためには「ギブアンドギブ」という思い切った奉仕の精神も必要です。最近では「WinWinの関係」という表現の仕方もありますが、「ギブアンドギブ」によって結果として自分にもメリットが返ってくるので、両者ともハッピーになる「WinWinの関係」となれます。
 ところで人間にとって理性も大切なのですが、原始的な感情は、もっと重要な要素です。理屈では分かっていても、感情的に抑えられないこと、自然に喜びがこみ上げてくる、または自然に涙が零れ落ちることは、人間ならば当たり前で、理性だけで割り切れるものでありません。そして、それらの感情を育てるのに良い機会となるのが、運動会や学芸会で燃え上がることです。 
 子ども達に、リーダーシップの力を付けさせる為には、ギブアンドギブが実践出来るように、家庭でも学校でも過ごさせてあげてください。
 ギブアンドギブのマインドで毎日生活をすることで、それが将来実を結ぶ筈だからなのです。

②環境を与える
子ども達に、ギブアンドギブの精神をマスター出来るようにさせるには、その為の環境を提供してあげてください。なぜならば、環境が人を変え、人を作るからなのです。
「環境が人を作る」のは本当です。
 人に何かを与えるためには、自分が豊かで余裕がなければ、なかなかできることではありません。
ですから、余裕のある寛容を与えることは、両親の重大な責任でもあります。環境が変わると自分が変わります。
まず、付き合う人が変わります。
周りが努力家ばかりなら、その中の落ちこぼれ組ですら少なからず努力家になります。
反対に周りが落第組の集団なら、その中のトップですらまだまだ改善の余地が残ります。
人は本能的に、時間をかけて、周りの環境と調和しながら生きて行く生き物なので、環境を変えれば自分も変わります。
環境に慣れるまで、最初は辛いかもしれませんが、頑張るしかありません。
 その良い例として、孟母三遷の教えがあります。中国の春秋時代、孟子の母は、最初、墓所の近くに住んでいましたが、孟子が葬儀のまねばかりするのを見て、こんどは市場の近くに引っ越しました。
ところが、こんどは商人のまねばかりします。
そこで3度めは、学校の近くに引っ越し、やっとやっと安堵したという故事があるのです。
 現代に合わせて更に細かく考えるのならば、子ども達に最高の教育環境を与える為には、近くの学校を選ぶのでは無く、その子たちに一番良い学校を選んであげる事が必要だと言うことになり、その為には引越しをすることも重要だと言うことなのです。
 子ども達に、いかに最高の環境を用意してあげるかが、親の責任であり、また力の見せ所なのだと考えます。子ども達がギブアンドギブの精神を持てるようになるには、豊かな環境で育つことこそが大前提となるからなのです。

③インセンティブ
子ども達のギブアンドギブの精神を育てたいのならば、インセンティブを与えてください。
 インセンティブとは、何かの行動を引き起こすことを目的とした、外部からの「刺激」「動機」「誘因」のこと。よく似ている言葉に「motivation(モチベーション)」がありますが、こちらは「自分の内面から自発的に生じる行動意欲・動機」のことを言います。多くの企業が、社員のモチベーションを高め業績を高める為に、人事制度としてのインセンティブ制度を取り入れています。
 インセンティブ制度導入のメリットは、
①社員のモチベーションが上がる
②意欲の高い人材採用に繋がる
③社員間の競争意識を促す
反対に、インセンティブ制度のデメリットは、
①個人プレーが横行する危険性
②短期的な施策や結果が重視される危険性
③中毒を起こしたり、主体性を失う危険性

インセンティブの実験事例(引用)
 絵を描くことが好きな幼稚園児たちのグループを3つに分けました。
グループ1は「絵を描いたらお菓子がもらえることを、あらかじめ子供たちに知らせ、実際に報酬を受け取りました」。
グループ2は「絵を描く前にはお菓子がもらえることを知らせていませんでしたが、絵を描いた後、ご褒美にお菓子をあげました」。
グループ3は、「お菓子がもらえるとは伝えず、描いた後もあげませんでした」。 
2週間後、この3グループに、お菓子のことも何も伝えずに、ただ絵を描いてもらいました。各グループ、どういう反応になったでしょうか?
 結果は、グループ2と3の幼稚園児は、前回同様、絵を描くことを楽しんだが、グループ1の幼稚園児は、絵を描くことに興味を示さなくなりました。
  一度、報酬のことを知ってしまうと、今度は「報酬がないとそのこと自体に興味を示さなくなってしまう」ということなのです。主体的な行動に対してご褒美を与えてしまうと、内発的動機付けが損なわれることが示された実験結果なのです。
 これらの結果を参考にすれば、両親は決してモノで子ども達を釣ってはなりません。
 子ども達のドーパミンが大量に溢れるように、褒め言葉を与えたり、力強くハグしてあげたり、満面の笑顔で子ども達を迎えてあげてください。
 また、飴と鞭をしっかりと意識して、状況に応じて、持ち上げたり、厳しく締めたりする工夫が大切なのです。
 子ども達がインセンティブを与えられるようになる為にも、普段の家庭生活からインセンティブを意識し、褒め言葉、ハグ、笑顔のインセンティブを与え続けて、子ども達のやる気を引き出してあげてください。きっと他人にも褒め言葉、ハグ、笑顔のインセンティブを与えられる人間に成長する筈だからなのです。

