責任を与える 189
子ども達が責任感を持てるように育てたいのであれば、家庭では、責任と同時に愛情を与えながら育ててあげてください。その方がより効果的、また深く浸透させることが出来るからなのです。
責任も愛情も外で教えてくれることでは無く、家庭で学び育まれるのが基本になるのです。
「責任」を子どもに教える方法は、
①先ずは親が行動で見本を見せること
習慣というものは頭で覚えるものでは無く、体の五感全体で感じて、身につくものだからです。
親が子どもとの約束を簡単に破ったりして、責任感の無い行動を取れば、子ども達も自然にそれを真似してしまうようになってしまいます。
②子ども達が自分でできることに、親が手出し口出しをしないこと
子ども達をひとりの人格として認め、大人と同様に扱ってあげることが前提条件になります。
母親に多い傾向は、子ども達の自我の領域まで、勝手に土足で踏み込んでしまい、子ども達が自分でやるべきことに手出しをしてしまうことです。
子ども達は、たとえ失敗しても自分でやることで、様々なことを考えて最後までやり通すことを覚えるので、親が口出しをしてしまうと、親が決めたから自分の責任では無いと、責任を放棄してしまうようになってしまうからなのです。
③目の前のことを解決する力を実践で訓練して育てること
最後までやり遂げる小さな成功を積み上げることで、それが自信になり、さらに大きなことにも挑戦出来るように成長することが出来るのですが、その為には実際の問題を解決する経験やノウハウが必要になります。最初のうちは、壁にぶつかり、その壁を上手にクリア出来無いことがある筈なのです。
何度挑戦しても失敗して、立ち往生した際には、親のコーチングが必要になります。
親は何でもかんでも口出し、手出しをするのでは無く、メジャーリーグのコーチのように、克服の為の考え方やヒントを与え、同時に元気が出るようにメンタルでの支援をしてあげなければならないのです。マラソンで言えば、途中まで一緒に走って良い結果をサポートする、ペースメーカーのように、実際の行動で五感全体を使って教えてあげることが、理想的な教育なのだと考えます。
子ども達に、責任感を持たせて行きたいと考えるのならば、親が口出し、手出しをしない勇気を持つこと。毎日の生活の中での小さなことから、全て子ども達に責任を与えながら育ててあげてください。
きっと、しっかりと責任感を持ち独り立ち出来る
大きな人間に育ってくれることでしょう。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、お子さんたちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、お子さんと一緒になって全力で取り組んでみてください。