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音楽のながら聴きと孤独聴き

何か別のことをしながら音楽を聴くことを「ながら聴き」と言いますよね。
作業をしながら聴くいわゆる「作業用BGM」と言われるカテゴリーができたり、ipodができてから特に何かをしながら音楽を聴くことが増えている。

僕も全体の割合でいうと、ながら聴きが断然多い。
通勤中の歩きながら、電車に乗りながら、仕事をしながら…。
働き出してからは学生の時より、音楽のためだけに時間を割くことが減ってきている。

それでも、何もせず音楽に集中する「孤独聴き」をする時間を大切にしている。

音楽を聴くこと以外は何もせず、ひたすら耳元で流れる一曲に集中することを勝手に「孤独聴き」と言っている。
クラブやライブ会場で聴く音楽も、何かをしながら聴く音楽も、車を運転しながら聴く音楽も、恋人や友達と聴く音楽ももちろん良い。

でも外部の音を遮断して、ひたすら自分一人で集中して一曲ずつ聴く。
歌やラップはもちろんのこと、ベースやドラム、音の小ネタまでを探りながら音ひとつひとつに集中する。
瞑想の一種だと思う。

音楽は聴覚しか使わない。
何かを食べながら、走りながら、仕事しながら、本を見ながら…
何かをしながらする行為にはもってこいに見える。
音楽は心で聴くものだ!と言うわけではないけれど、聴覚しか使わないものだとは僕は思わない。

それでもテレビや映画ですらSNSを開きながら見る世の中で、僕のように「孤独聴き」をする人はどれだけいるのだろう。

SNSやメールで常に誰かとつながっているし、嫌でも大量の情報が入ってくる世の中。孤独とは無縁の時代になっている気がする。

そんな時代だからこそ、孤独の時間が必要だと僕は思うのでした。


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