写真記憶 64
七田式幼児教室で重要視している記憶方法は、右脳での「イメージされる記憶」を指しています。
それは写真のようにイメージを脳内に焼きつけ、保存しておき、必要なときにいつでも再現することができる記憶方法なのです。
写真が、シャッターを押した瞬間を画像として捉えることができるのと同じように、一瞬対象物を見ただけで、そのイメージを記憶してしまうことが可能な能力が子ども達には潜在的にあるのです。
そして、このような記憶を「直観像」と呼びます。
幼少期には、右脳が優位にあると考えられており、この能力を効率的、かつ効果的に身につけることができるのです。この時期には、「周辺視野」といって、一点に焦点を合わせるのではなく、全体をとらえる見方のほうが、子ども達は得意なのです。
しかし、子ども達が成長するにつれ、焦点を絞る見方が優位になるため、右脳で記憶することを身につけるのは段々と難しくなってしまいます。
写真的記憶法は、歴史の年表やテキストを一瞬見ただけで、そのまま写真を撮るように映像ごと記憶する方法なのです。
残像記憶を訓練していると、写真記憶ができるようになってきます。まずは、残像記憶から訓練を始めてみましょう。
一点に集中する残像メンタルトレーニングとは、カードを利用した視覚体験によって短時間で集中力とリラックス力アップを脳に直接働きかけるものです。
カードをじっと20秒ほど見つめた後に目を閉じ、その残像を思い浮かべます。最初は数秒で消えてしまいますが、練習していくと1分以上も残像が残るようになるのです。このトレーニングを続けることで脳のエネルギーを一点に集中させることが出来るようになり、集中力がアップするのです。
「集中すること」と「リラックスすること」は自律神経の「交感神経」と「副交感神経」の役割と同じように、どちらが優位に立ち過ぎても上手くいきません。
また残像トレーニングは、集中力がアップすること以外にも不安や恐怖という緊張状態を解くことに効果があるので、是非試してみてください。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで、実行してやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。
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