Special Thanks to Jhon Lennon and Bob Dylan:『遊牛の詩』(北條不可思著/百華苑刊/1997(平成9)年6月5日発行)
PhotographyCopyright © YURIKO OCHIAI (落合由利子)2016
Special Thanks to Jhon Lennon and Bob Dylan
私が最も影響を受けたアーティストは、ジョン・レノンとボブ・ディランです。皆さんの嘲笑を恐れずに申しあげれば、感性の磨き方はジョンに、スタイルの貫き方はボブ・ディランに学んだという自負があります。
思春期に出会ったが故に、ジョン・レノンから受けたものは衝撃的でした。ビートルズ第二世代にあたる私は、アイドルとして世界を駆けめぐったジョンよりも、ひとりの表現者として苦悩しているジョンを強烈に身近に感じました。一方、アイドルになる事も、チームプレイに殉ずる事も、頑なに拒んで自分の世界の表現にこだわり続けるボブ・ディランの姿には、先人の孤高な戦いを見る思いでした。
この二人のアーティストから学んだことは、「ナンバー1ではなくオンリー1を目指せ」ということです。そしてまた、周囲の評価に身を委ねず、自分が本当に納得できる自分でありたいという願いを放棄できない性分です。
けれども、私には『僧侶という役分に溺れない』という自戒があります。僧衣(ころも)を盾にして自分を守るような行為をしているんではないかという疑念を持ち続けてきました。それはまさに自力作善、自我丸出しの自力根性そのものです。『たったひとりの私』に執着(しゅうじゃく)する一方で、『衣を着る者の節度』に悩むことから離脱できないのです。
それは、自らの言葉でメッセージを伝えようとする自分を否定せざるを得ない苦しいまでの自意識でした。だからこそ私は、『お坊さん』という自らの内にある括りから一生脱却できず、精神世界をダイレクトに歌う事はできないと思っていました。自嘲と諦めに窒息しそうでした。
『遊牛の詩』という楽曲は、そんな閉塞感のなかから誕生しました。
十二支の順番がなぜ、子(ね)・丑(うし)なのかご存知ですか? 私が聞いた古い寓話では、動物たちが競争をして一位から十二位までを干支の名前にする事になったそうです。歩くのが遅い牛は、誰よりも早く歩き始めたのですが、この牛の背中に乗っかったのが鼠でした。そしてゴール間近なところで鼠は牛の背から飛び降り一番でゴールインしました。 それを見た牛は、「足が速いねぇ」と鼠の勝利を讃えました。丑年生まれの私はこの逸話が大好きです。いつか、この話をモチーフにした曲を作りたいとあたためていたのですが、まさか自らの信を真正面から歌う曲になるとは思っていませんでした。
『歌うお坊さん』が他者から与えられた肩書きではなく、本当に自分が『歌うお坊さん』であることを実感する作品になりました。私が拠り所とする精神の立脚地において、歌う事も、お坊さんである事も、あるがままの私の姿でありました。
「僕は僕、君は君、俺は俺、お前はお前、私は私、あなたはあなた」
ジョン・レノンとボブ・ディランが私に届けてくれたメッセージです。
『遊牛の詩』(北條不可思著/百華苑刊/1997(平成9)年6月5日発行)一部訂正加筆しました。
PhotographyCopyright©(石原秀樹);JAPAN
"Song & BowzuMan”since 1981
&
ENBAN “縁絆・野聖物語” concert endlesstour since 1996
『遊牛の詩』
(1996年作)
「歎異抄」第三条を機縁に
― 善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや。―
『遊牛の詩』
詩/曲 北條 不可思
《浄土真宗本願寺派:西本願寺・築地本願寺》
僧侶:シンガー・ソングライター
1996作品
「歎異抄」第三条を機縁に作す
― 善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや。―
*善人なおもて往生す
ましていわんや悪人はなおさらだ
Oh My Son : お前さん このメッセ-ジが聞こえるかい
+++++++
自由だ平和だ人権だと騒ぐ前に我々は何をしてる
Oh My Son : お前さん このメッセ-ジが聞こえるかい
**毎日何かの命を喰らって生きてるくせに
人間だけが一番エライと講釈、講釈たれる
ねずみに勝利を渡す牛になりたい
ねずみに勝利を渡す牛になりたい
悠々と歩む牛になりたい
悠々と歩む牛になりたい
Oh My Son : お前さん このメッセ-ジが聞こえるかい
+++++++
明日ありと思う心の浅はかな愚かな己の精神よ
Oh My Son : お前さん このメッセ-ジが聞こえるかい
福祉だ教育だ環境だと騒ぐ前に我々は何をしてる
Oh My Son : お前さん このメッセ-ジが聞こえるかい
毎日何かの命を喰らって生きてるくせに
人間だけが一番エライと講釈、講釈たれる
ねずみに勝利を渡す牛になりたい
ねずみに勝利を渡す牛になりたい
悠々と歩む牛になりたい
悠々と歩む牛になりたい
Oh My Son : お前さん このメッセ-ジが聞こえるかい
*善人なおもて往生す
ましていわんや悪人はなおさらだ
