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ノルアドレナリンの放出「正々堂々」
本日は、子育てを楽しむための「正々堂々」について、書いて行きたいと思います。
①言い訳をしない
正々堂々「言い訳をしない」力があれば将来、どうしたらこんな子に育つ?と言われるような真っ直ぐな子どもに育ちます。
私は息子にも、自分の子ども達を「どうしたら、そんな子に育てられるのか?」と他人から言われるような子育てをして欲しいはです。
なぜならば、有難いことに私自身がそのように良く言われてきた言葉だからなのです。
その為には、ここに書いて来たように、ワクワクドキドキを通じて、「子ども達に必要な7つの叡智」「毎日の教育方法365」を一つでも多く実行し、クリアすることが近道となるのです。
その実現のためには、私が説明した教え方を日々コツコツと実践し、小さな習慣(ドーパミンサイクル)として積み重ねていくことに尽きるのです。
つまりは両親が、両親として頑張ることなのです。
日本の両親達が、子ども達に「ワクワクドキドキ」を広めて、頑張れば頑張るほど、日本の社会は益々良くなっていくことを確信しているのです。
そして、そこから育った子ども達が、その「ワクワクドキドキ」を世界中に広げていくことで、世界中に「ワクワクドキドキ」が広がり、世界全体が「平和で支え合う世界」になると信じているからなのです。
人生の中で、どれだけたくさんの「ワクワクドキドキ」を体験出来たかが、イコール、幸せを表現する指標になると考えます。また人々の満面の笑顔を通じて、それらを感じ取ることができるのです。
そのような素晴らしい世界を是非、切り開いて行って欲しいのです。
ところで、私は息子に対して、正々堂々と言い訳をしないことを教育してきました。幸い、言うことを聞いてしっかりと育ってくれたので、平気で嘘をつかれるというようなことがありませんでした。
そして、良く「どうしたら、そんな子に育てられるのか?」と聞かれることも多かったのですが、自分では当たり前の育て方をしてきたとしか思いませんし、運動部を続けてきたので、そのように正々堂々と育つことができたのだと思います。
私にとっては、川崎のぼる氏と梶原一騎氏のTV漫画「巨人の星」に出てきた、星飛雄馬の父親の星一徹氏が理想の父親像で、教育に関しての見本となっておりました。いわゆる昭和時代のがんこ親父なのだと思います。星一徹氏の教えも間違いなく「正々堂々」だったと思います。
TV漫画の中では、肩を壊して普通の送球ができなくなった一徹氏が魔送球と言う、卑怯な手を使うようになってしまったことが原因で、ジャイアンツからの引退を決断することとなったのです。
現代においては、古臭い教育方法になってしまい、高校野球界の名監督の多くも現代風に指導方法を変えてきているのが現実の現場なのだと思います。
生徒と同じ目線に立って、コミュニケーションを頻繁にとって、褒めて育てるのが、現代風の指導方法に代わって来ているのです。
ところで、ズルをしたりインチキすることがなく、真っすぐな心に育てるには、やはり武道や運動系の指導者に預けるのが一番なのです。
正々堂々と正面から渡り合える人間に育てるために、子ども達には武道や運動を是非ともやらせてあげてください。
私の場合には、息子が幼稚園の年長時に甥にくっついて野球チームの合宿に勝手に参加し、そのままチームに入部してしまいました。
小学生になると息子から自分のチームに一緒に参加して欲しいと頼まれたので、コーチ、その後は監督として私も一緒になって野球チームに加わりました。それ以来高校卒業まで土日は野球を一緒にやる生活となりました。
子供と一緒になって同じ目標を目指すことは親子の絆を強める意味でも、その道で成功を収めるためにも大変重要になります。
厳しく健全な精神と肉体を鍛える方法として最適なのは、武道や運動だからです。運動においては、指導者の多くが、昔の体育の先生のように厳しい躾をしてくれる方が多いのです。
最近では、直接手まではなかなか出せなくても、大声で怒鳴って叱ってくれるので、武道や運動は子育てには大変重要な役割を果たします。
子ども達への躾や教育で一番必要なことは、まずは嘘を付かないこと、そして言い訳をしないことなのです。
父親は、嘘をつく子どもを絶対に許してはいけません。嘘をつかないことは、人から信頼されるためにも重要であり、親子間の信頼を築くうえでも外せないことだからなのです。
一度嘘をついて、現実から逃げることを覚えてしまうと、次からも嘘をついて安易な解決へと向かってしまいます。
どんなに苦しくても、絶対に逃げない姿勢、生き方が人生では一番重要なのです。人との信頼を築くには長い年月が必要になりますが、逆に嘘をつけばその信用は一瞬にして無くなってしまうからなのです。
山登りと同じで、人生には「近道」や「抜け道」や「楽な道」は基本的にありません。コツコツと一歩ずつ進んでいく姿勢こそが大切なのです。
