【自己紹介】俺の名は
おう、俺の名は脱臼。山奥の田舎町で暮らす普通の女子高生だったが、ある朝目覚めると30代独身の男性会社員と体が入れ替わっていた。
としか思えないくらい日々の活力がない。たしかに昨日まで赤の他人のものだったのなら、この自分の人生への解像度の低さも頷ける。
少し傾いた姿勢でふらふらとさまよい歩き、慢性的なもやの向こうにうすぼんやりと見える現実を見つめながら、困ったときはデカい声で嘘をつくことで乗り切ってきた。幼児が泣きながらあからさまな嘘をつくのに覚えがあると思うがあれと同じ作戦だ。
ときたま親切な人たちから「もっと真剣に生きた方がいい」というご指摘を受け、なるほどそのときは深く己を恥じ入り、心を入れ替え、明日からはと思うのだが、いかんせん睡魔に抗って立ち上がることに日々の活力のほとんどを費やすのでうまくいかない。
だけれどもときどき、切れかけのフィラメントがうまいこと接続して、思いつきが火花のように閃く瞬間がある。
そういう瞬間をなんとか捉えるのに、noteがあるのはすごく助かっている。クソを垂れてもすぐ流れるのがいい。
noteと友達になりたいと思っている
俺は自分の素晴らしい思いつきをみんなにも聞かせてあげたいという、ジャイアンのリサイタルと同じロジックで記事を投稿しているが、ジャイアンそのものではないので武力で友達を作ることはできない。
どうにか他の手法で、noteと友達になり、特別なSEOとかの便宜を図ってもらいたい。
単に寂しいから誰かに話を聞いてほしいという切迫した欲求を悟られずに、あくまで情報に価値があるかのように振舞うことで発信者側が優位な関係を築きたいのだが、どうだろう。
俺の話を聞くと投資で儲かるようになるとかがいいだろうか?
心の友よ。資産形成に興味はあるか?
あるいは俺がうさちゃんだったなら、鼻をくすんと鳴らすだけで構ってくれる人もいるに違いないが、あいにく寂しいだけの成人男性なんてそこら中にいくらでもいるのでいまいち訴求力に欠ける。
でも俺は自分が大好きなので俺だけ特別扱いしてほしいのだ。
正直に言ったのでnoteの側にも正直になってほしい。
俺たちも自分が大好きで、自分が一番賢いと思っていると、正直に言ってほしい。おい、もうバレてるぞ、投稿されている文章を見ればわかる。
そうすれば俺たちは友達になれると思う。