見出し画像

第三章の25☆「心眼」で見える「ヴィジョン」

 「心眼」とは、通常の二つの目では見る事が出来ない、ものごとの「核心」までを見通して、総合的かつ最終的に判断する為の「第三の目」の事なのです。
 「心眼」を英語で言うと「マインズアイ」となります。
そしてこれは、二つの目に続く三番目の目となるから英語では「サードアイ」と言うのです。
つまり「心眼」と「マインズアイ」と「サードアイ」は同義語なのです。
そして「ヴィジョン」とは、「心眼」を通して初めて見える「未来の設計図」の事なのである。
 「心眼」を通して未来を見つめる事で、「未来の設計図」が見えてくるようになるのです。
それらは、写真の様にデータで渡せば誰もが見えるような物理的なモノでは無く、「心眼」で共鳴し合う事で、お互いが共有する事が出来る感覚の事なのです。
 「ヴィジョン」そのものは「気」とほぼ同様の存在なのですから、そのままでは物理的に見たり測定する事が難しいのです。ですから、それを文章などで描いたもので確認するしかありません。
もしも会社であれば、全体の未来像を「経営ヴィジョン計画」として資料にまとめた形で確認できます。
また事業の未来像は「事業ヴィジョン」として資料で形にして確認できます。そして組織は、組織ヴィジョンと呼ばれる形の資料で初めて確認する事が出来るのです。
また、個人の将来像であれば「キャリアヴィジョン」の資料、「自己成長ヴィジョン」という資料の形にしてこそ、確認する事が出来るのです。
  「心眼」とは、心の目によって目に見えない真実を見抜く力のことなのです。
具体的には、目や耳などの感覚器で知覚することが出来ない情報を、経験と想像力で推論することによって、見えない物の具体的な形質や挙動を把握すること、また科学的な推論に基づいて、見えない物の本質を理解する能力のことなのです。
「三つ目がとおる」等、アニメの世界では、三つ目のキャラクターが頻繁に出て来ます。
第三の目(サードアイ)は、眉間のちょっと上のくぼみあたりにあります。
よく「第三の目が開く」と言いますが、パッチリ開くのでは無く、今までになかった皮膚感覚が生まれて来るらしいのです。
第三の目、つまり第6チャクラが活性化すると、肉眼では知覚できないヴィジョン系の能力が発達して、透視、遠隔視(リモート・ビューイング)などができるようになるようです。
第三の眼は、外を見るための眼ではなく、内を照らし、真実を観るための眼なのです。
つまり、人のオーラや過去生を見るためでは無く、自分自身の奥に在る真実を見つめるために存在する目だという事が言えるのです。
 第6チャクラ(ブラウチャクラ)は、判断を超えた気づきの意識に目覚め、二元性を超えた本質への扉を開くクリアな視点を司っているのです。
あなたは、いつも目の前の世界をどのように見ていますか?
 出会う状況に良い、悪いの判断をしながら見ていないでしょうか?
 わたしたちが目にするのは、自分が意識したものを選んで見ている世界なのです。
 あるかないか、正しいか間違っているか、良いか悪いかなど、今まで得た情報によって判断される二元性の世界なのです。
 それは、わたしたちが個として生きる物質世界において必要な視点ではあります。
しかしながら、何かが起こると良いが悪いに転じ、悪いが良いに転じるような判断からの視点は、表面的にしか物事を捉えることは出来ないのです。
 また、この視点から見る二元性の世界では、どちらかに偏らなければ存在が出来ません。
その為、わたしたちはそこにある大切なものを見落としてしまうのです。
第3の目に位置する第6チャクラは、判断をし続けながら表面的に世界を捉えているわたしたちに、全く新しい視点をもたらしてくれます。
 それは、判断を超えた視点、全てを統合した視点、そして本質からの視点で、 わたしたちを肉眼で捉えている世界よりもっと深みに気づかせ、新しい次元へと導いてくれるのです。
 第6チャクラが開いてくると、判断を超えた気づきの意識が目覚めて来ます。
それにより、思考により偏っていた男性的な見方をしている右目を司る左脳と、女性的な見方をしている左目を司る右脳がバランスし、その機能が発揮されるようになるのです。
つまり、思い込みによってねじ曲がってしまいがちな知性と、直感が適切に使われるようになるのです。
また、気づきの意識が成長することにより、必要のなくなった思いや執着が自然と手放されてゆくのです。
 それにより、より視点がクリアになり、サポートや導きに気づきやすくなり、本質から生きやすくなるのです。
 気づきの意識の目覚めは、今までの価値観を壊し、全く新しい視点、新しい世界をもたらすのです。
そのため、今信じている世界の中で生きていたいという無意識の思いが強いと開いて行きません。
 結局、物事を自分の判断を超えて受け取ることができず、誤解を生み出してしまうからなのです。
 人類はコロナ禍を経験したことで、新しい時代を迎えています。
 このチャクラが開いてゆき、本当に自分の望む人生への扉は開かれようとしているのです。
 まずは、判断をしている自分に気づく、思考している自分に気づく、のように、判断を超えた純粋な気づきの意識を養って欲しいのです。
少しずつ、今までとは違った視点がもたらされるかもしれません。
「開運!なんでも鑑定団」というテレビ東京の番組があります。
視聴者のお宝を専門の鑑定士が査定して、現在の市場価格をその場で算出してくれる番組なのですが、各分野における専門の鑑定士達の鋭い眼力には毎回驚かされてしまうのです。
まさに「違いがわかる男」、視力では無く五感を使って「本質を見抜く」鑑定力を見せつけてくれるのです。
現代のような情報過多、ビックデータの時代には、カオスと化した、巨大なデータの中から、必要なデータや法則、トレンドを的確に読み取らなければなりません。
その為には、本物か否かを一瞬で見極める、厳しい目「鑑定力」が必要となってくるのです。
  なんでも鑑定団の鑑定士のように、素人には同じ作者の絵に見えるモノを、画材、筆のタッチ、構図、サイン等の僅かな違いや情報を見極め、一瞬にして、それがいつ、何処で、誰か、何をどの様に仕上げたのか、まるで作者が目の前にいるがごとく、その人物の仕事に対しての、寡黙さ、その時代背景や、人となりまで、正確に解き明かすことができるのです。
 つまり、専門分野において、知識、経験、のある専門家にとっては、いくら表向きを飾りたてても、中味、本質を手に取るように把握する事ができてしまうのです。
 同じものを見ていながら、見ている所、見えるものが全く異なっているのです。なぜなら鑑定士たちは、鑑定物を通して自分の内なる心を見ているからなのです。
警察官が「犯罪者の歓喜」と言われる、犯罪者が演技の後の最後に微笑んでしまう癖を見抜き、嘘を付こうとすると、わざと遠い存在として距離を置き、反対の行動を取る癖が見抜ければ、たとえ犯罪者がどんなに上手に演技をして、表面を繕ってみても、「嘘」や「偽物」は簡単にバレテしまうものなのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?