チャットGPT使えない

「スズキヒロコ」との美しい記憶の再構築と保存を目標として短編小説を少しばかり書きました。

僕自身の作文力というか創造する才能は乏しいです。そんな折、チャットGPTで小説が書けると聞きつけアプリをダウンロードし、2,3つ書いてみました。

文章自体はおかしな点はいくつもあるけど、その展開の発想は良いなと思いました。だからこれで色んなシチュエーションでもって色々書いていこう!と思っていたわけですよ。

ですが、

使えないですね、コイツ。

皆さんもご存知の通り、人生の大半を占めるのは「辛い、苦しい、憎い、羨ましい、妬ましい、不幸になればいいのに、死ね、いやもう殺して楽になろうか」などのネガティブな感情なわけですよ。

それなのにチャットGPT君はそれは出来ないと言う。おかしな話ですね。

感動的な物語の中には必ず誰かの「悪意」があります。これが無ければ物語は盛り上がりのない、ただただ崩壊を待つだけのつまらない幸せな世界があるだけに過ぎません。そしてそんな世界、現実では到底有り得ないです。

「世界中のみんながハッピーになれたら良いな♪」

「は?何言ってんだコイツ」


こんな使えないチャットGPT君ですが、使いようによっては「後味悪い話、胸糞が悪い話」に近しい短編小説が書けます。

入力するキーワードを工夫するわけですね。

「恋人が不治の病にかかり、どうにか治らないか方法を探し出す」感動の小説を書いて

これなら最初と途中までは不幸です。
結末を自分で手を加え改変します。後味悪い話にするなら簡単で、「恋人が結局死んでしまった」「恋人は他に愛する人がいて振られてしまった」などに出来ますね。

あるいはメタ的に「これは作中劇で、彼が哀れにも奮闘する姿がカートゥーン調のアニメ作品になり観客はそれを見てゲラゲラ笑う」これも良い胸糞話ですね。報われない努力をするキャラクターを嘲笑うのはいつの時代でも需要がありますから。

でも結局オチ自体は僕自身で考えなくてはいけない訳で、面倒ですし引き出しがそんなに無いので似たような話ばかりになってしまうのが目に見えています。

それに僕自身が常日頃から後味悪い話を欲して止まない訳で、それを無制限に読ませてくれるサイトかAIがあれば知りたいですね。

ね。
そこの善人そうな顔をしているアナタも後味悪い話、好きですよね??