検診に同伴して良かった!の話
今週、最後から2回目の検診に行った。
お医者さんによると、子宮口が1cm程度開いているらしい。無痛分娩で出産予定だが、この調子で行くと予定日当日に入院という形になるようだ。
順調に進んでいて安心すると同時に、子宮口が開き始めているということは、すでにお産の態勢に入ったということ。いうならばロケットの発射台が動き始めたような。
その事実を認識し、気が引き締まった。
さて今回は、ラスト1回に迫った「検診」について書いてみようと思う。
これから妊娠する方のために説明しておくと、妊娠が分かってから出産までの間、「定期検診」と呼ばれる診察のために、クリニックに通うことになる。(ペースは期間や状態によって様々だが、僕らの場合は初期は1ヶ月ごと〜2週間ごとに、里帰りしてからは1週間ごとに通った。)
タイトルにもあるように、僕はこの定期検診に、初回からすべて同伴することができた。(正確に言うと、里帰り前最後から数えて2回目の検診は、胃腸炎でダウンしてしまい行けなかった。が、行く意思は常にあったということで・・・)
仕事を調整する必要があったり、空調なしの玄関スペース(僕たちが通ったレディースクリニックの場合男性は診察直前まで院内に入れない)のパイプ椅子で待機する必要があったりと少し大変なことはあったが、それを差し引いても余裕でお釣りが来るくらい、いい行動だったと振り返って思う。
その理由を思いつくままに書いてみる。
最初は数センチだった胎児が徐々に大きくなっていく様子を数週間ごとに知ることができ、父親になるという自覚が日に日に芽生えていった
説明を聞いて疑問に思ったことをその場で直接お医者さんに質問できるので、僕自身も不安が解消された
予想外のことを告げられる際にもひとりじゃない、ということで妻も安心して検診に行けた(らしい)
夫婦で感謝を伝え合うタイミングになる
一般的に父母の子育て意識の差の原因として「出産をしたという当事者意識」が挙げられる。ママは自分のお腹と共に赤ちゃんを感じられるが、パパはそうではないので、親になるという自覚が生まれづらいというものだ。
僕はこれにすごく恐れを抱いていたが、どこまでいっても自分の身体で赤ちゃんの成長を感じることはできないので、せめて目で・耳で知りたいと思い、検診に同伴することにした。
結果的に、ママには遠く及ばないまでも、すごく実感を持つことができた。
初めてエコーで見た赤ちゃんはほんとに豆粒のように小さくて、本当に胎児ですか!?と半信半疑だった。でも、拡大された心臓の音は確かに聞こえる。そして最初は、ものすごく鼓動が速い。
それが日毎に大きくなってくるのがわかり、毎回感動していた。
最初は3cmだったのが、握りこぶし大になり、顔がちょっとわかるようになり・・・。
確かに成長している赤ちゃんに対し、自分も父親になる前にできることを考えたり、産後の生活をイメージできたりした。
また一方で、定期検診では予想外の懸念が発覚することがある。
その時に、お医者さんから一人で聞くのと、パートナーと二人で聞くのでは精神状態や冷静さが大きく変わると思う。
これは妻に言われて嬉しかったことだが、「何かを指摘されたとしてもひとりじゃない」と思えることで、安心して検診にいけたようだ。
これだけでも、付き添って良かったと思う。
ちなみに毎回の検診後にはお互いの行動を称え、感謝を伝え合うランチに行くのが恒例であり、楽しみだった。(そしていつも食べすぎてしまった)
もちろん、毎回検診に行ける人ばかりじゃないことは理解しているし、行きたくても行けない歯痒さもとても分かります。(実際、今回は仕事の調整が本当に大変だなと思ったことも、実際体調不良で行けなかったこともある)
そんな時は、節目節目のタイミングで数回でも検診に行くだけでも充分だと思う。(こんな言い方をすると怒られるかもしれないが、毎回の検診にも大小があるので)
妊娠期間を振り返った時に、パパのためにも、夫婦のためにもとても良かったこととして一番に頭に浮かんだことのシェアでした。
今日も読んでいただきありがとうございました!
潮音