ダーコム流 身内切りの極意
北辰一刀流をご存知でしょうか。
あの坂本龍馬も学んだという名門。
千葉周作が創設した由緒ある流派です。
なんと、ダーコムはそんな千葉周作の子孫です。
これ本当なんですよ。まじで。信じてください。
そんな千葉周作の子孫が
身内切りの極意をまとめました。
第一章
身内切りはすべきではない
身内切りの極意はこれに尽きます。
そもそも身内切りはすべきではない。
極端な言い回しですが理由は簡単です。
人狼陣営の勝利条件に遠ざかってしまうから。
考えてもみてください。人狼陣営の勝利条件は人狼と村人の数が同数になること。人狼を処刑したら勝つことはできないのです。人狼は生き残らねばならないのです。
実際にダーコムが観測した事例はこちらです。
7人盤面3狼生存
最終票を狼が持っている状況。
占い師3票 狼2票 騎士1票
この時に今後怪しまれてしまう可能性を考慮して狼に3票目を重ねて決戦投票に持ち込んだのです。その後決選投票で狼が処刑され、占い師が生存していることで身内切りも看破され村人陣営勝利。
今後怪しまれるも何も占い師に3票目を重ねてしまえばそれで勝ちだったのです。もったいない。命がもったいない!こんな身内切りに意味なんてない。
「この場面なら身内切りはしないよ。」
こう思ったあなたは黄色信号です。
そもそも身内切りをしなくていいのです。
「この場面ならしない」
決定的な場面でしなければいいとう話ではありません。普段から身内切りありきで白要素を稼ごうとしていないでしょうか。勝利条件は白くなることではありません。手段が目的になっていないでしょうか。私は、そう感じてしまうのです。
人狼の勝利条件は怪しまれないことではなくて、
人狼と人間の数を同数にすることなのですから、
仲間を庇ってセットで疑われることを気にしている場合ではありません。
このマインドを獲得することが何よりも重要です。
第二章
身内切りの目的
さて、とはいえ身内切りをする時にはどうしたらいいんじゃというテーマになります。
ダーコムもなんやかんや身内切りを全くしないわけではありません。
では、そもそもどうして身内切りをするのかその目的について考えてみることにしましょう。
まず、今後ダーコムのブログに何度も出てきますが
狼の勝利条件は、
人狼と村人の数を同数にすることです。
つまり、狼が狼に投票することは勝利に遠ざかる行為と言えます。故に、その投票をしている人物は狼ではない。と、推理される可能性が高いです。
そこで、身内切りをすれば発言や態度ではなく、
投票行動から白要素を提示することができます。
これは大きい。
そもそも狼ではない人物に狼要素を塗りたくぬるのは難しいですよね。(これができればやはり必要ない)
自分の投票を根拠に白主張をする。
ある人物と比較して自分の方が白い。
故にある人物が人狼である。
と主張するために身内切りをするわけです。
投票以外での自分の白要素
対抗すべき人物の黒要素
これらを思いつかない時に
捨て身で手に入れる白要素が
身内切り投票ということです。
また白くなるため、ではなく、
黒くならないために
身内切りをすることがあります。
例えば決戦投票に上がった狼に投票するであろう人が目測で過半数を超えていた場合。
処刑されてしまうことがほぼ確実と推察できるなら、救う投票をして自分の黒要素を露出するのはもったいないですね。
繋いだ手を離して、またゴールで会おうねと笑顔で指を刺しましょう。
身内切りの目的
自分の白要素を稼ぐため
自分の黒要素を露出しないため
そして第3の目的
ダーコムはこのために身内切りを多用しています。
狼同士だと思われないこと。
AとBは2狼ではない。これを思い込ませることに成功すれば村人のグレスケを明らかに狂わせることができる。こうなると村人が村人を怪しんで処刑する状況が生まれます。
勝手に村側が黒くなっていくのです。メシうま。
第三章
身内切りはいつするのか
僕が身内切りをするタイミングは主にこの2つ
①仲間をかばっても票が足りないと分かりきっている決めうち盤面
人狼ゲームをしていたら
何度も遭遇するであろう決めうち盤面。
偽物の占い師に投票しよう!みんなの話を聞いているとどうにも間違える人はいなそう。
こんな時に仲間を助ける票を投じても足りないので意味がありません。
ここではわざわざ自分の黒要素となり得る投票をしなくていいでしょう。身内切りをしておくのです。
仮に騎士がすでにいない、という盤面なら占い師を噛んで残ったグレーの勝負に持ち込みます。
②どちらも処刑されることがない状況
安全圏で行う身内切りは効果的です。
