ヒューマンエラーは、推しが結婚するだけで簡単に発生してしまう。
こんにちは、チームDACOVAです。
前回の記事で、人が実施している外観検査の工数を削減するためにAIを導入したい、という声が多いという話をさせて頂きましたが、他の外観検査にAIを導入するメリットとして、ヒューマンエラーを削減できるということが挙げられます。
検査という性質上、いつも同じ品質で同じように判定し、同じような結果が出てこないと困るのですが、時として人は誤判定、判断ミス、見落とし等をして誤った検査結果を出してしまうことがあります。
このヒューマンエラーを減らすために、検査仕様書を発行して教育する、限度見本を用意して検査する等々、製造業では様々な対策を実施しています。しかし、これらの対策をすべて行っても、ヒューマンエラーはゼロにはなりません。なぜならば、人は間違える生き物だからです。
さて、ではなぜ人は間違えてしまうのでしょうか。(私は絶対に間違えません、とおっしゃる方がいたら、ぜひお会いしてどうしてそう言い切れるのかお伺いしたいです。。。)
ヒューマンエラーの原因には様々ありますが、根本の原因は「集中力の低下」だと考えています。
では、どうして「集中力の低下」が発生してしまうのか。
多くの方が「集中力の切れた状態」には身に覚えがあると思うのですが、
寝不足だったり、体調不良だったりすると、「集中力の低下」が発生し、
ミスを起こしやすくなる状態になります。
また、体調は悪くないのに、精神的に落ち着いていなかったりして、仕事に集中できない、なんてことも時としてあると思います。
半年ほど前ですが、テレビである興味深いニュースを見ました。
そのニュースは。「推しロス休暇」という制度を設けている会社に勤めている星野源さんのファンの方が、結婚発表の翌日に休暇を利用したというものです。
このニュースをみて、なんだか珍しい会社だな・・・と、最初は思いました。
しかし、自分の推しが結婚した時に、仕事に集中できなくてソワソワして、何なら検査なんて実施した日には検査ミスを大量発生させてしまい、一日棒に振ってしまうのではないか、ということが想像できてしまい、
「推しロス休暇」は実はとても合理的な制度なのではないかと感じました。
そして、推しの結婚は人間の集中力をいとも簡単に無くしてしまうとは、推しの影響力は恐ろしい。。。
他にも、集中力を低下させる要因は様々あるかと思いますが、人間はどんな事件や状況でも集中できる生き物ではなく、間違いを発生させてしまうこともあります。そういう時は、無理しないというのも大事なのかもしれません。無理をしないためにも、AIや機械等にできるところはお任せするというのは、一つの手段なのだと考えるようになりました。
なお、ヒューマンエラーについては、こちらに詳細が記されていますので、ご参考まで。