④ご褒美
子ども達のギブアンドギブの精神を伸ばしたいのならば、子ども達に沢山のご褒美をあげてください。
 褒め言葉、ハグ、笑顔の3点セットこそが、子ども達への最高のご褒美であり、ドーパミンをドバドバ出させる手段なのだと考えます。
 子ども達にとって、ご褒美は何かを始める為の大きなインセンティブになります。
ご褒美のメリットは、
①自信を持たせることが出来る
何よりも大切なことは、「できた!」という自信を持たせることです。
「できた!」という事実の積み重ねによって、「自分ならきっとできる」と、新しいことにチャレンジしていける自信が生まれます。
そしていろいろなことに挑戦することが「楽しい」という気持ちにつながります。
得意なことだけではなく「苦手だったけれども、前に比べてできるようになったこと」などを見つけて褒めてあげましょう。
②「結果」ではなく「過程」を褒める
人は誰しも、はじめから物事を完璧にこなせることはまずありません。
誰だって最初は、うまくいかず失敗してしまうこともあるでしょう。
子ども達の勉強でもそれは同じ。最初の失敗で叱られてしまったら、挑戦するのが怖くなってしまいます。
たとえ答えを間違ってしまったとしても、その問題に「挑戦した」ことを褒めてあげられるようにしましょう。
「できなくても、もう一回やってみよう!」「あきらめないぞ!」という気持ちを持たせることこそが大切なのです。
 内的動機が強くなった子ども達は、生活の中に楽しみを見つけることが上手くなり、身のまわりのもので遊びを考え出したり、創意工夫したりする過程が楽しくなるのです。 
最後に使いすぎると、良くない結果をもたらす「ご褒美」なのですが、タイミングを選べばとても効果が高くなります。
たとえば、「最終的な結果にこだわる」ケースです。
入試など、結果の良し悪しがはっきりしており、人生であまりないようなイベントの場合は、特別感を出して「入試に合格したら、旅行に行こうね」などとご褒美を設定して後押ししてあげるのも良いでしょう。
また、緊張するシーンなど、「何かにチャレンジしたとき」にもごほうびをあげても良いでしょう。
たとえば大きな舞台に上がったり、実力テストを受けたあとなどに、一緒にレストランに行くといったことでも良いのです。
そういった形ならば、きっと家族の思い出にも残ることでしょう。
 子ども達のギブアンドギブの精神を伸ばす為にも、子ども達に沢山のご褒美をあげましょう。
「ご褒美」の効果と危険性を理解して、子ども達の成長に役立ててください。
 褒め言葉、ハグ、笑顔の3点セットこそが、子ども達への最高のご褒美であり、ドーパミンをドバドバ出させる手段なのです。

⑤インフルエンサー
子ども達のギブアンドギブの精神を育てたいのならば、インフルエンサーになれるように育ててあげてください。
 インフルエンサーとは、有益な情報を人々に発信し続けることで、人々からの信頼を獲得している人のことを表します。
 有益な情報が、口コミでさらに多くの人々に伝わり、信頼してくれる人が増え、結果的に多くの人に影響を及ぼせるようになるのです。
 有益な情報を流すことで、フォロワー数も影響力も増して行くため、人々からの「信頼」を獲得することこそがインフルエンサーになる上で何より重要となります。
インフルエンサーになる為にやるべき事は、
①悩みを抱える人々にとって有益な情報を発信する
②誰にでも理解できるわかりやすい形で発信する
③負担なく発信し続ける仕組みをつくる
④分析と改善を継続し、常に考えて柔軟に行動する
⑤フォロワーとコミュニケーションをする
⑥自分に信念と軸をもち、多様性を受け入れる
⑦企業からのPR依頼にはプロとして応じる

反対に、絶対やってはいけないことは、
①裏切り行為をしない
②信頼を失うことをしない
③自分というブランドを傷つけない
④ステルスマーケティングをしない
⑤法律を絶対に破らない
⑥フォロワー買いをしない
人々に、出来るだけ多くの価値を提供することこそが、インフルエンサーに最も必要な「信頼」を獲得する第一歩になります。
つまりは、どれだけギブアンドギブ出来るかがポイントになるのです。
 子ども達がインフルエンサーになれるには、先ずはギブアンドギブの精神を理解することが大前提になります。そして人々の役に立つ情報を効果的に発信出来るように意識をして、毎日の生活を送る習慣を身につけなければなりません。
 きっと周りの人々から、期待され、信頼される大人へと成長する筈だからなのです。

⑥人気が高い人
ギブアンドギブ「インセンティブを与えられる」
力があれば将来、人にインセンティブを与え続けられるリーダーになれます。
 何がインセンティブになるかは、その人の価値観に寄って変わります。
 褒め言葉だけでも充分な人も居れば、物欲、お金、利権、名誉、承認欲求、プライド、社会貢献等、様々なモノがインセンティブに繋がるので、その人の価値観を探りつつ、上手にインセンティブを与えてあげることが大切になるのです。
 とは言え高価なモノや利権等は簡単には与えることが出来ませんし、犯罪にも繋がることなので注意が必要になります。
 インセンティブはあくまでも、きっかけだと捉えて、インセンティブを皮切りに本当にやるべきことを見つけて、のめり込むことが大切なのです。きっかけはどうあれ、最終的にはリーダーの人間性に惚れ込み、一緒に取り組むことに喜びを感じられるようになったら最高なのです。
 子ども達のリーダーシップを引き出す為にも、インセンティブの使い方を上手に駆使して、子育てに役立てて欲しいのです。

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