ここでは、相手にAとBは狼同士ではない。
と思わせるまでが身内切り
と定義しているので悪しからず。
決戦投票に上がった村人と狼。
生存者がどちらに投票するかを予想して、自分が狼に投票しても処刑される可能性がないのなら投票しても構いません。
そして議論中はその票読みをしていた気配を見せずに過ごしましょう。
その後の議論で生存している相方に投票していた実績を主張しましょう。2狼がないと思わせられれば村陣営が正解に辿り着くまでのスピードを一気に遅れさせることができます。
2狼ない考察の行き着く結果は信用なるものですが、その過程がおかしければ齟齬が生じます。
↓細かいことはこちらから↓
そうそう、初日の投票で軽い票だからと一票目に身内切りをするのはおすすめしません。
決戦投票に上がるデッドラインは3票からです。
9〜12票目あたりは、最終決定権を持つ人物へのアシストをするための調整を兼ねることが多く、その時点で1票を持っている人物に票を重ねる可能性が高いです。そこで2票になり、最終票で3票目を入れられ決戦にあがる。
対抗がCOしたら、てんやわんやです。
このリスクを回避するためにも一票目ですら入れない方が良いでしょう。
番外編
票読みの極意
身内切りをする際に票読みをするのはとても重要です。
自分の一票を入れなければ相方は処刑されなかった。後悔しても遅いのです。身内切りをするのであれば、他の人がどのように投票するかを検討しておきましょう。
9人盤面
3-1陣形 処刑方針 占い師から
狼占Aと白占Bの決戦投票
投票時の発言の要旨
占C 「Aが狂人でBが狼だと思う」
灰D 「Aは偽だと思う、狂人ぽい。Bは真狼目」
灰E 「Bは絶対偽。白でも真を切ってる」
灰F 「占Cを処刑したい。霊に合わせる」
灰G 「Aは偽が高い。Bは真の可能性がある」
霊H 「真の可能性があっても狼だと思う方に入れてください」
霊Hのカリスマ性が高く、この指示に従いやすい環境である時投票行動はこのようになると推測する。
C→B投票 狼だと思っているため
D→B投票 狼の可能性はBの方が高いため
E→B投票 Bを偽視した上で、Aを狼と思う発言を
していないため
F→不明 AとBに言及していないため
G→A投票 Aを偽視した上で、Bを狼と思う発言を
しておらず、真を示唆しているため
H→不明 AとBに言及していないため
自分を除くと A1票 B3票 不明2票
ここで自分がBに投票すれば相方を守ることはできそうです。仮にA投票を行った場合は、まだわからない。FとHがA投票だった場合には、Aが処刑されてしまう。
ここが身内切りをするかしないかの判断ポイント!
どちらか一方でもB投票の見込みがあるのなら、身内切りを仕掛けてもいいのでは。
と、ダーコムは考えます。
こんな感じで誰が誰に投票するのかを推理しておくと、身内切りのタイミングを窺えます。
第四章
身内切りの種類
身内切りにもいくつか種類がありますが、羅列して紹介していきましょう。
投票
事実として認定されやすい身内切り
タイミングが重要黒視
投票に入る前の印象づけ。
自分が後半票で対象への投票が有効票にならないようにできると嬉しい。態度
不服そうな視線や声色など。雰囲気悪くなるのでオススメしない。真下げ
占いを騙ってる狼への真下げ。
真占いからの印象が上がり占い優先度が下がる。真占いに護衛がよるリスクがある。占い結果
占いを騙ってる狼による黒囲い
タイミング次第では本当に処刑されちゃう。意見の対立
グレーの人物への評価などで逆の考えを述べる。薄めなので、時間潰しの白要素として使う。相方狼を白視している村人への疑い
あんまりしたくない。そういう村人を気付かれないように残したい。
第五章
狂人目線の身内切り
身内切りのデメリットに狂人が絡んでくることもある。村人を騙すほどの身内切りは当然、狂人にも影響を与えてしまう。
潜伏狂人目線の話をしよう。
2-1 真狼陣形の時に、初日襲撃に成功したとしよう。この時に狂人目線は内訳が確定する。その残った狼が出した黒結果は安心して投票できる。
2日目時点の村人サイドの考えはベグの失敗の可能性も考慮しているから一歩遅れている。いち早くその黒結果に飛び付き迷いなく処刑を主張できるのが狂人だ。
もし、黒囲いなどしていたら狂人が人狼を殺してしまうことになるだろう。
終章
身内切りとは
ここまで来てダーコムが伝えたいことは
わかったでしょうか。
身内切りはするもんじゃありません。
ダーコム
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