ですから、運動や武道を通じて、「急がば回れ」「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。」ということを、身をもって体験して欲しいのです。
子ども達に対して、フェアプレーについても、厳しくしつけてください。私自身もそうでしたが、息子が所属してきたチームもフェアプレーを目指す厳しいチームばかりでしたので、フェアプレーを当たり前のように考えていました。
特に高校野球は、フェアプレーの精神の上に成り立っていますので、高校野球を経験した選手達にとっても、フェアプレーは基本中の基本だと思います。 そのように考えると、やはり高校野球は単なるスポーツでは無く野球道であり、日本の素晴らしい教育であり文化にもなっているのです。
そして、全てのスポーツをやる人間にとってもフェアプレーは基本中の基本です。
もしそれができない人がいるのならば、スホーツを行う資格さえ無いのだと考えます。そのような人間には、直ちに日本からも去って欲しいと私は個人的に思います。日本人はその用な人間を必要としないからなのです。
日本の高校野球にファンが多いのは、地元の期待を背負って、純粋に正々堂々とフェアプレーで戦う姿に感動し、魅了されるからです。
それが本来のスポーツマンの姿であり、その為のスポーツでもあるからなのです。
相撲界の横綱は、強いだけでは無く、人柄や人格も必須とされるように、勝てば官軍という考え方は、日本人には受け入れ辛い価値観なのです。
子ども達の信頼性を高める為にも、正々堂々と困難から逃げない人間へと、子ども達を育ててあげてください。
②お仕置きの勇気
お仕置きの出来ない父親では失格です。
今の父親の決定的な問題点はお仕置きができないことだからなのです。
また子どもに失敗の経験をさせて、失敗から這い上がる方法を教えていないことが問題だと考えます。
それらの経験のない子ども達は、人間的に幅の狭い、融通の利かない子どもへと育ってしまいます。
虐待だとか、暴力だと外野が騒ぎ立ててうるさいかも知れませんが、お仕置きは、愛情を持った父親が子ども達の将来を考えて、あえてカラダに教えを叩き込むもので、単なる感情的な暴力と混同してはならないのです。
昔は悪いことをすれば、押し入れに閉じ込められる、ベランダや外に出される、お尻を叩かれたり、拳骨を落とされるのが当たり前でした。 スポ根アニメの「巨人の星」星一徹氏のスパルタ教育がある意味で見本となっていたのかもしれません。
学校では体育や部活動の先生がお仕置き役になっており、さぼったり、失敗すれば、拳骨やビンタの制裁があるのが当たり前でした。
ですから、たとえ家庭で父親がお仕置きの手を抜いても、学校の先生が代わりに補完してくれた部分がありました。
そして、親達もそれをありがたいことだと感じていました。
ところが最近では、学校で必要なお仕置きをしようものなら、直ぐに暴力行為として訴えられるような時代になってしまいました。
もちろん体罰はよくありません。しかし、子ども達の教育に躾は必ず必要です。それには適切なお仕置きも必要なのだと考えます。
学校の先生に父親代わりを期待できなくなった今では、家庭で父親がお仕置きをするしかない時代となってしまいました。
だからこそ、父親はその重要な任務から逃げてはいけないのです。愛情を込めた躾やお仕置きが子ども達を大きく成長させるきっかけとなるのです。
具体的なお仕置きの方法については、下記七段階だと私は考えています。
1)罰ゲーム、おやつ抜きごはん抜き等の軽度なお仕置き
2)ゲームなど、子どもの大切なものの取り上げ
3)コチョコチョの刑(ちなみにこれは、「ごめんなさい、もうしません」と自分から謝るまで止めません。それでも繰り返すようなら、泣くまでくすぐり続けます)
4)指での軽いデコピン
5)ベランダに出す、押し入れに閉じ込める
6)一固め(これはプロレス技の一種ですが、仰向けで両端を頭の上まで持上げて押さえられるので、子どもはからだを動かせなくなってしまいます。
体の柔らかい子どもたちには少し痛いだけで口だけは動かせるので、「ごめんなさい、もうしません」を自分の口で言わせることができます。これが一番大事なことだと思います)
7)もっと厳しいお仕置き(父親がオリジナルで考えて、父親の言うことを聞くまでお仕置きをやってみてください。)
少し乱暴なやり方ですが、愛する子ども達の為には必要なお仕置きだと考えます。
そして愛情を持った父親が、お仕置きをするからこそ、その意図子ども達にもしっかりと伝わるのです。
もしも、お仕置きをしないで育てると、勘違いをした、我儘で嘘つきな子もに育ってしまう危険性が高いです。
ですからお仕置きは絶対に「必要悪」なのです。
そして、もし我慢を教えなければ子ども達が自立できません。そして厳しさがあるからこそ、誉め言葉にもより効果が生まれます。
最近の若者には、褒めて育てなければ、育たないという考え方が広まっていますが、私は厳しさあっての褒め言葉だと確信をしております。