Oh My Son : お前さん このメッセ-ジが聞こえるかい
善人なおもて往生す
ましていわんや悪人はなおさらだ
Oh My Son : お前さん このメッセ-ジが聞こえるかい
善人なおもて往生す
ましていわんや悪人はなおさらだ
Oh My Son : お前さん このメッセ-ジが聞こえるかい
善人なおもて往生す
ましていわんや悪人はなおさらだ
Oh My Son : お前さん このメッセ-ジが聞こえるかい
MUSICIAN
Guitar(acoustic&electric)
Vocals-Fukashi Hojo
Harmonica-Shaku Nanshi
:FUKASHI HOJO&CanoBand:
http://fukashi.blog50.fc2.com/blog-entry-221.html
Produced by GURAGYU
(総指揮:愚螺牛)
❝命の尊厳は、人間の尊厳などいう限定されたものではない❞
Copyright© 1996; renewed 2009 by Special Jion Music
(縁絆コンサート2002/広島平和記念(原爆)資料館メモリアルホール)
撮影/ルイ・オザワ:米国俳優
PhotographyCopyright © Louis Ozawa 2004 :Actor:
http://fukashi.blog50.fc2.com/blog-entry-190.html
"Song & BowzuMan,JION & nyc Cow”
in
NEW YORK 2004
撮影/ルイ・オザワ:米国俳優
PhotographyCopyright © Louis Ozawa 2004 :Actor:
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IMAGINE&Blowin’in theWind
With JION's bell★by Fukashi Hojo# 2020
『イマジン』ジョンレノン&『風に吹かれて』ボブディラン
そして尊厳の鐘(北條慈音2007年収録)
PhotographyCopyright © Odetta・M
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♢北條不可思:愚螺牛:プロフィール&リンク集♢
❝Song & Bowzu Man❞Profile & Links
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https://namowamidabuchi.blogspot.com/2021/07/song-owzu-manprofile-links.html
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♦北條不可思CD作品制作一覧♦
(Song Collection Album)1994~2021
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♦ブログⅡ・愚螺牛雑記: https://plaza.rakuten.co.jp/fukashihojo/
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♦ブログⅠ・愚螺牛雑感記《Blog officiel de Singing monk》♦
http://fukashi.blog50.fc2.com/
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【Activity history/活動略歴;1961~】
#2 ・・・略歴#1は、 此の世に生まれる前なので わからない。
http://fukashi.blog50.fc2.com/blog-entry-240.html
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PRESS/MAGAZINE scrap
【音楽表現活動メディア紹介スクラップ】
http://fukashi.blog50.fc2.com/blog-entry-252.html
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PhotographDocumentaryList
【フォト・ドキュメントリスト】
(Documentation:phonograph)
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〝歌うお坊さん/Song & BowzuMan″
39年(Thank You)をchachattoちゃちゃっと総ざらい
(2020年)https://note.com/dabuchi39180428/n/n7ebd2d9dd46a?magazine_key=m55718403f26e
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♦北條不可思*Official Site♦
http://fukashihojo.com./