肝試し 262
子ども達に進取の精神を身に付けたいのであれば、肝試しに挑戦させてみてください。
肝試し(きもだめし)とは、怖い場所へ行かせて、その人の恐怖に耐える力を試すことです。
もっぱら夏の夜に行なわれ、霊的な恐怖に耐える、日本の伝統的なゲームの一種で試胆会とも言われます。肝試しは、ただ歩くだけでも怖いものでした。
ジェットコースターとも似たような感覚で、何が起こるか分からないハラハラドキドキのリアルな恐怖心が溢れて来ます。
しかしながら本当に1番怖いのは、何も見えない状況に置かれることだったのだと考えます。
学校開催のキャンプなどでは昔からの定番で、夜に静かな森を探索するだけでも肝試しになります。
肝試しを通じて気がつくことは結局、不安と感じているものは本来は何の実体もないもので、自分の心が生み出したいわば“妄想”に過ぎないと悟ることになるのです。
その不安の正体は、どこから生まれて来たのか、果たしてその不安とは本当に悩むだけの価値があるものだったのかを、よく考えてみるきっかけになるのです。
また、紙に書き出して不安の本質を客観視してみることもおすすめです。「書く」という行為の過程で、心の中でモヤモヤしていたものが消えていき、ほんとうに心を悩ませているものは何なのか見えてくることがあります。
何の為にに肝試しなんてやるの?やる必要ないじゃんと言った意見も聞きますが、ハラハラドキドキ感と恐怖心を通じて自分自身と向き合うことが、とても大切だったのです。
肝試しをきっかけにして、自分を見直し、自分の進むべき道が見えて来たりもするかもしれません。
子ども達に肝試しを経験させる為には、まずはキャンプなどで外出することが必要です。
家の中に居ては、なかなかリアルな臨場感は生まれません。何もない自然な環境に身を置くことでチャンスが生まれるのかもしれません。
次の夏休みには、是非とも家族でキャンプに出掛けてみてはいかがでしょうか。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。