飴と鞭のバランス感覚が重要だとかんがます。
子ども達の信頼性を高めたいと考えるのなら、勇気を持って、子ども達にお仕置きをして立派な人間に育てて欲しいのです。
③ありがとう、ごめんなさい
ありがとう、ごめんなさいが言える子かどうかで、親のしつけとその子の生活環境が一目瞭然にわかってしまいます。子ども達は、親の背中を見て育つので、親の行動がそのまま子ども達に投影されるということなのです。
ですから、思いやりは言葉だけで教えられるものではありません。「こうしなさい!」と言うより、行動を見せることが何よりも有効なのです。
子ども達は、保護者の行動をよく見て、まねをしようとするのです。
まずは保護者が他人を思いやり、モノを大切にする姿を子ども達に見せてあげましょう。
あなたは、夫婦でお互いを敬い合い、思いやり、「ありがとう」「ごめんね」などの言葉をかけ合っていますか? ものを粗末に扱っていませんか?
また、保護者も子ども達には優しくしましょう。
優しくされたことのない子どもは、優しさの示し方がわかりません。自分が受け入れられた、優しくされたという喜びが、思いやりの心を大きくします。
頭ごなしに「ダメ!」と言うのではなく、子ども達の言葉に耳を傾け、共感することも大切なのです。
子ども達の意見も尊重し、子ども達を主役にし、やりたいこともやらせてあげて、譲歩しながら時間を守らせましょう。こうしたことも見越して、両親は時間の余裕を持って、絶えず行動することが必要なのです。
子ども達の信頼性を高めてあげたいのならば、先ずはありがとう・ごめんなさいが自然に言える子ども達に育ててあげてください。
④喧嘩両成敗
喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい)とは、中世日本の法原則の1つのことです。
喧嘩に際してその理非を問わず、双方とも均しく処罰するという原則です。
「喧嘩においては片方が正しいという事はあり得ず、双方ともに非がある」と言う考え方なのです。
現代では、例えば子ども達の間で、先にA君がちょっかいで叩いて来て、それをB君が叩き返して大喧嘩になってしまった際に、A君が原因を作ったとしても、B君も叩いたのだから、二人とも悪いのだと、先生や親が仲裁したりする際に使われます。
日本では、特に戦国大名にとって「喧嘩両成敗」は、重要な政策の1つでした。
喧嘩に関わった双方を処罰することで、報復感情を断つと同時に、他の家臣たちへの「見せしめ」にもつながりました。先ずは戦いを無くすことを優先した為に行われた政策であり、平和好きの日本人ならではの考え方だと考えます。
外国では、白黒をはっきりさせたがる人々が多い傾向にあり、両成敗などはあり得ないと考える人々が多いと思います。
もし白黒を付けてしまうと、負けた方に禍根が残り、敵討ちや復讐と言う行為が発生し、戦いは永遠に終わりません。
戦国時代を終わらせて、平和な世の中にする為には、やはり喧嘩に関わった双方への厳罰がどうしても必要だったのです。
現代では、もう少し現実的な対応をすることも増え、例えば交通事故を保険でカバーする際にも、お互いの責任を過失の割合で分け合うと言う方法が取られており、100%対0%になることは稀で、それぞれが一定の過失を分担する方法で解決をしております。
子ども達の信頼性を高めたいのであれば、喧嘩両成敗の考え方を教え、例え相手が先に手を出して来ても、絶対にやり返してはいけないことを教えてあげましょう。
小学校受験の際にも、行動観察では喧嘩をした子ども達は、二人とも不合格になってしまうので、突かれても絶対にやり返さないように、教室でも徹底的に教えています。
実際に毎年、試験会場で突っつかれる経験をする子ども達が出ておりますが、しっかりと教えているので大事には至っておりません。
⑤タッチケア
子ども達に自分の気持ちや愛情をしっかりと伝えるためには、視覚、触覚、聴覚の3つの感覚を使い総合的なコミュニケーションを取ることが必要なのです。
これをマルチメッセージと呼びますが、例えば、あなたの子ども達が、物を投げてイタズラを繰り返すようならば、このように対応しましょう。
①視覚で伝える→あなたは膝をついて子どもと視線を合わせます。
②触覚で伝える→静かに両肩に手を乗せます
③声(音)で伝える→「物は投げたらダメよ」と伝えます。
こうすることで、子ども達にしっかりと気持ちと愛情を伝えることが可能になります。
触覚(タッチケア)について
①出生直後からの母と子の触れ合い
胎児期の子宮内の赤ちゃんは、約40週のあいだ温かい羊水と柔らかい壁に包まれ、お母さんやお父さんの声を聞きながら暮らしています。その赤ちゃんが、出生の時を迎えると、波状的に起こる陣痛によって押し出され、空気のある世界に生まれ出てきます。赤ちゃんは一世一代の生死をかけた試練を潜り抜け、やっとの思いで無事にお母さんのもとにやって来るのです。そのような赤ちゃんを最初にお迎えする場所はどこがよいのでしょうか?
