ポケモンアルセウス感想:ポケモンの育成が不要になってしまったことへの不満
ポケモンレジェンズを最後までクリアしたので、感想を書きます。
楽しかった。
こんな自由度の高いポケモンがこの世に生まれたんだと思うと嬉しい。
という感想がまずくる。
モンスターボールを自分の力で投げて、ゲットする快感は本当にクセになるし大空をウォーグルで飛んでるときの幸福感もすごかった。
そんな感じで楽しかったのですが、
なんか大切なものが抜けていた気がしており、
それを考えた結果、ポケモンのRPGとして大切な要素が欠けていたことだと気づいた。
ずばり
ポケモンを育てる楽しみがない!!
ということだ。
野生のポケモンをゲットし6匹の手持ちを誰にするか選ぶ?
好きなポケモン、強いポケモン、かわいいポケモン選定理由はさまざまだ。
そして途中のボス(今までであればジムリーダーやライバル)を倒すためにレベルをあげたり、進化させたり育成をする。
ストーリーを進める過程にポケモンの育成が必ず真ん中にあり、その選定と育成こそがポケモンをやっていて楽しい時間だったはずだ。
しかし本作においてポケモンの育成はほぼ意味をなさない。
ボス戦において、ポケモンバトルが必要がなくなっていたのだ。
これが本当によくなかった。
ボス戦(今回で言うキングクイーン戦やディアルガパルキア戦)に勝ってストーリーを進める。
そのためにポケモンを育てる。という構造が破綻した。
物語の根幹のボス戦は「避ける」「投げる」を繰り返すだけのつまらないのに難しいアクションゲームになっていた。
ポケモンの強さは関係なくなるのであれば、普段なんのためにポケモンのレベルあげてたんだっけ?となってしまう。
ポケモンを投げて戦えという「救済?」のようなものもあるが、バトルに勝ったところで、シズメ玉を五発くらい無防備で投げれるだけで、そんなことのためにポケモンを育てるのは、なんかリターンが見合っていない。
YouTubeなどで、おすすめ御三家、おすすめ旅パみたいな動画がある。今までであれば、食い入るように見ていたが、本作においてはあまり意味をなさなくなってしまっている。
もちろんストーリーの中でポケモンバトルが必須になる対人バトルもあるが、ここで上がってくるもう一つの問題がある。
親分ポケモンというドーピングの存在
もう一つ、ポケモンを育てるモチベーションを奪うのが、物語の途中に出てくる親分ポケモンの存在だ。
野生でゲットできる親分ポケモンという強個体ポケモンはとにかくレベルが高い。
パーティメンバーの平均が40レベルなのに、急に65レベルが手に入ったりする。
すると、今まで育てていた一般ポケモンは一気にレギュラーから外される。
どうせ格上の親分をゲットするので、一般ポケモンを育てるというモチベーションが失われるのだ。
まとめ:
ボス戦でポケモンバトルが不要&親分ドーピング
この二つの要素によってポケモンを育てるという根幹が不要になってしまい、急遽RPGから作業ゲームと変わってしまったのは否めない。
次回作はこの要素は必須で改善を希望したい。
モンスターボールを投げたり、野良ポケモンが主人公に攻撃してきたり、それを避けたり、後ろに回ると不意をつけたり、アイテムをとるのにポケモン使えたり、それで経験値が入ったり、ライドポケモンでマップと自由を探索できたりなどは、すごく素敵な要素だと思いました。
次回作品楽しみにしてますゲーフリ様。