PEAの放出「好奇心」
本日は、子育てを楽しむための「好奇心」について、書いて行きたいと思います。
①PEA
PEA(フェニルエチルアミン)とは、代表的な恋愛ホルモンのひとつで、異性に好意を持ったり、何かに集中したりしているときに脳下垂体から分泌されます。 快楽を司るホルモンであるドーパミンやノルアドレナリンの濃度を上昇させるため、性的興奮と快感を感じるようになり、いわゆる恋煩いや高揚感を誘発します。
恋愛状態では、ドーパミンの分泌で神経が興奮し、脳の視床下部にある性中枢を刺激します。
特に女性は、この性中枢と満腹中枢の距離が男性よりも近く、性的にときめいた際に満腹中枢も刺激されるのです。
つまり、PEAが分泌され恋愛状態になることによって、ドーパミンやノルアドレナリンの濃度も上昇し、満腹作用と脂肪燃焼作用が同時に起きるので、痩せやすくなるのです。
②魂を喜ばせる
強い好奇心(ワクワクドキドキさせる力)があれば将来、IPO(上場)できる起業家になれる可能性も高まるのです。
「ワクワクドキドキ」とは、魂が喜んでいる状態なのだと思います。
私は子育ての中で「ワクワクドキドキ」が最も大切だと考え、子ども達を「ワクワクドキドキ」させるよう常に心掛けて育ててきました。
「ワクワクドキドキ」の結果、どのように子ども達が育ったかというと、1つにはベンチャー企業の創立に加わることになりました。その後この企業は、インターネットメディアや広告の分野で注目を浴び、大手ベンチャーキャピタルの投資を受けて、IPOにも手の届く場所まで近付いているのです。
もしこのまま株式上場できれば、巨額の創業者利益の恩恵にあずかることも夢ではないのかもしれません。
また、メディアの分野では、ハワイへの取材を頻繁に行うようになりました。小さいころから何度もハワイ旅行に連れて行き、現地ではグリーンカードを取って永住している知り合いの家族と積極的に交流を持った経験などが、大きく効果として現れたのではないのかと考えます。
その子にとって何がきっかけとなるかは、実際に成長した後でないとわからないとは思いますが、人間にとって「ワクワクドキドキ」している時こそが人生の中で一番幸せな時間なのです。
息子の場合にも、昆虫採取や魚とりを子どもの頃にたっぷりとやらせてあったので、それらの効果もこれから出てくるのかもしれません。
ところで幼少期からの音楽による情操教育は、「創造力」を生むうえで、とても効果が有ると言われています。東京大学に合格した学生の多くが幼少期のかなり早い時期からピアノやバイオリンを習っていたという調査結果もあります。指先から脳への刺激、また音楽が脳内に伝わり、α波を発生させる刺激が、おそらく脳を活性化しているものと考えられるのです。
ですから子ども達には、小さい時からモーツアルトの曲を聴かせて、穏やかで心豊かな刺激を与えること。また幼少期からピアノやバイオリンのレッスンを通じて、脳を刺激することもおすすめなのです。
中世の時代から欧州の貴族達が上層教育として、こぞって音楽を習わせていた理由も、なるほどわかるような気がします。本格的な習い事には、お金や大変な労力もかかりますが、最初は物真似からでも構いません。おもちゃの電子ピアノやバイオリンで遊ぶだけでも、指先のトレーニングや聴覚のトレーニングに繋がります。最近ではiPadのアプリでも、楽器演奏が手軽に楽しめます。
音楽のある生活環境を、子ども達のために用意してあげることも、忘れないで取り組んであげたい課題の一つだからなのです。
③ワクワクドキドキ
「ワクワクドキドキ」は魂が喜ぶ状態なのです。
ですから父親は、できるだけ多くのきっかけを子ども達に「ワクワクドキドキ」を与えてあげることです。その中から子ども達が繰り返し興味を持ち、やる気のある子に育つ可能性が高いのです。
その際には、子ども達の眼を、注意深く観察してあげることが一番大事なポイントになります。
好きなことを見つけた時には、子ども達の眼がギラギラと輝くからなのです。
子ども達のギラギラさえ見逃さなければ、その子達の大好きなことが判るのです。
そして、好きなことをとことんやらせてあげることで、やる気がみなぎり次の新たな目標にも対応が出来るようになって行くのです。
昆虫採集などがくだらないとは考えずに、何でも良いので好きなことをとことんやり遂げるプロセスを実際に体験することが重要なのです。