赤ちゃんはどのようにしてほしいと思っているのでしょう?
きっとお母さんの温かく柔らかい体に抱かれ、聞きなれた声を聴いて安心し、これまでは胎盤を通じて24時間絶えることなく供給されていた栄養を自分で獲得するために、第二の胎盤といわれる乳房の近くで、いつでもおっぱいを飲めるようにしてほしいと思うでしょう。
お母さんの体こそが赤ちゃんの居場所であるとも言われているのです。また、胎教の効果は計り知れないので、子育ては胎教から始めてください。
②軽いふれあいが大切
お互いの愛情を伝える最上の方法だからです。
もちろん、言葉で伝えるのも有効なのですが、日本人は愛情表現が不得意なのです。
親子なんだから特に伝えなくても分かっているだろうと思いがちなのですが、表現しないとなかなか伝わらないものなのです。
さらに、ある程度成長すると言葉にするのもお互いに恥ずかしくなってしまうことがあるのです。
③背中をさする
子ども達の背中をさすってあげると、自信と勇気を与えられます
学校へ行く前などに数分背中を優しくさするだけで、親からの愛情を感じ子供に自信と勇気を与えられます。学校が好きではない子ども達には特に効果的なのです。
子ども達は初めての経験が多く、常に緊張しているもの。強い不安や感情の乱れは、自律神経がバランスを失っている状態でもあります。
背中には自律神経の通り道があり、優しくさするだけで筋肉がゆるみ、心と身体をほぐしてくれます。そのため、背中の中心を意識して中心から丸くさすっていくと良いのです。
④愛情ホルモン
愛情ホルモンが親子の関係を深める
また、人の皮膚は「タッチ」することによって「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。このホルモンは別名「幸せホルモン」と呼ばれており、人が幸せを感じることと深い関係があります。
このホルモンは、嫌悪感がある場合にはあまり分泌されません。触れる方と触れられる方がお互いを思いあうことで、いっそう分泌されるのです。
背中をさすることは、親子が「愛情」や「幸せ」を再確認することが出来る大切な方法なのです。
孤独な人が人にタッチされただけで、「認められた」という無言のメッセージを感じたという研究もあります。特に親に触れられると、どれほど自己肯定力が高まることでしょう。
⑤タッチと共に言葉かけ
こういった背中への「タッチケア」は、今や医療の現場でも効果を認め積極的に行うようになっています。事実、認知症の徘徊改善や、痛みの緩和など、癒しの実力は本物なのです。
さらに「頑張っているね」などという一言があれば、子ども達はいっそう素直に受け止めるでしょう。子ども達は全身で愛情のメッセージを受け取り、自分の力としていく筈なのです。
子ども達の信頼性を高めたいと考えるのなら、出来るだけ多くのタッチケアを施すことによって、子ども達が愛情を感じて、自然に元気が出て来るように、心掛けてあげてください。
⑥どうしたらこんな子に育つ
正々堂々「言い訳をしない」力があれば将来、「どうしたらこんな子に育つ?」と言われるような真っ直ぐな子どもに育ちます。
子ども達は、生まれつき真っ直ぐな心を持っていますが、親が潰してしまう場合が多いのです。
また、周りの友達や学校の仲間に潰され、社会にも制約を課せられて潰されてしまうのが、ほとんどのケースなのです。
子ども達が潰され無い為にも、最も近くにいる両親こそが、子ども達を伸ばせるように心掛けなければならないのです。
子ども達の能力を信じて、子ども達を縛らない、枠を嵌めない、むやみに叱らない事が大切になるのです。
子ども達の持って生まれた、真っ直ぐで純真な心を育てて、大きく伸ばしてあげてください。
子ども達は、のびのびと自分の力を最大限に発揮して、社会に貢献して行くことになる筈だからなのです。