即答力 226
子ども達に即断即決が出来るようにするには、即答力を付けさせてあげてください。
即答力は、頭の回転が早いからと言って出来るわけではありません。即答力の訓練をすることで、初めて即答力の力が付くのです。
即答力の訓練は、とにかく毎日の経験を積んで深く考える回数を増やすことが必要なのです。 誰でも、自分の好きなことは即答出来る理由は、
好きなことは、誰から言われなくても深く考えたことがあるからなのです。
そして、深く考える数を増やすには、癖を付けることも必要なのです。
①深く考える練習法。
深く考える格好の練習は、文章を書くことです。
文字にすることで、頭が整理できるからです。
また文字にすることで、自分の考えが論理的かどうか、すぐに分かります。
一度深く考えて、頑張って文章にするという作業をしておくと、自動的に即答できるようになります。
即答出来る人を見ると、その人は、「この人は頭の回転が早いな!」と思う傾向にあるのです。
②深く考えた数が増えれば、考えたことのないことにも応用できる。
例えば最近の中学校入試では、あの開成中学校でもカニ弁当の売り方や電車の経路の選択の仕方等の答えが一つでは無く、考える問題が出題されます。
答えが一つでない問題を考える練習を積むことで、頭の使い方を覚え、過去に自分が深く考えたことの無い問題にも対処することが出来るようになるのです。
出題者は、暗記してきたものを吐き出す回答ではなく、自分の頭でちゃんと考えられる実力があるかどうかを見たいのです。
暗記ばかりで知識を増やして来ただけの人は、
過去に解いたことが無い問題にぶつかると、頭の中が真っ白になって、思考停止になってしまうようなのです。
子ども達に即答力を付けさせる為には、日頃から答えが一つでは無い問題について考える習慣を家庭内で定着させてあげてください。
例えば、毎日のニュースについてどのように考えたかを、家庭内で話し合う習慣にしていれば、どんな内容についても、考えて即答出来るようになれる筈なのです。
そして、私がブログに書いている毎日のテーマを必須課題だと意識して1番から365番まで実行してみてください。それらをやり遂げた先には、子ども達たちの大きな成長と進化がカタチになって現れて来ている筈ですので、それを楽しみに毎日のテーマとその課題に、子ども達と一緒になって全力で取り組んでみてください。