子ども達がどんなことに興味を持つかは、それこそ十人十色でバラバラなので、親にとって必要なことは、まずは外に連れ出してみて、色々な体験をさせてあげることなのです。
体験を重ねる中で、思わぬところで、眼をギラギラさせることが起きるので、親にとってはまさに宝探しの様な楽しみともなるのです。
お父さんも、お母さんも子ども達と一緒に外に出て、子ども達の内なる宝探しに挑戦してみましょう。
きっと黄金色に輝く大きな宝を、見つけることが出来る筈だからなのです。
④冒険
子ども達には、少々危険なことでも、勇気を持って始めさせてください。
何が起こるかわからないときにこそ、「ワクワクドキドキ」するからです。
その為には、外遊びが大好きな子どもに育てるのがコツになるのです。
そして、赤ちゃんのころから一緒に散歩に出かける習慣を欠かさないことが大切なのです。
散歩で外の世界をよく知って、楽しさを知っていれば、自然と外遊びを好むようになります。
公園など安全に遊べる場所を探して、できるだけ外遊びをさせてあげましょう。
そして冒険を成功させるには父親は、躊躇している時に子どもの背中を、少しだけ押してあげることが一番のポイントとなるのです。
父親が冒険の後押しをして「ワクワクドキドキ」のきっかけを積極的に作ってあげましょう。
日本人は、世界一臆病な遺伝子を持っているのではないかと言われ、たとえ成功しなくても良いので、絶対に失敗をしたく無いと考える傾向が強いようなのです。しかしながら、リスクを取らない限り成功は出来ないのです。「虎穴に入らずんば、虎子を得ず」のことわざが語る通りだからなのです。
冒険の言葉の意味は、冒険には危険があり、成功するかわからないことをあえてやってみるという意味が有り、実際に危険がある場合と、危険の程度そのもの自体がわからない場合とがあるのです。
その危険は、命の危険である場合が多いのですが、社会的地位や財産などが失われる危険もあるのです。
それに対して探検の言葉の意味は、未知の地域などに入って探り調べるということになります。そして、未知の世界には危険があることが予想されるので、危険をおかしてその場所を探るという意味でも使われることがあります。
つまり、冒険にも探検にも目的を果たすためには危険が避けられないという宿命があるのです。
ですから、危険から逃げることばかりを考えるのでは無く、むしろ危険を管理、コントロールしてしまうことが大切になるのです。
危険を管理、コントロールするには、小さな失敗体験を沢山経験する中から、危険についてのマネジメント方法を生み出して、対処して行くことが重要になるのだと考えます。
その為にも幼い頃から、冒険をいっぱいさせることこそが必要な子育てと、言えるのだと私は確信しております。
⑤昆虫、花採集
昆虫採集や魚つりなどは、子どもにとって一番入りやすい、体験学習のチャンスとなります。
当教室では、夏休みになると100円ショップで虫網と虫かごを買って、近くの公園に昆虫採取に出かけます。せみの抜け殻を集めることから始めて、次にモンシロチョウやアブラゼミの捕獲に挑戦します。
アブラゼミのあとは、難度の高いミンミンゼミやニイニイゼミに挑戦します。さらに難しいのは、シオカラトンボや赤とんぼの捕獲になります。
私の息子も子どもの頃には昆虫が好きで、そのなかでも特に興味を持ったオオクワガタを探しに、福島県の檜枝岐村や山梨県韮崎市の山々で台場くぬぎの森の中へ冒険に良く出かけていました。
昔と違って、自然な状況で捕獲するのでは無く、今ではトラップを仕掛けて置いたり、キャンプ場などでは夜間、蛍光灯と白い布を設置して、クワガタやカブトムシが蛍光灯の光におびき寄せられて勝手に集まって来るのを捕獲する方法が主流になりつつあるようなのです。
東京都でも奥多摩に行くとミヤマクワガタが採れるようですし、千葉県でも房総半島まで行けば、ヒラタクワガタやミヤマクワガタが捕獲できるようなのです。普通のカブトムシやノコギリクワガタであれば、千葉県の船橋市でもアンデルセン公園で見かけることが出来ますし、印西市の松虫姫公園でも簡単に捕獲できるようなのです。
トラップ用の蜜の作り方
材料はバナナ2~3本、焼酎2カップ、砂糖1カップ、バナナは皮付きのままざっくりと切ります。焼酎と砂糖をよく混ぜて袋に入れて、そこにバナナを入れて軽く揉みます。この後、発酵させるので袋はしっかりと口が締められるタイプを用意しておきましょう。
