高校卒業と同時に就職をする人が採用面接に望むときの準備
面接に望むときの準備として、色々な情報が飛び交っています。
特に高卒就職の面接をしていると、あらら?と思うこともあるので、それを少し書いてみます。
高校卒業と言っていますが、大学卒業でも、専門学校卒業でも一緒だと思うので参考になさってください。また、進路を担当される先生方も参考になるかと思います。
先生や進路指導の先生に頼り切りにならず自分で考える
先生や進路指導の先生方は一生懸命教えてくださると思います。
一方で、ある程度までは先生方が教えたり準備することは可能ですが、
自分のことは自分で考えて採用面接の準備をしなければなりません。
先生方や進路指導の先生は、採用面接の練習や模擬問答集を渡したりするでしょう。希望している会社と連絡を取って調整してくれることもある。
ただ、それ以上、つまりあなた自身の希望や将来なりたいことについての指導は先生方も踏み込めないのです。なぜならあなたの人生だから。
ならば自分で自分の将来を決める準備をするしかない。
採用面接の練習をする前や模擬問答集以外のことを聞かれたときに、自分の言葉で自分のことを話ができるようにしておかないといけない。
ただ、困ったことに自分自身についてどう考えてよいか、将来も含めて考えようとすると、よくわからなくなるのです。
正解はないし、だれも方法論を出せない。授業のようにこうして、ああして、こうすれば正解にたどりつける、というものでもない。そもそも、あなたのことだから先生たちも教えられない。理由は上に書いてあるとおり「あなたの人生だから」です。
では何を準備すればいいのか。まずは、セオリー通り、自分自身に問いかけること、そして志望している会社を調べることです。
採用面接に望む際に最低やっておくべきこと
具体的には、入りたい会社の面接を望むに際し、
入りたい会社はどんな会社で、どういう人を臨んでいるのか
自分がやってきたこと、部活や学校生活を考えてみて、その会社にマッチしていて、入社後に貢献できるイメージが湧くか?
自分はその会社に入ってどいういう人になりたいのか。
このような項目を頭において調べて考えると良いと思います。
特に最後の「どういう人になりたいのか」という将来の夢は漠然としていていいのです。漠然とでもあるのとないのでは全く違う。自分がどうなっていきたいのか、よく考えたほうが良いです。面接する人もここはポイントと見ているかもしれません。
どうやって調べるの?
会社はパンフレットやホームページ、SNSで情報を出しています。最近は各社採用に力を入れているし、働いている様子がわかる動画などもあります。それを全部見て、どういう会社かしっかり研究して、その上でその会社を受けるかどうか決めてください。
受けると決めた後、応募前会社訪問を絶対にしてください。
リアルな空気感を感じないと、わからないことがたくさんあります。
訪問して、「ここじゃないな」と思ったらほかを選択すればいい。選択肢はたくさんありますからね。
よく会社を調べないで行くと、面接での受け答えが頓珍漢になったりして、「ほんとうに当社に入りたいのか?」と思われて、熱意がないと判断されてしまいます。調べられる限り調べればそういう頓珍漢な面接の受け答えは防げると思いませんか?
この考え方だけはしないこと
「いけばなんとかなる。」
「面接を受ければ受かるはず。」
この考え方はやめましょう。
確かに人不足が叫ばれているので、「いけば受かる」こともあるでしょう。ただ、それで入社が決まっても長続きすることはあまりないように感じます。
また、最近は長く働いてほしい、という意志を持っている会社が多いです。わたしの会社もそう。
でも、面接時に企業研究不足だと、企業研究できていないから当社ではなくてもいいと判断されてしまいます。
また、質問に対して自分の言葉で受け答えができないと、自分で考えられるひとではないと判断されてしまい、社会人として長く続かないと見られてしまいます。
なので、「企業研究」や「自分のやってきたことを整理する」など、しっかり準備をされることをおすすめします。