材料を入れた袋を1~2日ぐらい太陽に当てて発酵させておきます。袋がパンパンに膨らみ過ぎたら、一度口を開けてガスを抜き、発酵が終わったら、できたミツをビンなどに移し替えます。あとはハケなどを使って、木にミツを塗ったり、ストッキングやペットボトルを切ったものを木にぶら下げておいて、次の日の早朝にチェックするだけになります。蜜を塗る場合のコツは、同じ箇所に何度かミツをつけ、ちょっと厚めに塗ることになります。昆虫採集は、冒険心や子供たちのロマンを強く刺激する、とても効果的な体験となること間違いありません。
⑥ご馳走
本当に美味しいものを食べたときの「ワクワクドキドキ」の感動は、生涯において忘れられません。
モノで与えるよりも、体の身になるモノ、感動を与える方が子ども達には効果があり大切な財産となるのです。
その中でも子どもの頃のごちそうは一生忘れられない思い出の味になります。
例えば、病気をした時だけに食べられるメロンやイチゴや葡萄等の高級フルーツ。
お出かけをした時の遊園地やデパートのお子様ランチやカレーライス。お祭りの時に食べたたこ焼き、誕生日の時にしか食べられないステーキやケーキ、クリスマスの時にしか食べられない、もも肉、お正月にしか食べられないお雑煮やおせち料理、お月見のお団子や柏餅。特別な日にしか食べられない、お寿司やうなぎ丼なのです。
普段のごちそうなら、お肉屋さんのコロッケやメンチカツ、ポテトフライ、学校行事でのカレーライス。 また、子ども時代には、駄菓子屋さんで食べたお菓子やおでん、焼きそばやお好み焼きの味は、今でも忘れられません。
飲み物で言うならば、初めて飲んだ時のコーラ、チェリオ、ヤクルト、カルピスの味は忘れられない味だと思います。
一方で自分にとっての忘れられない味は、十代の成長期に食べていた、アイスクリーム、フルーツポンチかもしれません。
ところで、味覚には「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の五味があると言われています。
①甘味の役割は、エネルギー源である糖の存在を知らせるようです。
②塩味の役割は、体液のバランスに必要なミネラル分の存在を知らせるようです。
③酸味の役割は、腐敗している、果物などが未熟であることを知らせるようです。
④苦味の役割は、毒の存在を知らせるようです。
⑤うま味の役割は、体をつくるのに必要なたんぱく質の存在を知らせるようなのです。
言い換えれば、味覚とは生きて行くために必要なものを識別する大切な能力なのです。
そして、子どもが「おいしい」と感じる要素は味だけではなく、食材の色や形、舌触り、ニオイ、大きさなど全ての五感情報を脳に取り込んで、おいしいと判断する仕組みになっているようなのです。
食べ物と言うと、味に拘ってしまいがちなのですが、五感のなかでも最も原始的な臭覚は、その情報がダイレクトに大脳に伝わるため、味覚よりも強く正確に記憶されると言われています。
味よりも、美味しい匂いを嗅いだ時のほうが、ハッキリと昔の美味しかった体験が、蘇って来るのです。
子ども達には、出来るだけ幼い頃から、たくさんの素材の味を経験させること、特に匂いと一緒に体験させておくことが、最も大切なのだと言えるのではないでしょうか。
⑦大好きな趣味
「ワクワクドキドキ」するような好きなことを、とことんまで追求することで、それが学習のきっかけとなるのです。子ども達の大好きなことを父親も一緒になって、とことん応援してあげましょう。
その為にも、本当に子ども達が好きなものは何かを探ってみましょう。やはり一番興味があることをやることが長く続きます。周りの人がどう思うかではなく、自分がワクワクできるかどうかが大事なポイントになるのです。
ワクワクドキドキを見つける為には、まずは外に子ども達を連れ出すことが大切になってきます。
趣味とは、仕事としてではなく、あくまで個人の楽しみのひとつとしていることを言うのです。
趣味は自分の”自由な時間”を、より楽しいものに変えてくれるはずです。
そして好きなことを趣味にすれば、それが特技にもなります。
ワクワクドキドキしたことを少しずつ、カタチや行動に移して続けていくことで、いつしかそれが自分の特技になる可能性が高いのです。
また、趣味を通じて新しい友達ができるなど、出会いが沢山増えるのです。
好きなことを趣味にして続けていくと、自分と同じ趣味を持つ人たちと、どこかで出逢うことが出来るのです。好きなことを仲間同士で分かり合ったり、人付き合いが苦手な人でも自然に会話が膨らむのです。
人との出逢いは、人生を豊かにしてくれる素晴らしいものだからなのです。
そして、趣味が高じて仕事になることも有り得るのです。多くの仕事は、好きなことから生まれるケースも多いからなのです。
例えば趣味のおかし作りが高じてパティシエになったり、料理教室を開いたり、ネットで販売したり。
人生を楽しく豊かに、充実した毎日を送るためにも、大好きな趣味を探してみましょう。
もしも、内向的な女の子等が外ではワクワクドキドキが発見出来なかった場合には、お家の中でもワクワクドキドキを発見することは可能なのです。
例えば、①イラスト絵画などの創作系は、絵を描くのが好きな子には最高の趣味なのです。
部屋に飾るのも良し、自分だけの展示会やちょっとしたインテリアにしても良いので、1日1絵、想い出とともに、形や色を丁寧に残してみるのも素敵なのです。
②手芸や刺繍などのハンドメイド系ならば、自分で作ったモノを常に身につけることが出来たり、絵のように飾っておくこともできて、ふとした時にほっと癒されます。
最近はアクセサリー作りで必要ないろいろなパーツがユザワヤ等の店頭でも、ネットでも簡単に手に入りますので、自分のためだけでなく贈り物や商品として作成して、ミンネ等に出品すれば、多くの人々に喜んでもらえます。アクセサリー作りは、女性にも人気のある趣味の一つなのです。
また③陶芸や工作系であれば、土を形作り、色を想像し、薬剤をかけ焼き上げる陶芸は、ねんどが大好きな人にはぴったりの趣味です。自分が手がけたマグカップや湯呑みで頂くティータイムは、想像以上に楽しくなるでしょう。
④もし音楽が好きならば、楽器演奏がお薦めです。ギターやピアノを始めて、好きな曲を引き語りできるようになると、新しい世界にハマってしまうかも知れません。
⑤音楽鑑賞は、楽器を演奏するにはハードルが高いと感じる人にお薦めです。
お気に入りの曲をアップルストアで購入したり、お店に探しに出かけたり、ドライブやティータイムに好きな曲をかけながら、ゆったりとした時間を楽しむことが出来るようになります。
⑥映画鑑賞は、自宅の液晶大画面TVやプロジェクターで鑑賞出来る時代です。レンタルショップで借りるのはもちろん、amazonプレミアム等のネットワークストリーミング配信など、映画鑑賞の方法も多種多様になりました。いつでも何処でも24時間365日、楽しむことが可能なので、好きな時間に思う存分、自分だけの映画鑑賞タイムを設けて楽しんでみてはいかがでしょうか。
⑦おうちに居るのが大好きな人には、インテリアを趣味にしてはいかがでしょうか。カインズやジョイフルホンダ等のDIYのストアが増えていて、店員さんが優しくアドバイスをしてくれます。
もしカラーコーディネートやテイストなどに迷ったなら、気に入った雑誌の切り抜きをお手本に、あなた好みのお部屋を作ってみましょう。
⑧散歩なら、たとえアウトドアのハードルが高いと感じる人にでも、気軽にチャレンジできるのです。
たかが散歩と言うかもしれませんが、散歩で座禅や瞑想をした時と同じ脳波を発することが出来るのです。無心の状態になれるからこそ、そこから新たなアイデアや創造性が生まれるのです。
特に朝の新鮮な草花からの空気を吸い込む散歩には、健康にも良く、心から楽しむということで精神的にもプラスになるのです。
散歩をすることで、清々しい一日が始まり、素晴らしい一日を過ごせることを期待して、大いに楽しんでみてください。
⑧IPO出来る起業家
強い好奇心(ワクワクドキドキさせる力)があれば将来、IPO(上場)できる起業家になれる可能性も高まるのです。昨今のベンチャーブームは、メタバースの時代にむかっさ、さらに活発になって行く筈なので、起業家は時代が求めるヒーローになりつつあります。そんなヒーローになって企業をIPO出来るように、子ども達を教育して欲しいのです。
大企業や官庁で安定的な仕事を目指すのでは無く、IPOを目指して起業する人間が求められているのです。
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